京都 瀧尾神社
*2024年1月追記*
1月11日に瀧尾神社へ行った時の動画をYouTubeにアップしていますので、よかったらご覧ください。
辰年の2024年に京都観光で人気スポットになりそうな瀧尾神社に行ってきました。
木彫りの龍が舞殿の天井にあることで話題になっていて、私が行った日も龍を見に来ている方がちらほらいらっしゃいました。
アクセスしやすいし、周辺に有名スポットも多いのでおススメです。
■瀧尾神社への行き方
JR奈良線で京都駅から1つ目の東福寺駅もしくは京阪本線の東福寺駅から北へ徒歩2分です。
京都市内各所から市バスで行く場合は、202,207,208,58,88系統で、東福寺バス停が最寄となります。
京都駅から瀧尾神社まで歩いていくこともできます。約20分
■瀧尾神社の由緒
境内にあった駒札によると創建時期は不明。
京都の多くの社寺仏閣と同様に、応仁の乱で焼失、秀吉の寺地整理により現地に移転。
現在の社殿は大丸創業家の寄進により整備されたそうです。
仕事運向上(商売繁盛・出世開運・金財運)の御利益があるとのこと。
祇園祭の大船鉾は1864年の禁門の変で車輪などを焼失してしまい、長らく休み山となっていましたが、2014年に後祭巡行に復帰しています。
山鉾を再興するのはとても大変で、数年かけて復帰するのですが、大船鉾は2016年に龍頭を再現しています。
その際にここ瀧尾神社の舞殿の龍を参考にして再現したそうです。
瀧尾神社の龍は江戸後期の彫物師・九山新太郎が製作しています。
彫物師の九山家は当主が代々九山新之丞を名乗っていて、木彫師の森哲荘氏が名跡を継ぎ、大船鉾の龍頭を作成されたそうです。
大船鉾では鉾の先に大金幣と龍頭を隔年で取り付けていらっしゃいますが、2024年は龍頭の年です。
瀧尾神社と大丸と大船鉾の関係性が見えて、とても興味深かったです。
■瀧尾神社から足をのばして
瀧尾神社の前を南北に走る本町通(地図の水色ルート)を南へ歩いていくと10分ほどで東福寺に行けます。
東福寺は臨済宗東福寺派大本山で、京都五山の第四位とされています。塔頭寺院もたくさんあり、重森三玲のお庭や現存する最古の三門など見どころ満載です。地図のピンクルートで東福寺に行かれるのがおススメです。
東福寺からさらに南へ15分ほど歩いていくと、伏見稲荷大社に到着します。千本鳥居が有名な、全国3万あるお稲荷さんの総本宮。
2~3時間ほどで瀧尾神社、東福寺、伏見稲荷を巡れると思います。
一日かけてじっくり見てまわるのも楽しいでしょう。
伏見稲荷から京阪に乗って祇園四条や出町柳など次のエリアに移動するのがおススメです。