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自分へのおみやげ

2ヶ月ぶりに北海道へ。洞爺湖・ニセコ・余市を周ってきた。

洞爺湖は映画「しあわせのパン」の聖地巡礼を兼ねて(2回目)。映画の雰囲気が誇張なく感じられる幸せなひととき。舞台となったカフェは居心地がよく、北海道に降り立ったばかりの私の体が一気にほぐれた。
あー幸せ。店内はカメラ撮影が禁止されているので、SNSで消費する・されるのせかせかした雰囲気から遮断された空気。電磁波アレルギーで悩むこともないだろうな。

同じく映画でも登場した、ガラス工芸品を扱うgla_glaを訪れた。雪解け水や氷のようなゆらぎのあるガラスのオブジェや食器を作っているブランド。
美しい水のある場所や、水たまりの中の小さな世界が昔から好きで。gla_glaの商品を手にとって触れているとワクワクの気持ちが蘇ってくるよう。カトラリーレストは1000円ほどで購入できた。私は単なるオブジェとして置いておく予定。

gla_glaに立ち寄る途中で気になるハーブ畑があったので、立ち寄ったところ、水蒸気蒸留法を使ってハーブウォーターを作れるワークショップをさせてもらえることになった。
ハーブ畑から自分の好きなハーブを採集し、20分程かけて蒸留水を抽出する。アップルミントやセントジョーンズワートの蒸留水を作ってみたく、それらをメインにしてみたところ、スタッフの方に土台となる香りが足りないと指摘を受けた。なので、ローズマリーも少々入れることに。ローズマリーのスパイシーで清涼感のある香りが土台になったけれど、後からアップルミントやセントジョーンズワートの優しい香りがふわりとやってくる。

道の駅はいくつか巡った。
北海道に来ないと手に入らない白樺水は私の手土産の定番品。ほんのりと甘い味がする。秋なので品数はそんなに多くなく、北海道の道の駅は山梨何かと比べて加工品も少ない。ハーブティーとか、蒸留水とか、乾物とかをもっと置いてほしいのにね。唐辛子とにんにく、焼き菓子、ハスカップジャムを購入した。

最後に立ち寄った余市駅の果物屋さんには、余市産のフルーツをつかった様々なジャムが並べられていた。種類の豊富さと手頃な価格、鮮やかな色のジャム瓶にテンションがあがる。以前余市のワイン祭りに参加した際にモリコーラのさくらんぼジャムを手にいれ、初夏の思い出がキュッと詰まったような味と宝石のような見た目の美しさに感動していた。そして、ここにもさくらんぼをまるごと使ったジャムが販売されており、即購入後、小さなポシェットに無理やりジャム瓶をねじり込んだのだった。

こうして買ったものを並べてニヤつくという体験ができるのは北海道がダントツ。香りと美しさと実用性と価格帯のバランスがとても自分好みだ。長野や山梨も気候が似ており、北海道と比べて新規性は少ないものの加工品のバリエーションが豊富でとても楽しい。ただしアメリカ産や中国産原料が容赦なく交じるため、裏面チェックに神経を減らさないといけない。

いいお土産を買った、と共有できる人が周りにいないのでnoteでぜひ発散させてください。いいお土産を買って、ちょっと幸せです。

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