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キャンピングカーの実態

キャンピングカーを所有してから2年半が経ちました。

今日はキャンピングカーの不便な点について書こうと思います。ドイツのキャンピングカーシーズンはもう長くないので、このトピックもそう長く続かないと思うので、今日も遊びネタにお付き合いください。

まず、キャンピングカーは生活の場にしてはとても狭いです。

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我が家のキャンピングカーのレイアウトは、車体の一番後ろにシングルサイズの二段ベッド、その手左にキッチン、右にトイレ/シャワー。トイレの手前に座席。移動中に子供たちがカーシートを並べて座るベンチ兼食事/仕事のテーブル。

車前方、運転席の上はクイーンサイズのベッド。運転席と助手席は約360度回転するので、一人がけ用ソファのようにもなります。

キッチンにはシンク、3口のガスレンジ、電気とガスの切り替えができる冷蔵庫/極小冷凍庫。
通路に人が立っていると、大人もう一人が通り抜けるのは不可能です。


下水処理は手動です。

キッチン・シャワーの下水は、グレイウォーターとして、トイレのブラックウォーターとは別のタンクに溜まっていきます。
グレイウォーターは、車体の下にある弁を開いて排出します。

ブラックウォーターは、持ち運びできるキャニスターに溜まり、頃合いを見て取り出してトイレの下水を処理できるところに持っていき空にします。

残念ながら、家にいる時のように、流れていけば自動的に終わり、ということにはなりません。処理は自分でしなくてはいけません。

アメリカのキャンピングカーはブラックウォーターも車体の下の弁を開いて排出していました。
蛇腹のパイプをタンクの出口に接続して、下水処理用土管に繋がるバルブにもう片方を接続してからキャンピングカー側の弁を開けます。

基本的にブラックウォーターを排出してから切替バーでグレイウォータータンクを空にして、蛇腹パイプの中側も同時に洗い流す、という流れ。

何度かやったのですが、一度失敗をして、ブラックウォーターの弁を開けたときにパイプが外れて、汚水をかぶってしまいました。あの時の体と鼻に染みついた臭いはひどかった 涙

他の不便な点は、人が動くと車体全体が揺れる、ということと、子供が寝た後はできるだけ静かに過ごさないといけない、ということ。
クローゼットを開けるのもトイレを使うのも気を遣います。子供が寝ながら壁を蹴ると、すごく大きな音がして、いちいち私がビクッとします。

小さい空間なので、余計にお互いに気を遣う必要があります。
通路は大人一人が立てばもう横幅いっぱいなので、通りたかったらその人がどいてくれるまで待たないといけません。

でも、私たちはキャンピングカーライフを楽しんでいます。

車を停めればどこでも我が家の庭のようになり、洋服が汚れれば着替えもある、お腹が空けば何かしら食べ物もある、お湯も沸かせる、知らない場所でトイレを探す必要も無い。

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”Home is where the road is" 可能性を感じる言葉だと思いませんか。

キャンピングカーは不便だけど便利。人によって、生活の中で妥協できるところ、できないところは様々ですが、私たちはキャンピングカーの利便性と無限な可能性の提供のほうを重視しています。

アメリカやドイツでは、キャンピングカーの駐車場は一晩の利用で、無料~3500円くらい。家族4人でホテルに泊まるより確実に安いです。そして自由が利く。同じ場所で数日過ごすでも、気ままに色々立ち寄るでも、目的地に直行するでも、旅の目的に合わせて自由自在に動けます。

そして、昨夜もドイツ時間午前3時から、WEBUO主催のECアカデミア for ママの講座に出席をしましたが、車の中から仕事できるスペースがある、PCの充電もできる、データ通信があれば仕事も完結できる、と、私にとってはベネフィットの方が格段に多いです。


こんな自由なスタイルで仕事をすることも可能、そしてこういう働き方も受け入れてもらえる環境。それがおうちママ部です。☝