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リアリティーTVどころじゃないよね。。。

昨日、この先3年(と思う。上院議員の選挙は6年ごとで、3年ごとに3分の1が新たに選挙されるシステムらしいから)のアメリカ上院で、どっちの党が主権を握るかをかけた選挙が1月5日にジョージア州であった。

なんでこれが重要だったかというと、ここのところ、アメリカの上院は共和党が多数で、いくら民主党が下院の多数を握っていても、大統領が民主党でも上院が共和党だと、話がまとまりにくい、という状況にしょっちゅう遭遇していたから。別の政党状況でも同じこと。上院議員選挙のあったほとんどの州は大統領の選挙と同時に上院議員の選挙も行っていて、ジョージア州だけなぜか1月5日、と後になっていた。なんでなのかは改めて調べてみようと思う。

11月の頭にあった大統領選挙の際に、この上院の多数をどっちの政党が握るのか、とかなり切羽詰まった状況だったんだけど。。。結局それはさらに2カ月先まで持ち越した。つまり11月の大統領選挙と時点ではどうなるのかわからず、昨日のジョージア州の選挙までが決めて、となる結果だったから。

開票の結果、2席あるうちの両方とも民主党が勝ち取り、上院、下院とも民主党が多数を占めることになった。上院に関してはVPになるハリス氏が引き分けを打ち破る票を投げることで民主党が51%確保という形になるみたいだけど。要するに上院にしても下院にしてもギリギリ半数以上を民主党が占めているだけで、例えば政策の内容によっては通らないものも出てくると思う。

なんにしても、民主党ヴィクトリーなところへ来て、今日(1月6日)は大統領選挙の投票数を検証し、バイデン氏を正式に時期大統領と認める日。その為に上院議員がワシントンDC の国会に集まってその作業を進めていた、と言うのが私の見解でございます。

ワシントンDCからずっと離れた私らの一日は全く普通に始まった。

朝7時45分ごろ息子ちゃんをたたき起こす。後15分で学校だっつうの。目覚ましは7時15分ごろにセットされているが。。。

私はいつも通りシャワーを浴びて、仕事用の服を着て、お化粧も少しして、仕事に取り掛かる。最近太り過ぎで以前の服が入らなくなるのを恐れて、仕事用の服を毎日着ることにした。誰に会うわけでも仕事場に行くわけでもないが。自分に対する注意警鐘なのである。

夫はランニングに行った模様。私が起きた時にはいなかった。そのうち帰ってくるだろう。

私の仕事はいつも通りの調子で、うわぁぁぁ、そんなん自分で考えてよ、というメールから、頼んでおいたあの件どうなってる?(今タイプしてますよ、ほっといてくれたら後1時間ぐらいで仕上がるっちゅうの)とか、あ、午後にあるミーティングの為に言いたいこと整理しなければ、とかそんな具合だった。そして煮詰まってきたので、ちょっと散歩にいてくるわ、とフラリと外に出て、帰ってきたら、夫、息子ちゃん、下のクレイグとレックスとが大騒ぎをしていた。

何事?

と聞くと、

今まさに、トランプサポーター(支援者)が国会を取り巻いて、中にまで入って行っちゃったのよ!!!!!!!お巡りさんとかもいるけど、あの人数じゃ勝てないわ。

トランプサポーターって信じられんことするけど、2020年とその前の年からして信じられんことの定義が変わってしまったわよ!!!

と言う感じでまくし立てられた。

何が起こったの?と聞いて、Youtube の実況中継も見せてもらったけど、マジ!?!?!?! こんなことって起こりえるのか~~~~? 何を考えているのだ、トランプサポーター? というか、怖いもの無しで何にも考えていないのか? 散々2020年にいろんなものを見てきて、もちろん大統領の「え?マジですか?」と言うような行動や発言も含めて、私の持っていた常識とか、他人の持っていた常識とかあらゆるものが覆されたと思ったが! 「そんなん有り得ないよ」とか、「そんなんで切るわけないやん」と思っていたことをやってのける人がいて(特にトランプ大統領)、はっきり言ってアメリカ人の常識が足元から覆された年だったと思う。そして大統領選挙があり、バイデン氏が次期大統領になり、これで次の時代(?)へと移り変わっていくのか、なんてのんきに構えていたけれど。

2020年が歴の上で2021年になったからって、すべてが新しく美しくなるわけではなく、ここ6日に関して言えば、新年の6日間、まさにステロイドを盛られた2020年、という感じだ。さらにエスカレートしているぞ。

こんなアメリカ崩壊、状態を他の国の人はテレビで見ているんだろうか。それこそリアリティーTVを見ているようじゃない?リアリティーTVだとお金持ちの奥さん同士のいがみ合い、とか見せつけ合い、それに一人の男/女を巡っての争い、とか他にどんなテーマがあったっけね。ヒトラーの作り方、とかね。こわっ 今まさに起こっているような気がするから。

国会を襲った暴動もようやく治まったようで、選挙投票の検証も終わり、バイデン氏が大統領選挙の勝者と確証されたようだ。YouTubeのDCからのニュース生中継によると。

話が飛ぶようだけど、確かベルリンの壁が崩れた時、高校生だった私は、すごい! 歴史的な瞬間を生きている! と思った。その時は日本にいて、遠いドイツで起こっていることに対してそんな風に思っていた。今日は、というか2016年にトランプ氏が大統領になってから、数々のすごい! 歴史的な瞬間を生きている! と思った瞬間があった。それこそソーシャルメディアを使って民意を操作する、ということからロシアの選挙に介入疑惑だったり、一年ほど前にはこれで大統領任期終わりか、と思われるImpeachmentがあったにも関わらず、そこ吹く風、みたいに抜け出してきたトランプ氏。数々の常識が塗り替えられて、もう驚くこともそんなにないかな、なんて思っていたら。2021年も歴史的瞬間満載になるんだろうか。


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