②謝る時に大切なことその一。相手の言葉を使うこと
これも大切。
相手の言葉を使うこと、です。
相手が伝えてくれてる傷つきを正確にとらえ、
矮小化(実際よりも事態を小さく見せる、捉えること)したり
言い訳したりするのを防いでくれるからです。
人は自分が伝える時に使った言葉を使って
相手が謝罪してくれると、
”分かってくれた”とホッとします。
相手の言葉が偏っていると感じたとしても、
一旦は相手の言葉を使って自分のしたことを説明してみます。
なぜなら、正しさは目的ではないからです。
相手が謝罪を受け取り、落ち着いてから
押し返すべきことがあれば押し返します。
例えば相手が
「前も感じたことがあるのだけど、あなたの宣伝のために私の投稿をいいように使われたなって感じた」
「あなたが使いやすくて、都合が良くて、美味しいところだけさっと切り取られて、私自身の努力は透明化されて、無かったように見える」
こう言ってきてくれたとしたら。
この人に、なんと言って謝りますか?
よくありがちなダメな例 3つ
「そんなつもりはなかったんだけど、あなたを不愉快にさせたのなら謝ります」
何も言っていないし、何も謝っていません。
相手の使った言葉を、ひとっつも使っていない。
次に、なんか言ってる?かもだけど、余計にモヤモヤする例。
「あなたの投稿が素敵で、わたしもその変化が嬉しいと思ったので
それも含めてこのメソッドの良さを他の人も伝えたいと思って、あのような投稿になりました」
「でもそれがあなたを〜〜〜」
相手が”都合よく使われた”と感じたものを
「わたしもその変化が嬉しくて素敵と思ったから、伝えようとしただけ」と言い訳をしているので
言われた側はモヤモヤ、イライラします。
自分のしたことの言い訳であって、説明ではありません。
いい人ほど、されたらすごく苦しくなる返答だと思います。
謝罪の言葉を書いてみる
ちょっと書いてみます。
「あなたの投稿を、私のいいように都合よく使ってしまってごめんなさい」
「私のコンテンツの良さを際立たせるために、あなたの変化はあなたの努力もあってこそ、という部分は見えなくなるような書き方をしてしまった」
うーん。
なんかまだちょっと逃げ腰かなぁ。。。
受け取った側としては、
『いやいやお前が私の努力を見えないように隠したんじゃん!』となるかな・・・。
「あなたの投稿を、私のいいように都合よく使ってしまってごめんなさい」
「私のコンテンツの良さを際立たせてうまく宣伝するために、あなたの変化はあなたの努力あってこそ、という部分が見えないように書きました」
透明化、のように馴染みがない言葉は無理に使わなくていいと思いますが(見えないようにした、と言い換えています)
”いいように使われた”
”宣伝のために”
”都合よく”
は使って、自分がしたことを説明しています。
それと”見えないように書きました”は、
例として書いてて自分で結構苦しいものがありました。
なので、こうやって相手の言葉を使って謝ろうとすると
”そこまでのつもりではなかった”と感じて
相手の言葉を使うことに抵抗があると思います。
いきなりは無理でも、何回か書き直してみてください。
その都度相手からのメッセージを読み直して、
相手の言葉”そのまま”を使えているか、
使えていなかったら、使って書いてみてください。
いきなりそれを返信できなくても大丈夫。
気持ちが落ち着いてからでOKです。
ワーク
今まで誰かから「それは傷ついた」と言われた言葉の中で
その言葉を使って自分のしたことを説明するのは苦しい、いやだ、その言葉は無理、と感じるものはありますか?
いくつか書き出してみて、共通点はありますか?
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