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念願の私設図書館(京都)

3年ほど前からその存在を知り、大文字山を銀閣寺方面に下山した際にはどこにあるのかなと捜してみたりもしていた、静かに自習できる図書館にやっと来訪が叶ったのよ。場所は昨年突然見つけていたので今回は開場時刻を目がけて雨にもマケズやってきた。

土曜日にも仕事が入り続けていた2月をやり過ごし、やっとこさ土日が自由になる喜びを感じるも束の間。
あーー 大変だっ、
来月から新年度が始まっちゃう? え、それ本当? という驚愕の事実に直面したのです。(知ってはいたのだけどリアルに想像はできていなかった)

大学ってところはセンター試験、前期日程試験、後期日程 とポンポンと公式行事をこなしているうちに、企業を招いて説明会を開くわ、大手企業の応募が始まるわ で目の前にすだれがぶら下がっているよな視界でことがやってくる。その波に乗れるようになんとなく緊張しながら繁忙期を泳いできた。
そしたらすだれどころが、大きなカレンダーがめくられて「ささ、こちらへ」「次のメンバーがお待ちですよ」状態に誘われる。

はい、新年度4月になれば卒業の感傷の感情は過去に置き、フレッシュな面々を前に次なる物語を展開していかねば なのである。
一つ、授業OKしてましたよね ハイ。
別の大学での授業が始まりますよ ハイ、どんな様子か想像つきませんがおそらく全力でお届けできると思います。
本拠校でのガイダンスしたいと言ってましたよね ハイ、1回こっきりしか参加しない人にも届けなければと志高く思っています。が、まだ完全には準備できていません。あ、たった60分で完結ですよね、頑張ろう!

という、このあとの1ヶ月に切羽詰まった出来事が起きる。そう、間違いなく起きそうなのです。
それを整え、少しでも形にせねば    という理由で、ここ私設図書館にやって来たって訳。

京都大学近くに小さく、おしゃれな白い洋風の外観で待っていてくれるこの図書館は夜遅くまでやってくれている。コーヒー一杯程度の料金でこの空間を使わせてくれるどころか、水やお茶は無料で電源や通信環境もバッチリ。何よりも使う人たちがとても静かで配慮ある行動をしてくれつつ、おのおのの勉強や思索をして過ごしている。
私の大好きな番組「ドキュメント72時間」にも取り上げられたくらいで、そりゃそうだろうと思う。

カフェ難民になることなく堂々と居られて、自宅でのなんだかお腹すいたな、何つくろうかな?TVつけちゃおうかな的な雑念とも無縁。
家から遠いのが難だけどきょうはやるぞな意気込みで京都に来るのもいいだろう。ひょっとしたら山や植物園やお寺の帰りに寄るかもしれない。

さて、これから2本、構想を固めてから前年度のスライドを覗くとしよう。この作業、逆にするとどうもいけない。これはやっと経験で知ったこと。いろいろ使えないアプリはあるものの、これからも私のMacBook Airとはお友達として連れ歩こう。
整った気持ちで年度の区切りを越えてみたい。

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