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視野を広げよう!(コロナのおかげで気付いたこと)

北海道における緊急事態宣言が出された3月初め、私はちょうど料理教室用の物件を探していた。友人の経営するカフェを間借りする事にしていたが、受入人数や開催日程、設定するメニュー等々にどうしても制限が発生してしまうので、専用の場所を用意したほうが良いなと思ってのことだった。

自分の場所を持とう!と決めてから、どんな空間を作ろうかとワクワク浮き立っていた。久しぶりにインテリアに目を向けて、好きなデザインがどんなかイメージを膨らませて✨

しかし、3月に入ってからは日に日に状況が悪化。ウキウキ気分はあっという間にお先真っ暗という感じの闇に入ってしまった。旅行業は平和産業と言われるけれども、本当に安全で平和でないと産業として成り立たないと身を持って感じた。

以前、温室効果ガス削減のため、国家公務員の出張に航空便使用を制限するというフランスのニュースを見た。そう遠くない将来、誰もが自由に航空機に乗れなくなるかも知れない…と漠然と思っていた。もし、そうなったら、旅行関連産業は業態を変えていかなければ成り立たないなとも。ちょうどその頃配信された勝間和代さんのメーリングリストで、「VRの可能性」について講じられていた。VRが進化すれば、誰も彼もが二酸化炭素を巻き散らかして旅をしなくてもVRで十分満足できるまでになるのではないかと。

だけど、旅は”やっぱり実際に訪れて、その時の空気や喧騒、エネルギーを感じ、一期一会の出会いを繰り返しっていうのが旅の醍醐味でしょう”と思うよね。それをVRで体験できるとは今のところ思えない。けれどもいつかはオンライン旅行が普及していくのかも知れない。

今回のコロナショックで思い知らされたのは、私は”旅・旅行”のことしか考えておらず、そういう意味でとても視野が狭くなっていたということ。ここ数年、「旅行者にどう楽しんでもらおうか」ということしか考えていなかった。旅行者ありきの話。旅行者がいないとなると途端になんにも話が進まなくなる。そして気分転換に旅にでも行きたいな〜って自分が旅することももちろんできない。なんでも旅だ!なんて視野が狭かったのか…

いざ、旅行以外の生業を考えようにも、なんにも全然思いつかない。どんどん自己肯定感なんて失っていって、鬱々としてくる。旅行関連業ではない何かでやりたいことはないか…。ともかくいろんな体験をしてみることだね。

ひとまず今後の方針
①事業のターゲットを広げる
 インバウンドビジネスと思っていたので、外国人旅行者に旭川の魅力を知ってもらうというコンテンツづくりをずっと考えていたけれども、外国人旅行者が戻ってくるのは良くても1年後くらいかな〜。
 まず回復が期待できるのは、国内旅行。なので、国内他地域からお越しいただいた旅行者に楽しんでいただけるコンテンツづくりを考えてみたい。
 また、旭川近郊にお住まいの外国人に対しての料理教室も検討してみよう。ムスリムの方向けにアルコールが含まれない調味料の選び方、日本酒やみりんがなくとも作れる和食なども良いかも。

②旅行業以外にできる事を増やす
 ここは模索中。何か新しいスキルを身につけたい。できれば、ちゃんと発酵させたライサワーブレッドのようなパンを美味しく焼けるようになりたい。パン屋さん、今からなるにはどうしたら良いのだろう…と思ったり

③気分転換の方法を増やす
 久しぶりに刺繍や(ビジネス書以外の)読書の時間も持ちたいなと思った。気分転換が旅行だけではだめだ。幸いこれから暖かくなってくるから、アウトドア活動もしやすくなるしランニングも再開。時間管理を意識して、趣味の時間は趣味に没頭したい。

④積極的に人に会う
 引きこもってばかりでは発想がどんどんネガティブに…元気が無いときこそ人に会う!新たなアイディアが浮かぶかも。

そんな今日も大雪山はきれいです。近くの川にはマガンが羽を休めています。例年よりも2週間くらい早い訪れ。



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