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まずは日本酒のクラス終了

1月は週末ごとにお昼からお酒を飲んでいました。^^

今年の抱負 -自分の学びたいことを学ぶー の実現に向けて、1月はSake Professional Courseを受けてみた。酒伝道師のジョン・ゴントナー氏が教えてくれるお酒のコース。普段なら日本でしか受けれないコースなのに、COVIDのおかげでオンラインでも受講できることに。それを知って速攻受講を決めた。お酒が好きなお友達と一緒に飲んでいるのも楽しいが、自分のお酒の知識もある程度あるほうがさらに楽しみが増える、というのをここ数年感じていた。もちろんここ数年一緒に日本酒を飲んでいるお友達が、以前受けたSake Advisor Courseの講師で、彼女から聞くお酒のうんちくについていけるのが楽しいから、というのも大きいけど。

ここから先はジョンのSPCクラスの広告のようになるけど。。。

オンラインで受講できるようになった、というのは日本酒の良さを深く知ってもらって、さらに日本酒を世界に広げよう、というジョンの酒伝道師の心意気(?)にとても沿ってるよね、と思った。なぜか。

私が受けたコースはオンラインを始めてから3回目だったらしいけど、75人も受講生がいて、みんなそれぞれいろんなところから参加しているのだ。多くはアメリカやヨーロッパ。何となくスペインが多かったような気がする。ワインに詳しい人も多い感じだった。それから日本の方も参加していた。実際に日本で行われるSPC に比べると、テイスティングできるお酒の数も限られるし、参加者が全員同じお酒を入手できる状況が整っていない現状、いつもなら80から100種類テイスティングするのに、その機会が限られてしまうのはとても無念、と何度もジョンは言ってた。それからオンラインだと、クラスが終わった後にみんなで食事に出かけて親睦を深める、ということもできないので、それも彼にとってはかなり残念なところだったらしい。それは私も同感。

だけど、日本に行かなくてもあなたのクラスが受けれる、というのはそれを大幅に上回るメリットがありますよ!!!といわずにはいれない。

ジョン・ゴントナー氏のことを知ったのはNetflix でKampai!For the Love of Sakeを観てからだった。多分2019年とかの話だと思う。それで、おぉ、こんな人もいるんだ、全く知らなかった、日本酒のことよく知ってるなぁ。。。と思い、ネットで調べてみたら、SPCのことも出てきた。でも日本でしか受講できないようだったので、次の帰省はSPCのスケジュールに合わせようかしら。。。とまで考えていた。なので、オンラインで受講できる、と知った時に即断だったのわかるでしょ。

ジョンは猛烈なスピードで話す。内容を知り尽くしているうえに自分が情熱を持っていることだからそうなるの当たり前か。オンラインクラスは、普段日本で行われるSPCだと2日か3日かけてカバーする内容を、土・日と計五日に分けて、一日3時間半ずつの講義+お酒のテイスティング、という内容になっている。3時間半って十分な時間のような気がするでしょ? 猛烈なスピードで話しているのに、時間がギリギリ、あるいは延長になるのだ。それだけたくさんエピソードがあり、質問も尽きない。ついでに、授業のマニュアルはジョンが制作したものらしいんだけど、読んでると彼が話してるのと同じ調子なので予習も復習も、まさにクラスの延長、という感じだった。

80-100種類のお酒をテイスティングするわけにはいかなかったけど、12本。それがこれ。

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4合瓶の右から4番目の満天星はこのクラス用ではなかったんだけど、お燗にして飲むと格別、と酒友がお勧めしてくれたもの。

あと、もう飲んでしまって空になった瓶を捨ててしまったので写真に写り損ねた李白の純米と冨久長の海風土。

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海風土と書いてシーフードと読む、というのは夏に知ったけど、こんなに飲みやすくておいしいお酒だとは思いもつかなかった。これを飲んで生ガキを食べながら海辺でボヘ~っとしていたい。

毎回あるレクチャーの後に続くテイスティングも、講義の内容に沿ったお酒を選んであって(当たり前かもしれないが)、普通酒、純米、吟醸を味わう、お米のタイプ、イーストのタイプを味わう、生酒、生酛/山廃を味わう、から日本の地方別、と日本酒をさらにふか~~~~く知りたいと思っている私のようなヲタクには持ってこいだった。

私的に何がツボをついたかというと、今まで日本酒の楽しみ方って、生、純米、吟醸、大吟醸ぐらいの区別しかできなくて、その中で香りとか味わいを探りあてている程度だったんだけど。。。 他にも楽しみ方があって、それがなんかさらに視界を広めてくれた気がする。 なんのことかって? 

例えば香り。お酒つくりの酒母を作るときに使うイーストによってお酒の香りが断然違ってくる。以前からあった伝統的なイーストを使うとバナナやメロンのような香りになり、現代的なイーストを使うと、マンゴーなどのトロピカルフルーツや、リンゴ、苺など香りの高い仕上がりになる。(その他の要因もあるので、そういう風に仕上がる確率が高くなる、ということなんだけど)そのほかに花酵母とか。いままで、単純に大吟醸のように精米歩合が高くなると香りが高くなる、としか考えていなかった頭にぱぁぁぁぁぁっとひらめきが差したような気持ちだった。

イーストを比べるのに使ったのは冨久長水月純米吟醸、李白、9番酵母の純米吟醸と、雄町で花酵母でさらに吟醸の原酒 (右から左へ)。

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後、5日目に地方の特色を味わいましょう、と使われた東光純米吟醸と川鶴特別純米も現代的イーストだったと思う。

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地方別の特色は、左から山形(東光)、京都(Tozai)、香川(川鶴)、という順序。東光は山形のお米、出羽燦々で作られていて、改めて山田錦のお酒と雄町のお酒(李白の花酵母原酒)と飲み比べたいなぁ、と思っているが、李白の花酵母雄町は飲みやすいのでもうほとんど空だ。

お酒の好みで言うと、実は山廃って苦手だった。というか、これがおいしいの?と思っていた。どうも性格が強すぎる、というか、独特の香りするし。うま味、と言われても、なんか生のシイタケを食べているような味だ。。。と思っていた。なんだけど、私のお酒の感度が良くなってきているのかもしれないが、お燗にしてみたり飲み比べているうちに、おいしい、というか、山廃の楽しみ方もわかってきたかもしれない。大雑把だけど、夏に冷えたビールが飲みたくて、冬に常温の赤ワインが飲みたければ、夏には冷えた吟醸とかスパークリングのお酒をいただいて、冬にはお燗で山廃を飲み、おでんを食べていたいかもしれない。

このMana 1751と遊穂はSPC のクラスから。真ん中の満天星はお燗がお勧めと教えてもらって購入したもの。今はこれをお湯のみに入れて電子レンジでチンして飲んでいる。そんなことはジョンには言わないけど。^^;

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さて、昨日(1月30日)にあったSPCのテストに無事合格。認定証みたいなのいただいた。

このクラスの為に買った日本酒はまだ半分以上残っているし、お燗の為に(わざわざ?!)購入したお酒もまだ開けずに3本。テストとかストレスなしに、ふふふ。。。。お酒を楽しめるぞ。

と思いつつ、明日からブックキーピングのクラスだ。 

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