見出し画像

【転勤族】家購入前に話し合った12のこと

皆さんこんにちは。
FPサテライト株式会社所属ファイナンシャルプランナーの畑野あきこです。

転勤族の家問題、悩ましいですよね。
今回は2022年6月に新築戸建てを購入した転勤族である我が家が、家を買う前に話し合った12のことをご紹介します。

同じように家の購入を迷う転勤族の皆さまのお役に立てることを願っています。是非最後までご覧ください。


我が家の状況

まず前提となる我が家の状況をお伝えします。

  • 夫転勤あり(国内・海外)

  • 妻FP1級所持(家を購入後に資格取得)

  • アメリカ駐在経験あり(2017年から2022年)

  • 子ども2人(2024年現在7歳4歳)

家の購入を決めたのは、2022年6月。アメリカ駐在から本帰国してきてたった3ヶ月後のことでした。
正直にいえば、当時「そんなに焦って決めなくてもいいのでは」と制する声もありました。
けれども、私と夫は十分に話し合っていたので、周りから何を言われても「やっぱりやめとこうか」とはならなかったのです。

今回は、そのときに話し合っていた項目を12個ご紹介します。住宅購入後、FP1級の資格を取得し今はFPとして活動する私が、特に重要だったと感じていることをまとめています。
当時の私たちのように、転勤族でありながら家の購入を検討している人の参考にしていただけたら嬉しいです。

12の項目を以下の5つに分類しています。

  • 今の住まいのこと

  • 今後の転勤のこと

  • 転勤中の住まい

  • 将来の住まい

  • お金のこと

それでは、早速みていきましょう。

今の住まいのこと

1.今の家に満足してる?

➡今の家が手狭になっていないか、次の転勤まで今の家に住み続けられるか。

我が家の場合、本帰国後借りた家がとても狭く、4人家族で長くは住めないと判断しました。
転勤先で借りる家は、じっくり時間をかけて選べないケースも多いのではないかと思います。

当時、本帰国に向けて海外から家を探していましたが、時差もあり家探しは予想以上に難航。なんとかして見つけた家でしたが、住んでみると狭くて家購入を考えるきっかけになりました。

2.家賃補助はいつまでいくら出る?

➡家賃補助の条件次第ではそのまま賃貸に住んでいた方がお得なケースも多い。

私たちも家賃補助のことを考えたら、金銭的には賃貸の方が圧倒的に有利な状況でした。けれども、当時借りていた家の「住みにくさ」から住宅購入に踏み切ることに。

今後の転勤のこと

3.いつまで転勤について行く?

➡子どもが何歳まで転勤について行くか、結局これが大問題。

これは本当に家庭によって考え方が異なるところです。
我が家は子どもの年齢的に「次の転勤まではついて行こう」というところまで決めています。

また、ちょうど上の子の小学校入学と重なる時期でしたので、このタイミングで家を決めてしまいたいという思いもありました。

4.受験はどうする?

➡家を買うときになんとなくでもイメージはあった方がいい。

3.で話し合った「次の転勤まではついて行こう」が軸になっています。我が家は次の転勤も海外を想定しているので、転勤のタイミング次第で子どもの進路を考えることになると思います。

転勤中の住まい

5.転勤中に家を貸すのはアリ?

➡転勤についていく場合、その間の家はどうする?せっかく買った家は貸せる?

我が家は転勤している間、家を貸そうと話しています。
その前提で家を探していたものの、実際に住み始めると愛着が湧き、誰かに貸すことを想像すると正直複雑な気持ちになります。。

6.家賃相場はチェックした?

➡家を貸すならいくらで貸せそうかも見ておいてほうがいい。

私たちは家を貸す前提だったので、家賃相場を調べました。ローン返済額と家賃相場を比較したら、家賃相場が月々の返済額を少し上回る位でした。(もちろんその数字は絶対ではありません)「何かあったときは貸せる」と考えると、気持ちが少し楽になります。

7.海外駐在があるなら、一時帰国中どこに滞在する?

➡一時帰国のときの滞在先は意外と悩む。

私の知り合いの転勤族家庭は、購入した住宅に一時帰国の間滞在するため、賃貸には出さないという選択をしています。
我が家は賃貸に出す予定なので、一時帰国した際にはホテルがairbnbを利用しようと考えています。

将来の住まい

8.子どもが独立したあとどうしたい?

➡ずっと同じ家に住むか、将来住みかえたいか?

将来的にもできたら今の家に住みたいとは考えています。ただし、2階リビングなので、歳をとった時にどう感じるかわからないかな、とは思っています。

9.その家、将来売れそう?

➡住みかえを考えるなら将来売れるかという視点も必要

現時点では住みかえは考えていませんが、数十年後に売るとしたらどのくらいの価値が残るか、というのは購入時に検討しました。

お金のこと

10.予算はいくらか?

➡貸してくれる金額と返せる金額は違う!ライフプランで確認必須。

不動産屋でFPにライフプランを作成してもらい、予算を確認しました。
今思うと「家を買うため」に作成したライフプランでしたので、もう少しじっくり向き合えばよかったという思いがありますが、教育費や老後資金も見越したうえで購入を決められたのは安心感がありました。

11.他の選択肢考えた?

➡新築?中古?マンション?戸建て?リフォーム?冷静に他の選択肢「じゃない」説明できる?

家探し中は、冷静にと思いながらもかなり熱中してしまっていました。そのなかでも「なんでこの家なのか」はよく話し合ったポイントです。

12.誰かに相談した?

可能な限り「家を売らない立場の人」の意見を聞いた方がいい。

転勤族で住宅購入を経験した友人や、親世代の意見を聞いて話し合っていました。
今はFPとして住宅購入する前の人たちの相談に乗ることもあります。
「家を見て熱中する前に話してよかった」という感想をいただくこともあります。

まとめ

いかがでしたか。今回は転勤族ながらに家を購入した我が家が話し合ったポイントを12個お伝えしました。
同じように住宅購入を検討する人が家族で話し合うときに参考にしていただけたら嬉しいです。

金融商品を販売しない相談専門のFPとして、住宅購入前のライフプラン作成や住宅予算の相談を承っています。下記のリンクより備考欄に畑野あきこをご指名のうえ、お申し込みください。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?