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誰かを笑顔にしたいから #日々の大切な習慣

私は今、倉庫で働いている。正社員としてはまだ1年しか経っていないけれど勤務期間は3年。パートや派遣のスタッフも多く、質問をされる機会も少しだけ増えて来た。社員とはいえ、指示を出したり、何かを決める立場でもなく、仕事内容は他のスタッフと同じだ。それでも、新たに入社した人からはどんな風に見られているかはわからない。「話しかけにくい」と思われるのは嫌だ。それは私の理想から一番遠い姿だからだ。私の尊敬する先輩はいつだって、どんな質問にだって、笑顔で答えてくれた。私もその人のように丁寧に人に接したい。今の職場に入るまで、アルバイトや派遣で働いて来ただけに、知らない場所で働く緊張感や起こりやすいトラブルはいくつか想像がつく。だから、私の自己満足で申し訳ないと思いながらも、話す相手の緊張を少しでも解したくて、冗談を言って笑わせてみたりと「良い人」として接してしまう。そんな私の #日々の大切な習慣 は「挨拶も名乗るのも自分からする」事だ。

ずっと一緒に働いている人にも、新しい人にも、自分から挨拶をするようにしている。挨拶だけでなく、髪型や持ち物がオシャレだなと思ったら褒めてみる。そこから会話が生まれる。反応が薄い時には「この人はあまり話すのが好きじゃないのかな?」と、無理に会話を広げない。話すのが好きでも、私の事が好きじゃない可能性もあるので、大人しくしておく。私も誰とでも仲良くなれるとは思っていないし、無理に話を合わせて欲しくない。お世辞を使われるのも好きではない。だからこそ、自然と会話を重ねていくうちに共通点が見つかって、突然会話が盛り上がる瞬間が訪れるとすごく嬉しい。

派遣で働いていた時、名前も知らない関係者に突然注意される事が何度かあった。最初に「ちょっと良い?」などの一言があれば親しみも持てるのに、いきなり「それやらなくて良いから!」なんて言われると嫌な気持ちになってしまう。今の職場は人数が多く、勤務時間もバラバラで面積も広い。だから、相手が私の事を知らない時もある。特に注意をする時は名乗ってから、用件を伝える。そんな事をしていられるのは忙しくないからだとか、時間の無駄だと言われるかも知れない。確かに、やらなくても業務に支障は無い。朝の挨拶だって自分からは一切せず「されたら返す」でも多分平気だろう。ただそれで明るい気持ちで仕事が出来るかと聞かれたら私には出来ない。「社交的な自分」に気持ちを切り替える為に挨拶をしているからだ。

私は中学生頃まで、今でいう「陰キャ」だった。自分から人に話しかけられないし、話しかけてもらっても会話のキャッチボールが出来なかった。教室に入るなり仲間に囲まれてしまうような人気者に憧れていた。それは今でも変わらなくて、グループの中心にいて話を盛り上げている人や頼みごとの上手な人に惹かれる。そんな風に人を楽しませられるようになりたかったから接客の仕事に憧れて、デパートやコンビニ、イベントコンパニオン、コールセンターのオペレーターなど、人に関わる仕事を選んで来た。接客でなくてもやるべき事は変わらない。話す相手の立場になって考えるのは同じだ。

じゃあ今は「陽キャ」なのかというと、そうでもなく、悩みが無い時なんて無い。考えても解決しない事で頭の中がいっぱいになったり、体調の優れない日だってある。誰とも話したくないと思う瞬間だってある。それでも、関わってくれる誰かがいるから元気になれる。私も誰かを笑顔にしたいから、どんな時でも自分から挨拶をして、明るい気持ちで一日をスタートしたい。

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