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#1 商工会議所にアポなし突撃

「傾聴力で寄り添うDXアドバイザー」への第一歩

私は現在、フルタイムで働く会社員です。
akikom_rose 改め あられ です。

16日からスポットワークサービス「メルカリ ハロ」が全国展開され、スキマ時間を活用して働くサービスが出てきましたね。私自身も考え方は同じようなもので、本業を持ちながらスキマ時間でこれまでの経験やスキルを活かして、もっと広く社会の役に立ちたいと、「複業」(パラレルキャリア)に向けた活動をスタートすることにしました。

本業とは別に補助的な収入を得ることを目的とした「副業」ではなく、
甲乙つけずに複数の仕事をもって自由に働くことを目的とした「複業」。
音読みは同じなのに、キャリアを能動的に選んでいくイメージの「複業」という概念に、なんだか素敵だなと思いました。それに、夫も子もいない私には普段、仕事の肩書しか持たないので、仕事の中で色んな肩書を持てたら、今よりももっと生きがいを得られるのではないか、と考えてしまったんです。(浅はかですね…)

身近に会社員の知人・友人しかおらず、「複業」について相談できる人がいないため、短期集中でキャリアコーチングを利用することにしました。
職務経験や人生経験を棚卸しして、商品化できる経験やスキルを絞り出した結果、生まれた肩書が「傾聴力で寄り添うDXアドバイザー」です。

キャリアコンサルタント×IT(企画・元SE)を掛け合わせて生まれた肩書です。ITやDX推進は必要だけれども、社内にノウハウも人手もなく困っているお客様はどのあたりだろう・・・と思いめぐらしたとき、何となくはまりそうなのは中小企業や個人事業主ではないかと!
そこで、ネットワークづくりのヒントを探しに、商工会議所へ訪れてみました。

(前書きが長くなりましたが、ようやく本題!)

扉を開けると、職員が物珍しそうに私を見つめます。

商「何の用件で?」
あ「会社員なのですが、「複業」として仕事の経験・スキルを活かしてDXアドバイザーで中小企業を支援できる機会はないかと」
商「何か国家資格でもお持ちで?」
あ「中小企業診断士ではないんですが…」

商工会議所での一幕

そこから詳しい相談内容を聞かせてください、と打合せコーナーに案内され、色んなお話しをしました。まとめると、

  • IT導入補助金などが充実しているから、ITに課題を抱える中小企業はすでに活用している。(あなたがやろうとしていることは、補助金で支援しているし、中小企業の支援は商工会議所の本業でやっているので、重複すると思う)

  • ネットワークづくりなら、年に1回開催する会員交流会が良いと思う。(ただ交流会に参加するためだけに年会費を払うのはもったいない)

  • 相談で多いのは、融資相談。審査に通るには継続性のある事業計画となっている必要があり、事業計画が肝である。(ちょうど今週、事業計画作成のセミナーがあり、個人事業主を目指す人にも役に立つので時間が合えば参加してみてはどうか?)

アポなし突撃の私に怪しいレッテルを貼らずに、真摯に対応してくれたこと、とても感謝しています。

ただ…

「複業」での支援先を探しに行ったにもかかわらず、いつの間にか、私が個人事業主になるためのアドバイスにすり替わってる!?

会社員を辞めるとはひとことも言っていないんだが、、、

話を聞いて、私がやろうとしていることは、商工会議所の業務と競合している部分があったのかもしれませんね。

その他にも金言のようなお言葉をいただきました。

支援するにしてもターゲット(業種等)を定めておいたほうが、アプローチしやすいのではないか、ということ。

やみくもにIT課題を抱える会社とのマッチングを目指すのではなく、中小企業のマーケットを把握した上で、自ら支援したいターゲットを定めて仕掛けていく。

要するに「待つ」のではなく「動く」。

つい他力本願になってしまうところでしたが、それではいけない、と反省しました。

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