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キャリアの棚卸しと複業の開始について(ライフシフトラボの受講)

こんにちは。大矢明子です。
前回の投稿で複業を開始したことをお伝えしました。
ライフシフトラボ」のオンラインビジネススクールの受講がきっかけでしたが、今回は受講~複業開始までの経緯と現在を綴ります。

ライフシフトラボとは

ライフシフトラボは複業・社外活動を足がかりに人生後半のキャリア自律を叶える実践型のオンラインスクールです。オンラインスクールと言っても座学はなく「実践型」で、会社に頼らない自律したキャリアの形成に向けた情報提供やアドバイス他、複業実現に向けた様々な支援をいただけます。
「キャリア版ライザップ」と言った感じです。

受講のきっかけ

私の場合は「副業でお金を稼ぎたい!」というよりは、自身のキャリアに自信が持てなかったので職業の棚卸を行い、「複業」を活用してキャリアアップしたいとの思いからでした。また本業も育児もあり、時間をあまりかけられないため、50代に向けてスモールスタートでの開始を考えていました。

私は入社して25年過ぎましたが、転職の経験がありません。
これまで法人営業、コールセンター運営管理、IP電話サービスの企画開発推進など様々な経験をさせてもらいました。
ただ仕事内容が多岐に渡ってしまったせいか「これ!」と言った得意分野がなく、どれもソコソコ。
年齢も50代に近づいたことで、強みがない自分に次第に焦りを感じる様になりました。
会社には意欲ある社員が自ら希望する部門やグループ会社に対して手を挙げ、選考を経て異動を実現できる「フリーエージェント制度」や、経験・専門的スキルのニーズをマッチングする「社内副業制度」があります。
これらの制度を生かして異動や副業を考えてみましたが、前述のとおり、どれもソコソコで得意分野が見えていなかったため、自ら手を挙げる希望部署を定めることや経験・専門的スキルを活かした社内副業を見つけることができませんでした。
キャリアコンサルタントの資格を保有しているのでキャリアについては理解しているつもりですし、相談を受ける機会もありますが、自分のキャリアビジョンは上手く描けなかったのです。
そんなモヤモヤな日々を送っている時にFacebookでライフシフトラボの広告に出会いました。早速無料相談に申し込みました。

ライフシフトラボのカリキュラム

全部で8回×1時間を60日以内で完了します。しかし、私は悩みを聞いてもらっていたせいか、うち6回ほどは1時間30分かかりました。これは私が前向きにワークを進めるために、キャリアコーチが気持ちの整理に付き合うべく話を聴いてくださったからです。

初回は「キックオフワーク」として現状の課題や複業する目的、期待することを事前にワークシートに記入し、ディスカッションを行います。
私の育った環境は、父は仕事第一、母は専業主婦。母はワンオペ育児で3人の子育てを一人で担っていたいわゆる昭和家庭。母は私と妹には「女の子なんだから家の手伝いをしなさい」と家の手伝いを命じていましたが、3歳上の兄は「男の子」なので命じられることはありませんでした。また「いつかはお嫁に行くから」とも言われ、男女平等とは程遠い環境でした。
母に命じられたと言いながらも、サボって遊びに行ってしまうヤンチャ娘だったのですが、それでも幼少期の経験から「女性なので家庭を優先しないといけない」といった無意識のバイアスがかかっていた様で、このバイアスが仕事と家庭(子育て)を両立する上で大きな足かせになっていることに気づきました。
潜在的な気づきをコーチが受け止めてくれたことで信頼が深まり伴走体制は整いました。

2回目~4回目は複業内容の決定に向けて「職業の棚卸し」と「人生の棚卸し」を行います。「職業の棚卸し」は事前課題で職務経歴書を作成し面談で細かくヒアリングが行われます。先述の通り、いろいろな職務を経験しており、結果的に得意分野が定まっていないのが私の悩みでした。経歴書は真剣に書いたものの「武器になる材料があまりないな」と落ち込んでいましたが、ディスカッションを行っていく中でコーチにどんどん引き出していただきました。
「人生の棚卸し」は趣味やプライベートの観点から複業の武器になる強みを見つけていきます。ライフシフトラボから9つ設問が出され事前課題で作成しました。普段聞かれることがない内容だったので考え込んでしまいました。こちらもディスカッションを行っていく中でコーチが投げてくれる質問に答えていくことで自分が忘れていたことも引き出していただきました。
仕事もプライベートも「広く浅く」な自分だと思っていましたが、コーチと話をしていくうちに案外深堀り出来ていたんだな、と少し安心することができました。

5回目~7回目からは複業開始に向けた本格的な準備が始まります!複業の方向性を決めるのは本当に悩みました。趣味(ワインとキャンプ)で広げるか、資格やこれまでの経験から広げるか・・・趣味のワインやキャンプをコミュニティを通じて広げる活動も考えてみましたが、「困っている人に少しでも役に立てる事がしたい!」と考え、資格や経験を生かす方向で検討することに。私にはシングルマザーの友人がおり、年に数回会っています。友人の子供(男の子)とも生後1か月からの付き合いです。友人はとても前向きな性格なのですが、様々な事情を抱え子供との関係性には悩んでおり、会うとよく話を聴いていました。「シングルマザー(ファーザー)に向けて何かやれないか」と気持ちを打ち明けたところ、コーチよりシングルマザー(ファーザー)に向けたオンラインイベントを行う提案を受けました。

イベント開始に向けて内容検討を行いました。私は「イベントがつまらないとせっかく来てくれた人に申し訳ない」と思うが故に内容ばかりに気を取られていましたが、コーチ自身もイベントに関してはどんなに内容を吟味したうえで開催しても最初の5回は苦労したという経験を教えてくださり、内容も大事だが、まずは開始することを最優先で考えようとアドバイスをいただきました。
そのため、イベント開始に向けて必要となる告知ツール(Facebook、Twitter)やイベント管理ツール(Peatixなど)、イベント実施ツール(Instagram、Zoom、Twitterなど)の活用方法を教わりました。Zoomの背景や名刺データの作成も行いました。そして複業を行う際に名乗る「肩書」も決めました。今まで組織に属してきた私にとって、自ら肩書を決めるなんて…これまでの人生で初です(笑)。

イベントはZoomで開催することにしました。本業で毎日使っており、操作には慣れているためスムーズに進行できると判断しました。
イベントで使うスライド作成も本業でPowerPointの資料作成を日々行っていたため、こちらも問題なく進みました。

まとめ

8回のカリキュラムがすべて完了した今振り返ると、たった3か月で自分一人でここまでしっかりと仕事や人生の棚卸を行い、複業を開始することは難しかったと思います。初めてのことばかりでしたが、全てが学びに繋がり、その中でも特に仕事・家庭以外の軸(=複業)を持つことで自信をつけることができたことが、私にとっては一番大きな成果だったと思います。
今後、シングルマザー(ファーザー)向けのイベントは定期的に開催していく予定です。今は参加者をママに限定していますが、今後はパパも一緒に楽しめる内容を企画していく予定です。
並行してキャリアコンサルタントの資格を生かした活動を開始できないか検討を始めました。

・国家資格キャリアコンサルタントのためのコミュニティオンラインサロン「キャリコンサロン」に加入し情報収集したり
・「スナックひきだし」に行き挑戦に向けた学び直しを考えてみたり
・キャリア関連の書籍を読みあさってみたり
・社内起業のセミナーに申し込んでみたり

と隙間時間を活用しながら少しずつ進めています。今は情報収集段階ですが、今年は複業を少しでもマネタイズするのが目標です。

人生100年時代、私のキャリア形成はこれからも続きます。「複業」という新たな軸を教えてくださったライフシフトラボさんには本当に感謝!です。

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