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経営層のジェンダーギャップをライフテーマにしたら、APU学長出口さんに会えた話

今年4月、人生で初めて個人のミッション/ビジョンを作成した。

MISSION 人の動機が紡がれる世界に貢献する
VISION  まだ見ぬ可能性を最大化する構造をつくる

ビジョンに定めた「まだ見ぬ可能性」の一大テーマが「女性」で、自分が働く喜びを振り返りながら、「女性リーダーが少ない現実」に対してアクションしていくことに決めた。

心の支えにしていた記事をシェアしたら

細々とではあるが、「経営・管理職層に女性が少ない」ことに関して、社内外の人たちと壁打ちをしていくと、「やっぱり難しい問題だよね」と片付けたくなるような声が聞こえるようになった。

どうしたもんかと、思わずフタを閉めたくなるときに心の支えにしていたのが、立命館アジア太平洋大学学長の出口さん(当時ライフネット生命)の記事だった。

「取締役に女性起用を、海外投資家が迫る」という日経新聞の記事を読んだときに、出口さんの記事とつながり、Twitterでシェア。

このツイートが、思ってもみない方向に進んでいく。翌朝、まさかの、出口さんにフォローいただいたことに気づき、一瞬時が止まった。興奮のままに再びツイート。

この興奮ツイートに対して、出口さんからRTが…!!!!!

こんなことが今年6月に起きた。

そうだ、本当に会いに行こう!

しかし、そうは言っても、テーマを掲げてアクションし始めたばかりだし、会えるような実績もネタもない。来年くらいに行けたらいいなと、そう思っていた。

9月。一緒にコーチングを勉強している仲間にコーチングをしてもらっていたときに、最高の状態で12月末を迎えるにはどうしたらいいか、が話題になった。

そういえば、出口さんに本当に会いに行けたら、それは最高な2020年かもしれない。

出口さんに連絡しますとコーチと約束し、連絡するしないの葛藤が何週間かあり、ようやくやっとの思いで連絡。

こうして、出口さんにお目にかかれることになった。

会いに行く理由

なぜ会いに行くのか。私は何を願っているのか。何日も考えをめぐらせた。

・自分自身がベンチャーな環境でチャンスに恵まれた。一方、経営層になるほど女性がいなくなる事実に構造的な歪みを感じてきた
・時短勤務、契約社員、フリーター、様々なバックグラウンドを持つメンバーとチームをつくってきた。彼女たちが自分の可能性に気づき変わっていく姿を何度も目の当たりにした
・会社を設立してから6年、意思決定層における女性の割合は横ばいであった。このまま2030年を迎えるのは悔しい

何度考えても思うのは、ITベンチャー業界において、指導的地位に占める女性の割合30%に向けてアクションできなかったら、それはとても嫌だということだった。

最高の作戦会議

いざアポイントには、「個人のミッション」「2030年のありたい姿」「なぜやるか」「やりたいこと」「行動していること」を1枚のレジュメにまとめて臨んだ。

言葉にしがたい時間だった。余韻がすごい。

Twitterですれ違っただけの名もなきひとりの人間としてお目にかかり、個人のライフテーマをぶつけさせていただき、そして、思ってもみなかったアクション案にワクワクが止まらない。

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なんて最高に贅沢な作戦会議だったのだろう。

時間を割いてくださり、本当にありがとうございました。


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