【折り紙と息子とわたし７】手汗が原因（らしい）''シーズンオフ''を終えて、キングキドラと不思議の国のウサギ

７月頃からだったでしょうか、息子は折り紙のことを忘れてしまったかのように、まるで折ろうとしなくなりました。
最初は「折らないの？」とか「新しい作品に挑戦する？」とか声をかけていましたが、一向に動き出す気配はなく。

あー、折り紙ブームは終わってしまったか、、、と、少し寂しい気持ちになりましたが、「ま、またいつかハマり出すだろう！」と気持ちを切り替えて、以来、折り紙のことは口にしませんでした。

世間が「暑い暑い」と大騒ぎをした猛暑を過ぎて、秋。
「ママ、うさぎを折らない？」と折り紙デートのお誘い！

え、え、久しぶりじゃー〜ん。うん、一緒に折ろう！

「ママでも折れる、レベル★３つだからね」という言葉通り、ふむふむ、私でもスイスイ折れる！　途中、幾度か「これは…」と折り図とにらめっこする場面もありましたが、息子が手を貸してくれて、なんとか「不思議の国のアリスに出てくるウサギ✖️２」を完成させることができました。

手前が息子作、奥がわたし（母）作。
母はうさぎの燕尾服をまだ完成できていません。

やっぱり手汗が気になっていたみたい

息子は口にしませんが、折り紙に積極的になれなかったのは、どうやら手に汗をかくのが気になっていたからのようです。

秋になって涼しくなり、手にかく汗の量も少なくなってきたのでしょう。息子の折り紙熱が復活して、私も嬉しい。

そうか。息子にとって夏場は、「折り紙のシーズンオフ」なわけですな。

シーズンオフ明けての第一号作品はキングキドラ。
試行錯誤した後があちこちに…。

実を言うと、息子の手汗は相当なもの…だと思います。
夫は「漢方か何かで、体質改善はできないのか」と言いますが、一時的に汗を抑える塗り薬はあるものの、根絶する方法はなさそうです。

意識をすると緊張してなおさら汗の量が増えそうなので、息子には「ちょっと汗かきなんだね」とか「最近暑いから、仕方がないよ」と声をかけて、私もあまり気にしないようにしていました。

＊　＊　＊　＊　＊

ある日、息子の手汗に気がついたママ友が言いました。
「私も手汗がすごいんだけど、大人になるまでこれが普通だと思ってた！」「え？　そうなの？　大人まで全然いける？」
「大丈夫、気にしなければ、全然大丈夫！」

彼女の息子さんも手汗がひどいらしいのですが、「本人が本格的に悩み出すまでは、黙っておこうと思う」と、私と同じことを考えていて、ほっ。

「『○○くん、手汗がすごいねー！』って、笑って手を繋いでくれる彼女を見つけてこいよ！」と、二人で笑い合ったのでした。（いるかしら…）

手汗の悩みはこの先も続きそうですが、とりあえず今年はシーズンオフが終わったし、次はどんな作品を折ろうか楽しみです。

＊　＊　＊　＊　＊

今日の作品①：不思議の国のウサギ（作者：松田景吾さん／「端正な折り紙（山口 真）」より）
今日の作品②：キングキドラ（作者：小笹径一さん／「秀麗な折り紙（山口 真）より）