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燃え尽き症候群 -Burnout-

仕事で、もう駄目だ。。。 と思ったときに連絡する友達が何人かいる。その時に自分の求めている救いを手渡してくれそうな可能性の高い人々だ。求めているものによって助けを求める相手も違う。

軽い程度の「もう駄目だ。」なら、一緒にビールを飲んで、あ~やってらんない、と言って愚痴を聞いてもらえる人。

それからもうちょっと仕事の内容や人間関係も理解してくれている人に話を聞いてもらう時。

そして、暗くてドロドロになった時に、うっうっうっ という感じで連絡をする友達。

先週私は、この最後のカテゴリーの友達にテクストを送った。

個人的な理由で仕事を長期(3か月から6か月)休もうと思ったことってある?」と。

個人的な理由とはもちろん心の疲労である。私のこんな相談に手ごたえのある反応で対処してくれるのは彼女ぐらいだ。だって彼女も同じような疲労を何度も経験しているし、私と似たような仕事に関する世界観を持っている。そしていろんなジャンルの本やジャーナル記事をたくさん読み、ポッドキャストを聞き、なんだか達観し過ぎでは?と思うような非常に冷静な目で世の中を見ているひとだ。私らは幸い、同時にドロドロ期にハマることが無いので、うまい具合にお互いをとりあえず沼の淵にとどまらせるようにできているのではないか、と思う。私が彼女にとってどれほどの救いになっているかは知らんが。

彼女に悩みを問いかけてみると、それから2~3日、これちょっと聞いてみて、とかこれ読んだことある?という感じでテクストが送られてくる。

今回送られてきたのは燃え尽き症候群(Burnout)について二人の女性が話し合ってるポッドキャストとSciFiで、Multiverse(現実は無限にあり得る筋道がある、というコンセプト-パラレルワールドみたいなものと思う)の小説だった。

40分ほどのポッドキャストを聞きながら、まるで講義でも受けているようにノートにメモを取っていた。

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燃え尽き(Burnout)るのと、気持ちが沈むの(Depressed)とどうちがうの? 症状的には似た感じじゃない? でもねBurnout というのは非常に精神的に、気持ち的に疲れ切っている状態のことで、Depressedという状態と比べると(話し手の一人はうつ病と長く付き合っている)Depression はそれこそ風邪をひくみたいな感じで、あ、また来ちゃったってわかるし、とりあえず収まるまで待つしかないわね、と私は対処するんだけど、Burnoutはゆっくり忍び寄ってくるのよ。それこそ初めはろうそくに光がともってきれいねぇ、なんて思っていたら気が付くと燃え尽きて灰しか残っていない、みたいな。

元々Burnoutという単語は医療関係に携わる医者や看護婦、あるいは体の自由の利かない方のお世話をする人達が感じる極度のストレスのことを指したのが由来らしいのね。その意味は自分を犠牲にしてまでも、人をお世話する仕事に携わる人達が感じているストレスのことだったの。私たちって(ポッドキャストの二人)お互いコーポレート社会で働くのが辛くってフリーランスになった者じゃない。だからあえて言うけど、仕事ってどんな仕事であっても自分を犠牲にするってつきものなのよね

長い間仕事に関するストレスを感じていて、仕事に対してシニカルになったり、全く興味を持てなくなったり。あるいはこれ以上仕事なんてできない、と思ったらBunrout しているんですよ。

それでね、2018年のリポートなんだけど、ギャラップ社が発表したBurnout についてのリサーチがありまして。それによると、Burnoutにつながるトップ5の理由というのが:

1)普通じゃありえんだろう、というような期日(要するに期日までの時間が少なすぎる)
2)上司からのコミュニケーション、あるいはサポートが無い
3)任務・職務内容がはっきりしていない
4)さばききれない仕事量
5)不公平な扱い(昇進やお給料、贔屓、同僚からの嫌がらせなど)

じゃぁ、オフィスで働くことをやめればBunrout ならないのか、というとそうではないのよね。実際さっきも言ったけど、どんな仕事をしていてもBurnoutの可能性というのはそこかしこにあるのよ。それを肝に据えて生活しないと、スキを見せると忍び寄られちゃうのよ。

ところで、じゃあさ、オフィスで働こうが、フリーランスで働こうが、Ambition(野心)ってどうなるの? 改めて野心ってどういうこと?それで生きていくうえでどういう風に付き合っていくべきなの?

そう、私もそれを考えてたのよ。そこで、いつものごとく辞書にお伺いを立ててみました。^^Ambition の辞書の意味ってね、「何かをしたい、成し遂げたいと強く思うことであり、大概にして強い意志とハードワークを要するもの」(稚訳でございます。)なの。ということは、私に当てはめて考えるとね、Burnout しない、というのは私の野心でもあるわけよ。
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彼女ら二人のポッドキャストは”Call Your Girlfriend"というシリーズで、遠距離に住む女友達がその時々の思ったことや悩みについてお題を出し合い、意見の交換をする、という感じだった。そしてこのBurnoutのお題を最後に、6年以上続いたポッドキャストしばらくお休みすることにしました~ わたしらBunroutしちゃってるよね、と同意したので💖。とくくられていた。

そうだ! 私もBurnoutしないのを自分の野心にしなければ!

ギャラップ社の人がBurnoutする理由トップ5,4つまで当てはまるではないか! 

あほらし。仕事にズタズタにされる人生を歩みたいっていつ決めてん? こんな風に生きたかったのではないぞ。

とちょっと話が飛躍するかもしれないが、改めて、個人的理由の為(心の疲労を理由に)仕事を3か月ほど休む決心をした。夫にも伝えておいた。そしたら本気っぽく仕事探しを始めた模様。

とかいいつつ、今月の半ばが期限のプロジェクトが一つあるので、それを終えたら一時休暇のリクエストを出そう、と明日すぐに、と行動できないのがあんか辛いところでもある。そしてリクエスト出しても多分揉めるだろうから、実際休暇に入れるのは4月の半ばになるかしら。。。と思う。

けれどそう決めたら、う~む、回収できそうなお金はさっさと回収するに限る、と思い、猛スピードで去年の税金申告の用紙を書きまくった。3時間ぐらいかかったが、今までにない異例のスピードだった。去年は収入が減ったので税金のかかる枠が一つ下がったのではないか、と思う。だからお金が戻ってくるはず。

そして夜には進められていたSciFi小説 Midnight Library というんだけど、をキンドルでダウンロード。いきなり主人公が自殺するいきさつから話が始まる。。。



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