【折り紙と息子とわたし8】小1息子のLOVEな折り紙
真夏のシーズンオフを終えて、小1息子の「折り活」=折り紙活動は以前のペースに戻ってきました。
ここ2ヶ月で仕上げた作品は、「死神」やら「キリン」やら遊べる折り紙やら、上の娘とハマっているYOUTUBE先生の作品やら・・・と、バラエティ豊かでそこそこの完成度で、「へー、すごい、よく出来ているね」と一緒になって楽しんでいるのですが。
ええ、想像してみてくださいね。部屋はぐっちゃぐちゃです 泣。
そして、今週に入って完成させたのが、この2作品。
「マコトローズ」と「愛をひらく鍵」です。ちょっとドキッとしませんか?
マコトローズは「端正な折り紙」(国内外の折り紙作家が手がけた作品を多数収録した本)に掲載されており、著者の山口 真さんご自身が考案された作品。
1000種類以上の作品を世に送り出してきた山口さんの「お気に入り」であり、「何度も何度も試作を重ねた」作品なんだそう。
紙で作られているのに自然な丸みを帯びている不思議さ、生花に負けない美しさと存在感。そんなマコトローズに私もすっかり見惚れ、「折ったるでー!」と挑戦しましたが、ものの見事に撃沈。
なんというか、同じことの繰り返しって、おばさん苦手ね。どこまで折ったのか分からなくなって、無駄な折り目だらけになって、私は半分涙目になって、完成を諦めたのでした。
息子はそんな私をほったらかしにして、確か2回目の挑戦で見事にマコトローズを完成させました。
それがもう、2年くらい前の話でしょうか。
今や彼は「マコトローズ」を完全に自分のものとしていて、「素折り」(何も見ずに折れること。acco語)できるようになった。
そしてこのバラを、クラスの女子にプレゼントするのだという。
小1男子が女の子にバラを贈る、その場面をのぞき見しに、学校へ行ってもいいでしょうか?
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そしてもう一つのLOVEな作品は、「愛をひらく鍵〈Key to Love〉」。
これは、なぜかクラスの男子にあげるのだという。「作って」と言われたらしい。
友達に渡すという日の朝、うっかり持っていくのを忘れていた息子が、「あ!『愛をひらく鍵』!」と取りに戻った時、夫が「え? なんて? 愛…?」と目が点になっていたのが面白かったです。
この作品の面白いところは、24センチ✖️3センチの、細長〜い折り紙から始まる点。細い紙を、小さなお手手で器用に折りたたんでいく様子は、見ていてなかなか面白い。
24センチ✖️3センチサイズの折り紙は販売されていないので、24センチに近い折り紙を3センチ幅にカットする。
これが難儀な作業で、定規を当ててカッターナイフやハサミで切っても、どうしても真っ直ぐにはならない。いや、私にとっては真っ直ぐなのだけど、息子にとっては真っ直ぐではなく、なかなか認めてもらえないことが増えてきていた。
ある日、息子が「100円ショップで買いたいものがある」というので連れて行ったら、
「お小遣いでこれを買う」と言う。
え、でも100円じゃないでしょこれ。と思って見たら600円。(最近の100均は、物価高が響いているんでしょうね、例外が増えてきていますよね)
まー仕方がないかと思って、半額を家から出してあげました。
これがあれば、「折り紙を切って!」「真っ直ぐじゃない!」のストレスから解放される〜、と思って。
今やあちこちで引っ張りだこの、我が家のヒット商品となりました。蛇足ですが。
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今日の作品①:マコトローズ(作者:山口 真さん/「端正な折り紙(山口 真)」より)
今日の作品②:愛をひらく鍵〈Key to Love〉(作者:フランシス・オウさんFrancis Ow/「端正な折り紙(山口 真)」より)
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