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私とマラソンと|note

マラソンというフィルターを通して日常を語ってみたい。そう思って、今年(2024年)の6月から「私とマラソンと」と題して、新たに投稿を始めてみた。


はじめに

今、noteでは「創作大賞2024」が開催されている。私もこの記事で参加すると決めた。何年も前から「いつか本を出したい」と言いながら何も行動して来なかった。絶対に叶えたいという強い思いがあるわけじゃない。だけど、文章を書くのは好きだし、私がいつもnoteに書いているような話が雑誌のコラムやファーストフードのトレイにある紙の広告に連載されたら嬉しいし、それを読むためにお店に通ってくれる人がいて「今週もこれを読むために来ました!」なんてSNSに写真付きで投稿してもらえたら最高だなと、想像だけは具体的に膨らんでいる。私は仕事でも趣味でも一生懸命な人が好きで、自分もそうありたい。それでも不思議なのは必死に追いかけたものよりも「そのうち出来たら良いな」くらいの熱量で頭の隅に置いたままにしていた事の方が、ある日突然、ポン!とチャンスが来て叶ったりする。理由は全くわからない。だから、本を出したいとか、連載を持ちたいという願いが叶う日も生きていればそのうち来るのではないかと、やはり想像だけは膨らんでいる。とにかく、書いたものを多くの人に見てもらわなければ何も始まらない。だから応募すると決めた。

ランナーとして初めての夏

マラソンが趣味というとフルマラソンを思い浮かべる人が多く「すごいね」なんて言われるけれど、私はハーフまでしか経験が無く、これからも10kmまでのレースを中心に参加して、本気で勝負したい時は5kmに出るつもりでいる。ハーフは時々で良いし、フルマラソンにはまだしばらく出る予定は無い。それでも、真夏の仕事帰りにちょうど良く空が曇っていて、涼しい中を走っている人を見ると「今日が休みなら良かったのに!」と悔しくなる。元々、夏が好きだったのに、気温の低い日にしか安全に走れないと思うと、早く秋になって欲しくて仕方が無い。

私にとって今年はちょっと特別な夏で、ランナーとして初めての夏になる。マラソンを始めて8年とはいえ、5月の気温が25度を超える時期から急に走るのが辛くなり、2kmも走ればヘトヘトになっていたから「これは無理だ」と諦めて、夏は走った経験が無い。秋から練習を始めて冬の大会に出るというのが定着していた。だけど今年は違う。キツイのは変わらなかったけれど、2kmで疲れてしまったら歩けば良いと、とにかく外に出るようにしてみた。意識が変わったのは、ずっと出たかった「ちばアクアラインマラソン2024」のハーフの出場権を獲得出来たからだ。11月にハーフを走るには、秋になってからではさすがに間に合わない。走れたとしても海を見ている余裕が無く、時間ばかりを気にして終わってしまうだろう。それは絶対に嫌だ。

現実は慌ただしく、仕事や洗濯をして、銀行に行ったり病院に行ったりしているうちに、一日はあっという間に終わってしまう。私は予定だらけになるのがストレスで、何も無い日に「何をしようかな?」と考えるのが好きだ。ジョギングをする前後のストレッチや着替えの時間を考えると、まとまった時間が必要になる。私は1日に10回だけスクワットをするとか、週に1度だけウォーキングをするなどの「意味が無い」と言われそうな小さな取り組みこそ全力で肯定したい。効果があっても無くても、本人が楽しめていれば良いし、小さな一歩からどんな未来が始まるかはわからない。私だって最初は3分も走れなかったのだから、出来る事を続けるだけでも十分意味がある。

短時間の取り組みを肯定するとは言ったものの、1時間以上走る体力がある状態で10分にも満たない時間を走るのはさすがに意味が無いような気がしている。時間が無いからと、全く準備運動をせずに走るのは脚を痛めるリスクだってある。だから、せめて30分以上の時間がないと練習にならない。私は独身で子育て中でもないとはいえ、親の事だとか、自分のアレルギーの薬をもらいに行くだとか、何かしら用事は発生する。それなら予定があるのを楽しむしかないと、6月に手帳を買い替えた。振り返れば、コロナ渦の前まではよく文房具売り場に立ち寄り、新作のボールペンやシールを見るのが好きで、手帳にもよく使っていた。あの頃は忙しくても楽しかった。だからまた手帳を華やかにしてみようと思った。最初に書き込んだのは出場が確定しているマラソン大会の予定だった。それから次々とカラフルなシールを買い集め、余白にまでお花や星のキラキラとしたシールを貼るようになった。今は予定がある方が書き込みもシールも増えて面白い。こんな小さな工夫でも気持ちが前向きになってしまうので、単純な性格で良かったと思う。それでも、アラームをかけずに朝まで寝られる日は幸せだし、時間を気にせず走りに行ける日が欲しい。だから余白も必要だ。

発信をするメリットと喜び

マラソンのレベルを上げたかったら、就寝前にnoteを書くよりも、ストレッチをしたり、動画を見て情報収集をした方が良いのかも知れない。それでも私は「noteを書いていて良かった」と言い切れる。普段の練習での気付きを頭の中だけで終わらせるのと、文章にして振り返るのとでは大きな違いがある。読み手にも伝わるように言葉を選びながら書く事で、その日の出来栄えや問題点、今後の目標が具体的になり、数か月後に読み返した時にほんの少しでも自分が成長したと感じられたら、それだけで嬉しくなる。だからといって、誰からも「スキ」もコメントも貰えなかったら続かない。感想や応援の言葉を送ってくれる人がいるから、その気持ちに答えたくなる。

私はマラソンの話だけがしたくて投稿しているわけではなく、SNSだからこそ出会える「誰かの物語」を知りたい。実名じゃないから語れるような、その人の心の奥にある世界を読んでみたくなる。私もマラソンをする理由は「面白いから」なんて言っているけれど、身体が思うように動かなくて落ち込んだり、自分を責めていた時期もある。趣味なのに苦しむくらいならもう辞めようかなと考えたりもした。こんな話はnoteにしか書けない。リアルで話すには多分重い。でもこうして正直に打ち明ける事で仲間にも出会える。これがSNSの良いところだろう。

元気に走りたかったら、仕事やプライベートだって、ある程度は楽しくないとキツイ。仕事で心身ともに疲れ果てていたら休みの日に走るどころじゃない。私はプロのようなトレーニングをしているわけじゃないから、まだ頑張れば頑張った分だけ結果は出る。スピードが上がったり、疲れにくくなるのがわかる。それだけでも楽しいけれど、やっぱり誰かに話したい。興味を持ってくれる人や、生き生きとした姿を見せたい人がいるから続けられる。

こんな風に自分の気持ちを細かく説明する習慣がついたおかげで、苦手意識を持っていた転職活動も始められた。自己紹介や志望動機、退職理由…まだ面接に向けて考えをまとめている最中ではある。既に履歴書と職務経歴書は提出済みで、3年前に作ったものに比べたら確実に良くなっている。普段からnoteで仕事に対する理想もマラソンが好きな理由も書いているだけに説明には困らない。ただ、3年前は体調がすぐれず、マラソンも止めていたので履歴書に書くような趣味が無く、履歴書の趣味・特技欄をテンプレートから削除したまま提出してしまったのが気になっている。送ってしまったものは悩んでも仕方が無いし、スポーツ業界に転職するわけではないので、影響はないだろう。それでも私にとってマラソンは生活の一部になりつつあるので、もしまた履歴書が必要になったら、マラソンが趣味だと書くつもりだ。(でも、必要にならないで欲しい。第一志望の会社に決まりますように!)

これからへの想い

マラソンは続けたい。でも、今までのように毎週日曜日が休みでなくなれば大会にも出場しづらくなる。多くの大会が半年くらい前にランナーの募集を開始する中で、1か月前にエントリー出来る大会もある。こういった情報を上手く仕入れて活用出来れば、仕事や生活時間が変わってもマラソンは続けられるだろう。その為にネットやSNSは必要で、自分が本当に好きなものや理想を見失わない為に、これからもずっと発信をして行きたい。

おわりに

「おわりに」と書いたものの、これで終わっては困る。この投稿をきっかけに何かが始まらないといけない。書籍化を目的とするならば全然足りない。創作大賞のエッセイ部門は1万字までなのだから、まだまだ書こうと思えば書ける。だけど、私からすれば、知らない人の書いた文章をいきなり1万字読むのはしんどい。物足りないくらいにしておいて、後は過去の投稿を見てくれたら嬉しいな(てへぺろ!)で、良いのではないかと考えている。


過去記事に書いた話と重複している上に、これでも約3800字あるにも関わらず、最後まで読んでくださった方に心より感謝いたします。読む人が笑ってくれたり、ツッコミをいれてくれたら嬉しいなと思いながら書いておりますので、お気軽にコメントやシェアもして頂けたら嬉しいです。そして、これからも走り続けて行きますので、よろしくお願いいたします!

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