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大丈夫、秋も来ます。

今年の夏は暑かったですね。本当にお疲れ様でした。

ここ最近のカラッとした秋の涼しさに、いちいち感動してしまうあきこさんです。昨日は午後、娘と一緒に、大きな公園でどんぐりを沢山拾ったのですが、クヌギ系の大きなどんぐりも、カシの木の小さなどんぐりもちゃんと去年と同じ様に、同じ場所で育っていて、夕方日が落ちるのも随分早くなり、毎日毎日暑かったけどその間も地球はちゃんと公転もしていたのだなぁ、としみじみ感じました。

その位、今年の夏は我が家にとって中々大変で、「ちゃんと秋も来ますよ」ということを想像できなくなってしまっていたのだな、と今振り返って思います。

私自身は4月に引っ越しをし、6月から就学相談と就学後の療育・居場所探しを始めて、粛々とやるべきことを進めていた、という感じだったのですが、娘の方は暑さとともに元気が無くなっていきました。家の中では自分の好きなことをして落ち着いて過ごせるものの、集団の中で長い時間を過ごすだけのエネルギーは足りていないようでした。特に、8月9月は暑さもあってか、週1程度の登園にとどまり、私自身は中々自分の時間を取れない日々でした。

一方で、娘の立場でこの半年間ほどを振り返ると、引っ越し先を検討していた3月頃から行きたくも無い場所に連れ回され、(ただでさえ新しい環境が苦手なのに)、住み慣れた環境を離れて知らない場所に引っ越し、環境に慣れる前から(「今!」のみの時間感覚の世界からようやく「きのう」「きょう」「あした」と「1しゅうかん」位の時間感覚を獲得したばかりなのに)半年以上も未来の小学校生活に向けて、行きたくも無い場所にクソ暑い中連れていかれる。。。


疲れて当たり前よo(`ω´ )o


という感じだったかな、と思います。

もちろん、就学時期は待っていてはくれず、これまで受けていた支援が切れる部分も大きいので、タイミングは大切という側面もあるのですが、振り返ると、やはり私自身の不安や焦る気持ちが先行してしまい、娘自身の気持ちやペースにはあまり合わせられなかったな、と反省しているところです。

7月に、血眼になって各種見学の予定を入れようとする私に、娘の方から、

「ママ、むりやりつれていかないで。」

と涙をポロリと流しながら(以前の「怒って暴れる」スタイルでは無く!そうです。この期間に、娘は「悲しみ」の感情を獲得したようで、これまで「怒り」で表現していた事が、心理の専門家の仰る通り、実は「悲しみ」の二次感情だったのだなと今更ながら唸るように納得しています。こちらについてはまた別の機会にしたためたいです。)訴えがあり、そこで立ち止まることができました。

「就学後の支援を強く求めているのは娘よりも、私だな。」

と気づいて、そこからペースダウン。8月、9月は一緒にゆっくり休みながら過ごすことにしました。ゆっくりペースにしてみて初めて、私自身も、ものすごく疲れていたということに気づきました。今も、必要と思われる支援が全て決まっている訳では無いけれど、ゆっくりしている間に、当事者の親である私自身にどのような支援が必要か?という整理もできてきた気がします。

子供の就学後の親である私に必要と思われる支援は、その時その時の子供の調子や状況に合わせて社会的活動の負荷の調節をしていくにあたり、「今のこの子にとってちょうど良い負荷はどの位だろう?」という事を、娘の特徴も理解した上で一緒に考えてもらえるような私の相談先だと考えています。なので、必要以上に娘を巻き込み過ぎないよう方向転換もしながら、焦らず、諦めずに探していこうと思っています。

実はこれまで(今も)娘の療育先が月1程度で事業所内相談という形でこの一緒に考えて伴走してくださる役割を担ってくださっていたのですが、支援は就学前まで。初めは現在の療育の卒業後の受け入れ先を探せば良いと単純に考えていたのですが、中々、心理の専門家が子供の「今」の「全体」を見て、見通しを持って、家族とも伴走してくださるという事業所が見つからない。逆に、これまで、そうと知らずに、とても有り難い支援を受けていたのだな、と気付いた次第です。

ゆっくり過ごす中で、私自身、娘と一緒にいながらリラックスして過ごす事もようやくできるようになってきた(背景には、娘自身の成長も大きいですが)ので、秋の空気を楽しみながら、引き続き、焦らず、諦めずに日々を過ごして行きたいと思います^^



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