夜中の家族会議

私が小学生だった頃
夜中に家族会議をしていた。

メンバーは・・
父、母、祖母、父の弟と嫁だったかな


私達３兄弟は
寝たふりを一度してから
その家族会議が開催されているのを
確認して
その様子を順番にこっそりみにいった。

こうゆうときの子どもの勘って
今思うとすごい・・。

そこで私が見た光景は
１対４の雰囲気。

母が１のほうで他が４に
わたしには見えた。

「私はなんのために今ここにいるんだろう」
「私の幸せってなんだろう」
って自分に問いかけたとき、
その時のことを
今ふっと思い出した。

なんだろうと思って
その時の情景を思い浮かべて
自分に集中してみた。

「私は母を助けてあげたかったんだ」

１対４になっている母に
「大丈夫だよ。味方だよ。」って
言ってあげたかった。

でも、今でも
それがかなっていない自分が
「何もできない自分なんだ」
っていう思いにつながっている

今までは
「何をやっても諦めてしまう自分」が
そうさせていると思っていたけど・・。

「私は母すら幸せにしてあげられなかった」
という気持ちから
自分をずっと縛ってきたことに気づいた。

だからきっと
今、同じような思いをしている地域の母（ママ）がいたら
助けたいとおもっているんだな・・。

決して母にとってあたたかい環境とはいえない中
家族を維持するために
子どもをうんで
その子どもが重度のアレルギーで
仕事をやめた母。

そうやって育児のせいで仕事をあきらめたと
言われるのがくやしくて

私は育児も仕事もあきらめないって
思ってきたし

子どもにそんな風にいう
母のことが許せなかった。

でも・・
母が何にかえても
命をつないで守ってくれた

ただそれだけで十分だった。

ありがとう。

その「感謝」こそが
母を助けることなんじゃないかなって

気づいた今日。
一つ夢に近づいた気がする。