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埼玉の高校受験って特殊らしい

高校受験真っ只中の娘がいる。
今日も、今まさに北辰テストを受けているところ。
夏休み中、何校か説明会やら部活体験やらに行き現実味を帯びてきたのと
私立受験の北辰テストの重要度を理解したからか緊張した様子だったかな。
(前から言ってたのに、って思うけど親の言葉は耳に入らないよねー)


北辰テスト

北辰テストは私が中学生の時もあったんだけど、
どうやら埼玉だけらしいと知ったのは大人になってから。
全国模試だと思ってたよ。

北辰テストは、1952年に埼玉県の中学生の「学力向上の道しるべになりたい」をモットーに誕生しました。そして、72年にわたり、埼玉の中学生の学力指針として活用されています。

2023年度、埼玉県内の国公立中学校に通う中3生59,109人(※)のうち1回でも北辰テストを受験したことのある人は53,770人。県内の中3生の9割が北辰テスト経験者でした。

https://www.hokushin-t.jp/test/hokushintest/hokushin_t.html

9割の子が受けているってすごい。

で、昔は学校が高校受験についていろいろやってくれてた記憶なんだけど、
今って親がやること多いのね!!!
埼玉県が特殊らしいという話もあるので、経験談を書いていく。
あくまで私の現在進行形の経験と理解度による内容です。
誰かの参考になれば。

北辰テストと私立高校推薦制度

おそらく特殊といわれるのは北辰テストと私立高校受験の関係。
3年の7月から12月の5回の北辰テストの結果で私立高校推薦合格の確約(のようなもの)がもらえる。
試験は受けるけど、当日の点数がびびるほど悪いとか、試験を受けないとか、よっぽどのことが無ければ合格ですよ、というお約束みたいな感じ。

この制度自体が特殊らしい。

確約の基準

確約の基準は、学校の内申点(成績)の合計が◯点以上とか、北辰テストの偏差値が◯以上というのが各学校ごとに設定されている。
北辰テストも1回の結果だけでいい場合と、2回の結果の平均という場合も。
英検、漢検が加点になる場合も多い。(これ、知っておきたかったー)
まず、その基準を聞きに学校説明会に行かなければならない。
そして、基準を満たしている人は高校の個別相談会に申し込み、基準を満たしたことがわかるものを持っていき、確約をもらう。
でも、確約と言ってはいけないそうで、高校によって「Aです」と言われたらOKとか、推薦書をもらえたらOKとか様々。
学校によっては説明会に出ないと個別相談会に参加する権利をもらえないこともあるので要注意。

単願推薦と併願推薦

単願推薦と併願推薦があって、単願推薦(ここしか受けません)の方が基準が低く、併願推薦(公立含め他の学校の結果次第で入学します)の方が基準が高い。

早めに併願推薦の確約が取れていれば、公立に落ちてしまっても行く高校はほぼ決まっているため、その後は多少心に余裕を持って受験勉強ができる。

昔は公立高校重視で、公立高校に落ちた子が私立高校に行くイメージだったけど、今は県や市から学費の補助金が出たり、私立高校の設備やカリキュラムが良いので、単願推薦で私立高校に入学する子が増えてるらしい。
実際、学校の中に提携している塾の施設があり月2,000円で利用できる高校もあったりして驚いた。
うちも、行きたい高校が私立なら単願でもいいよと伝えている。

基準を満たしていても確約もらえないケースがある

内申点の合計や偏差値が基準に満たしていても確約がもらえないケースがあり、それも各学校ごとに設定されている。
なかでも多いのは
・内申点が1の教科が1つでもあるとダメ
・欠席が15日以上あるとダメ
というもの。

最後に

学校説明会や部活体験は5月から始まっているところもあり、ほぼすべての高校がWEBでの事前申し込み制。
申し込み開始3分で受付終了することもあったので早めに動くのが大事。で、親子でせっせと高校めぐりをして絞り込んでいく。

学校によっては上記の情報がほとんど説明されないこともある。
うちの学校はそうだった。
塾や経験した保護者の方が教えてくれる。

他の都道府県を知らないので比較できないけど、今の埼玉の高校受験はこんな感じです。
あくまで私の経験と理解度によりますが。
誰かの参考になれば。

高校受験中の皆様、えいえいおーー!



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