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タロット解説 トランプとの共通点、相違点

最近は西洋占星術の解説が続いてましたが、今日はタロット解説をしたいと思います。

タロットを手に取ったのはかなり最近なのですが、私は昔からトランプが妙に好きだったので、タロットとも仲良くなれそうな気がしています。
トランプに描かれている謎の中世っぽい人物画にはなぜか惹かれてしまいますし、数字とマークだけのカードにも不思議な魔力というか引力のようなものを感じます。
単純に大富豪などのカードゲームが好きだったのもありますが。

トランプとタロットの起源については諸説あり、確かなことはよくわかっていないのですが、どちらもゲームや占いに使われてきたもので、色々と共通点があります。

トランプの場合、人物画はJ・Q・Kの3種。
タロットの場合、人物画はペイジ・ナイト・クイーン・キングの4種。
キングとクイーンは共通ですね。
トランプのJはジャックと呼ばれますが、これはタロットで言うペイジ兼ナイトのようなものでしょう。
ペイジとは小姓のことで、ナイト(騎士)よりも下の、騎士見習いのような存在です。雑務兵ってことですね。

マークについてはトランプもタロットも共通して4種です。
トランプはご存知の通り、ハート♡・ダイヤ♢・クラブ♧・スペード♤の4種。
タロットはワンド・ソード・カップ・ペンタクルの4種です。
一見全く違うもののようにも思われますが、通説では
ワンド(火・棒)=クラブ♣️
ソード(風・剣)=スペード♠️
カップ(水・杯)=ハート❤️
ペンタクル(土・金貨)=ダイヤ♦️
と言われています。

ワンドは棍棒なので、英語のclub(棍棒)と同じ。4元素では火に相当します。
ソードは剣で、スペードも剣を象徴しています(イタリア語起源らしい)。4元素では風に相当します。
カップは液体を入れる杯を表しますが、これは4元素では水に当たります。水は感情や愛情の象徴なので、ハートと同じになります(聖杯の形がハートになったとも)。
ペンタクルは金貨で、ダイヤと同じく価値のある物質を表します。4元素では土に相当します。
繋がりがあって面白いですね。

さらに4元素の中では
火と風は陽=男性的要素、水と土は陰=女性的要素
トランプにおけるマークの色分けは
クラブとスペードは黒♣️♠️、ハートとダイヤは赤❤️♦️
となっており、陰陽で色分けしてあるのかなと私は解釈しています。

トランプとタロットで大きく違うのは、タロットにはさらに大アルカナと呼ばれる22枚のカードが存在する点です。
タロットは22枚の大アルカナ+56枚の小アルカナ、計78枚から成ります。
トランプは13種×4マークの52枚にジョーカーを足した計53枚から成ります。
トランプ≒タロットの小アルカナ、ということですね。

次回以降、タロットに特徴的な大アルカナ22枚の解説をしていきます。
壮大なストーリーがあるので面白いですよ。
今日はこの辺で。

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