海外旅行に行く前に読むnote vol.3
私は一人で海外旅行に行くことがほとんどなのですが、旅行会社のツアーやパッケージは利用していません。飛行機とホテルを自分で予約するスタイルです。
飛行機の調べ方や買い方の選択肢は膨大にあります。どの方法が正解ということはないと思っていて、自分のスタイルに合う方法で調べたり、購入するのが楽しいかなと思います。
ピーク時は年に6回海外旅行に行っていた海外旅行好きの飛行機の調べ方・購入方法とご相談者さんにお伝えしていることをnoteします。
飛行機チケット 調べ方・買い方
どこで予約するか
私は飛行機チケットを航空会社のアプリ・公式サイトで予約・購入していますが、HISなどの旅行会社に飛行機チケット手配を依頼されているご相談者さんはたくさんいらっしゃいます。
飛行機チケットは安くはない買い物なので、自分で購入するのは不安がある場合に旅行会社はありがたい存在だと思います。
旅行会社は手数料を公表しているので、「旅行会社名 旅行業務取扱料金表」で検索すれば、飛行機チケット手配をお願いする時の手数料を事前に確認できます。
JTB
HIS
ST World
飛行機チケット検索サイト・アプリ
私はSkyscannerとGoogle Flightsを見ています。
他にはExpediaやAgoda、エアトリやトラベルコなども利用している方は多いと思います。
同じような条件で検索しても、各サイトで検索結果の上位に表示される結果が若干異なります。
初めて割で安かったり、ホテルとセットで予約すると安かったり、検索サイト等に広告を出している航空会社が上位に来たり、スーツケースを預ける代金が含まれていないために安いフライトと認識されて上位に表示されたり、理由は様々です。
いいチケットを見つけるために、有名な検索サイトを全部チェックしてみるという方法もありますが、疲れてしまうので、自分が検索しやすいデザインのサイトを2つほどチェックするのがいいように思います。
航空会社も旅行代理店もOTA(インターネット旅行会社)も、ほとんどの旅行関係ビジネスを営む会社はAmadeusという同じシステムで座席販売管理を行っています。
どの検索サイトで検索しても、チケットの残席数は理論上同じです。多少の表示時差はあると思いますが、Agodaで検索すると残席数が多くて、Skyscannerだと残席数が少ないというようなことにはならないです。
LCCや格安旅行検索サイトで
「○○時間以内に予約すれば15%OFF!!」
「検索しなおすと現在表示されているチケット価格は再表示されません」
みたいなポップアップがブラウザに表示されることがあります。
急いでチケットを買わないと損するようなあおり表示を避けるためにはブラウザのシークレットモードで検索するのがおススメです。
いつ予約するか
飛行機のチケットは1年前から購入できます。
いつ飛行機のチケットを買うのがベストなのかは諸説あって、何が正しいのかは正直分かりません。
一般的に「早く買えば安い」というのが通説なので、試しにJALのサイトで月曜日出発の成田ーパリ往復を検索してみました。
1週間後:355,230円
3か月後:312,660円
半年後:277,660円
1年後:228,830円
通説通り、早めの予約が安くなるという結果になりました。
安く飛行機のチケットを買いたいという場合は早めの購入がいいと思いますが、飛行機のチケット代金は意外と短期間で上下に変動します。
Google Flightsの料金グラフで標準的な価格の変動を確認できます。
https://www.google.com/travel/flights?gl=JP&hl=ja
例えば東京からパリへの往復チケットを検索してみたら、1か月で25万円から40万円の間で価格が上下しています。
私は右上のバーで緑に近い価格のチケットを見つけたら買いどきと考えています。
私が年に6回程度海外旅行に行っていた頃は、旅行の1か月前に飛行機チケットを買うこともありましたが、生涯を平均するとおおよそ旅行の3か月前には飛行機のチケットを買っています。
フライトの決め方
私は消去法で決めています。
飛行機の乗継が2回以上あるフライトはなるべく避けるようにしています。どう頑張っても乗継が2回発生する都市に行く時は、到着後すぐにホテルで休憩できる時間帯に到着するフライトを選ぶようにしています。
飛行機のトータル移動時間が30時間を超える組み合わせは体力消耗がはげしいので、できれば避けています。どうしても30時間超過の場合は乗継空港でシャワーを浴びたり、仮眠できる場所がある空港を選ぶようにしています。
乗継空港で1泊しないといけないフライトスケジュールの場合は、空港ホテルの価格も調べてホテル代も含めて予算内におさまるようにしていますが、空港ホテルはどの都市でも高額なので、結果的に乗継空港で宿泊するフライトは選んだことないです。
空港によっては空港野宿(空港のベンチで一晩過ごすこと)を禁止しているところもあります。
空港野宿ができるかどうかはこちらのサイトで検索できます。
私は旅行が好きですが、空港も好きで、空港のことを調べられるこのWebサイトが大好きです。
明日になったらチケット代金が下がるかも、、、と考えがちなのですが、明日になったらチケットが売り切れてしまう可能性もあります。
スケジュールと予算にあうチケットが見つかったら、あまり欲張らずに購入するようにしています。
チケットを探し続けると疲れてしまいますし、旅行先で行きたい場所や食べたいものを調べることに時間を割いた方が楽しいと考えています。
チケットの予約・購入は航空会社で
SkyscannerとGoogle Flightsで自分のスケジュールと予算に合致するフライトを見つけたら、私は航空会社のアプリ・公式サイトからチケットを予約・購入しています。
Skyscannerの検索結果にチケット代金が安い旅行代理店が表示されることがあります。
検索結果画面に貼られているリンクから安い代理店のサイトでチケット購入を進めてみると、スーツケース預入代金が含まれていなくて、スーツケース預入代金を追加購入することになってしまいます。その際にスーツケース紛失補償の保険代金も上乗せされることがあるのです。安い旅行代理店は保険会社と協業するなどしていて、結果的に航空会社公式サイトで購入するよりも高額なチケットを販売していることがあります。
自分のスケジュールと予算に合致するフライトが見つかったら、まずは航空会社の公式サイトで金額を確認してみてください。
航空会社公式サイトのチケット金額と比較して、より安いチケットが見つかったら、そのサイトで購入してもいいと思います。
ただ、細かい条件で違いがあるかもしれないので、小さな文字で書かれている条件も見逃さずに確認した方がいいです。
私が航空会社のアプリ・公式サイトからチケットを購入する理由は、チケット変更などの手続きをする際に代理店を介さずに直接航空会社のアプリで手続きできるメリットがあるからです。
変更などの手続きが発生すると、都度代理店に手数料を支払うことになります。
他の購入方法としては、持っているクレジットカードのポイント還元率が高いサイトを経由してチケットを購入するのもいいと思います。
飛行機についてのあれこれ
チケットは紙もしくはデジタル
旅行代理店で紙チケットを受け取らないと飛行機に乗れないと誤解されていたご相談者さんがいらっしゃったのですが、飛行機のチケットは必ずしも紙チケットが発券されるわけではないです。
パスポートと航空会社のアプリ画面のQRコードで搭乗できる国際線もあります。
SDGsの観点や経費削減目的で紙チケットを発券しない航空会社は増えているように感じます。
日本の空港の航空会社カウンターでスーツケースを預けると、紙のチケットを発券してくれる航空会社が多いです。
航空会社の分類
LCC(エルシーシー)(Low-cost Carrier)は日本語にすると格安航空会社となります。基本チケット代は座席代だけとなっていて、スーツケースを預けるのは別料金、機内食は別料金、毛布も別料金、座席指定も別料金となっていることがあります。
座席幅が狭く、前の席との間隔も狭く、軽食や飲料の持込が禁止されているLCCもあります。
海外旅行の費用の大部分を占めるのは飛行機代とホテル代なので、LCCが就航している都市へ行く時はLCCを利用して飛行機代をセーブするのもいいですね。
LCCの反対語はレガシーキャリア(Legacy carrier)となります。フルサービスキャリア(Full Service Carrier)と言われることもあります。
全日空や日本航空などがレガシーキャリアの代表例です。
LCCとレガシーキャリアに大別されることが多いですが、LCCでもレガシーキャリアでもない、中間に位置するような航空会社もたくさんあります。
コロナ禍、円安、燃料費高騰などの影響でLCCが激安だったのは遠い昔のように感じます。最近はLCCとレガシーキャリアの価格差があまりないです。
航空会社
ご相談者さんから「○○航空会社は大丈夫ですか?」と質問されることがあるのですが、こちらのサイトで各航空会社の安全性について7段階で評価されています。
The Top 25 Safest Airlines For 2024
The 20 Safest Low-Cost Airlines For 2024
などでブラウザ検索するとランキングを閲覧できます。
無料閲覧できる記事数が制限されていることもあるので、リンクは貼っていません。ご興味ある方は検索してみてください。
私はこれまでいろんな航空会社のフライトに乗りましたが、航空会社の好みは特に無いですし、二度と乗りたくないと思う航空会社もありません。
航空会社というよりも、できれば小型機にはあまり乗りたくないなぁと思います。乗り物酔いしやすいたちで、スペイン国内移動するときに小型プロペラ機で酔ってしまって、マドリード到着直後に数時間寝込んで観光できなかった経験があります。
自分が乗る飛行機の機材や大きさは航空会社の公式サイトで検索することできますし、こちらのサイトでも調べられます。
航空会社のアライアンス
この3つが三大航空アライアンスとなっています。
いろんな国の航空会社がアライアンスを作って、コードシェア便を運航したり、空港でのオペレーションを協力したりしています。
私がよく利用しているカタール航空は、成田でも関空でも同じワンワールドに加盟しているJALのスタッフの方がカウンターチェックインを対応してくださっています。
同じアライアンスの航空会社だと、マイルを相互交換できたり、上級会員ラウンジを相互利用できたりします。頻繁に飛行機に乗る場合はアライアンスも意識すると、飛行機に乗る時にメリットがあります。
座席クラス
ファースト、ビジネス、コンフォート、プレミアムエコノミー、エコノミーなどの座席のクラスがあります。呼び方は航空会社によって異なります。
最近は上位クラスに乗る人が増え、機体床面積の50%くらいをプレエコ以上の席で占めているフライトもみかけるようになりました。
私は海外旅行ではエコノミークラスのチケットしか買ったことがありません。
でも、人生で2回だけビジネスクラスに乗りました。一度は海外出張で上司に同行した時、もう一度はフィンエアで無償アップグレードしてもらった時です。
エコノミー以外のことをほとんど知らないのですが、飛行機にはよく乗るので、ご相談者さんにヘッズアップしていることがあります。
短距離フライトでは前方エコノミー席をカーテンで区切っただけのビジネスクラスがあります。隣は必ず空席になり、機内食は少し豪華になりますが、エコノミーと同じ狭い座席に座るとこともあります。
広い座席のビジネスクラスに乗りたい場合は、航空会社の公式サイトで座席配置を確認したり、Seat guruで機材を検索してからチケットを購入した方がいいです。
飛行機の出発時間変更
飛行機は出発時間を変更変更することがあります。
下記の例では11月24日のフライトに対して10月15日に時間変更のメールがありました。
過去に何度か時間変更を経験しましたが、ほとんどが15分前後の変更でした。
エラーチケット
ビジネスクラスのチケットをエコノミー価格で販売するなど、人的ミスで安く販売されているチケットをエラーチケットといいます。
Goingのサイトではアメリカ発のフライトに限りますが、エラーチケット情報を得ることができます。
ご興味ある方はのぞいてみてください。
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