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【東ヨーロッパ編】オンライン英会話でCOVID-19の現状を聞いてみた -How is your country?-

先日に引き続き、本日の話題は
「オンライン英会話でCOVID-19の現状を聞いてみた」

有名なオンライン英会話「NativeCamp.」の講師の方々に、各国におけるCOVID-19の影響を聞かせていただきました。
拙い英語と乏しい知識で収集した情報ですので、その国の全てを表しているわけではない事を、あらかじめご了承ください。
あくまでも、雑談から得られた個人の見解としてお読みいただければ幸いです。

この企画に至った経緯等はこちらの記事をご参照ください。

2回目は東ヨーロッパ編!!
主に、現状・変化・未来を軸に質問させていただきました。

1.M先生(マルタ在住・27歳)

マルタの地理的位置はこちら

イタリアの南部に位置する小さな島国です。なぜか日本人の語学留学に人気です。その理由は海が綺麗でのんびりした雰囲気、治安が良いためだと推察します。

Q1:あなたの住んでいる地域はどのような状況ですか?
A1:現在147例の感染者が報告されており、死者は3名です。空港は早くから閉鎖され、出国することも入国することもできません。外出はできますが、その際は3名以上で出掛けてはいけないことになっています。そのルールを破ると、もちろん罰則があります。(4月29日時点)

Q2:何か困っていることはありますか?
A2:病院・歯科さえも閉まっていることです。小さな島国なので病院の数が限られており、診察が必要な場合は電話をしてDr.に往診してもらわなければいけません。

Q3:このパンデミックが落ち着いたら、まず最初に何をしたいですか?
A3:母国にいる家族に会いたいです。実は、パートナーがこちらで仕事を見つけたため、つい数ヶ月前にこちらに移り住んできました。空港閉鎖前に帰国のためにチケットを購入していたのですが、フライトがキャンセルになり、今も会えずにいます。すごく心配です。

2.K先生(セルビア在住・25歳)

セルビアの地理的位置はこちら

ギリシャのあるバルカン半島南東部に位置する国。旧ユーゴスラビアと聞くとなんとなくピンときますでしょうか。この辺の歴史に詳しくないので、勉強しないと…と自己反省しています。

Q1:あなたの住んでいる地域はどのような状況ですか?
A1:今はロックダウンしていますが、来週から全ての経済活動がオープンする予定です。(4月30日現在)

Q2:生活はどのように変わりましたか?
A2:外に出られないので、当然ですが家族と過ごす時間が増えました。これは私にとっては良いことだったと思います。私は学生なので勉強する時間も確保でき、悪いことばかりではないです。

Q3:このパンデミックが落ち着いたら、まず最初に何をしたいですか?
A3:学校に行って勉強がしたいです。専攻をそろそろ決めないといけないのですが、まだ決めかねているので、学校に行って相談しながら将来について真剣に考えたいです。

4.S先生(北マケドニア共和国在住・24歳)

北マケドニア共和国の地理的位置はこちら

ギリシャの北側に位置する国です。こちらも旧ユーゴスラビアの構成国の一つ。深い歴史があるようですので、今度勉強します。

Q1:あなたの住んでいる地域はどのような状況ですか?
A1:外出時間に規制があります。午後7時から午前5時は外出してはいけません。正確にはロックダウンしているとは言わない状況だと思います。(4月30日時点)

Q2:生活はどのように変わりましたか?
A2:カフェやレストランはテイクアウトオンリーになっています。お店には入れませんが、コーヒーを買って友達と公園で話すことが日課です。仕事のことや彼氏の話をしています。

Q3:このパンデミックが落ち着いたら、まず最初に何をしたいですか?
A3:友達や彼氏と以前のように遊びたいです。

5.O先生(アルバニア在住・27歳)

ギリシャの北西部に位置し、1991年までほとんど鎖国状態、1997年にネズミ講が大流行したと言う、少し調べただけでとてつもなく興味をそそられる国です。次回の旅先候補にランクインしました。

Q1:あなたの住んでいる地域はどのような状況ですか?
A1:2週間前までは完全にロックダウンしていましたが、いくつかのお店はオープンし始めました。約1ヶ月半に及ぶロックダウンの間は、バスは全てストップしていました。(5月1日時点)

Q2:生活はどのように変わりましたか?
A2:ロックダウン中はほとんど外に出ていませんでしたが、今は自由にみんな外に出て働いています。ロックダウンの影響で収入が激減しているので、少しでも働いて生活を続けなければなりません。経済活動は元に戻りつつあります。

Q3:心配事はありますか?
A3:パンデミックの第2波が来ることを心配しています。みんな以前のように働き始め、街には人が溢れています。秋ごろに感染者がまた増加するのではないかと私は恐れています。

Q4:このパンデミックが落ち着いたら、まず最初に何をしたいですか?
A4:(ロックダウンは解除されているので、正確にはもう落ち着いている状態と言えるのですが)エステサロンを再開したいです。パンデミックの前はエステサロンを経営していて、お客さんの家まで行って商品を届けたり、お話をしてたりしていました。COVID-19の影響でそのビジネスが完全にダメになったので、再開のために努力したいと思います。

6.私の所感

<現在>
当然ですが、国によって現状は様々だったのは非常に面白いと思いました。国の特徴が現れた印象です。

特にマルタでは早い段階で空港を閉鎖し、それが功を奏して?感染者数が抑えられているようです。感染者が増えていない今でもロックダウンを続けていて、かなり慎重な印象を受けました。ただ、観光で生きていた国なので、空港閉鎖は国としてタフな判断だったと推察します。「経済」と「人命」を天秤にかけ、「人命」を選択したと言えるでしょう。

一方で、アルバニアは感染者が未だ増えているにも関わらず、「経済」のためにロックダウンを解除した形でしょうか。国民が政府の言うことを聞かないと言っていたのも印象的でした。笑 これは歴史的背景も影響していそうです。

<変化>
フィリピンと比較して、今回話を聞いた東ヨーロッパでは外出に対する制限が緩い印象です。そのためか、大きなストレスを抱えている印象はなく、ポジティブにSelf-isolationを充実させているようでした。

<未来>
直近でロックダウンが解除されたアルバニアや、解除される予定のセルビアの状況を聞けたのは、今後の日本を予測する上で大きな成果でした。制限が解除されたら意外とあっさり以前のように働き始めていることに、少し驚きもありました。

当然、国によって国民がどう振る舞うかは異なるかと思いますが、日本も非常事態宣言が解除された後は、すぐに満員電車が発生するかもしれないな、と想像しました。

そのうち第2波がやってきて、また行動制限がかかって、そうしている内にワクチンや治療薬が開発され、COVID-19と共存する社会が発展していくのかもしれません。COVID-19をBeatすることは不可能だと思うので。


いかがでしたでしょうか?
長くなってしまいましたが、以上、東ヨーロッパ編でした。
次回は最終回、アフリカ編をお届けします!!

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