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完全独学・3ヶ月・初IELTSでoverall 6.0を取得したOLの話

突然ですが私、先日人生初のIELTSを受験し、第一目標のoverall6.0を達成しました!

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この記事では、資格試験のための英語学習未経験だった私が、目標スコアを取得するまでの短期決戦をお伝えしたいと思います。あくまでも、個人的な体験記としてお楽しみいただけますと幸いです。

1. これまでの英語学習

試験のために英語を勉強したのは大学受験が最後、大学〜社会人では年に1回TOEICを受けてはいたものの、単語帳すら見ないレベルでした。
しかしながら、留学を視野に入れて動くため英会話教室に通い始め、そこから私のやり直し英語学習が幕を開けました。

とは言うものの、これまでの学習経験はこの程度。笑

2019年11月〜2020年2月:スピーキングメインの某英会話教室
2020年2月〜現在:Native Camp.

英語を話せるようになりたかったので、単語?文法?なにそれ美味しいの?しゃべってなんぼでしょうよ!!というタイプの人間。IELTSの勉強を始めるまでの約1年間、机に座って英語を勉強したことはありませんでした。お恥ずかしい限り。

2. IELTS対策前の英語力

下記、本格的にIELTS対策を始める前の各種テストスコアを晒します。

TOEIC LR 公式テスト:575 (L345, R230)_2019年9月時点
TOEIC LR IPテスト:765(L440, R325)_2020年8月時点
TOEIC SW 公式テスト:310(S150, W160)_2020年7月時点
Native Camp.スピーキングテスト:日常会話 Lv.6_2020年9月時点

受験時期がバラバラなのでなんとも言えませんが…
2020年夏時点での英語力はoverall 5.5に届かないレベルだったと思います。
※下記を参照しTOEIC LRとSWから換算
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/30/03/__icsFiles/afieldfile/2019/01/15/1402610_1.pdf

3. IELTSの目標設定

準備期間は3ヶ月
戦いの前に敵を知る!!
その意気込みで公式問題集に挑戦したのが2020年11月1日。ですが、Readingセクションで見事に撃沈しました。20分で解くべきPassageにかかった時間は1時間。

この試験、私にはレベルが高すぎるかもしれない…と弱気になりました。実はこの時点で、1ヶ月後の12月に受験を考えていたので(なめすぎ)、即刻受験の延期を決定しました。12月受験から2月受験へ、準備期間は3ヶ月

目標スコア
初受験なので、自分がどの程度のスコアを目指すべきか迷いました。
そこで参考にしたのはカナダの各カレッジで設定されている入学基準です。私が興味のあるIT系の私立カレッジは「IELTS overall 6.5(ただし全てのパートでBand 6.0以上であること)」という条件だったため、最終目標はこれに決めました。

あとは自分の現在地を鑑みて、3ヶ月で目指せる妥当なスコアはoverall 6.0だろうと見積もりました。

ちなみに、各パートの目標Bandスコアは下記の通り。

Listening:6.0 Reading:6.0 Writing:5.5 Speaking:5.5

IELTSのスコア計算は少し複雑なのですが、上記でギリギリoverall 6.0が狙えます。その辺りの詳しい解説は、IELTS専門スクールのブログなどをご参照ください。

4. 各セクションの勉強方法

ここから勉強内容の概要を書いてみます。
以下の勉強方法はまだまだ模索中、かつ、ど素人のやり方なのでご参考まで。
学習時間の平均は、平日3時間、休日6時間程度でした。

4-1 Listening (目標:6.0→結果:6.0)

・GLOBAL NEWS PODCAST:毎朝30分
・公式問題集:2周

早速で申し訳ないのですが、Listeningは得意だと自負していたので、ほぼノー勉で挑みました。そして、今はそれを後悔しています。対策をしていればもっと取れたな〜と。
対策とも言えない日々の学習は上記の通り。

4-2 Reading (目標:6.0→結果:6.0)

・単語帳のPassageを精読、Overlapping、Shadowing:毎日1パート, 2時間
・Ankiで単語復習:毎日30〜1時間
・公式問題集のListeningセッションPart3のShadowing:1ヶ月
・公式問題集:1周半

Readingは大の苦手で、課題は兎にも角にも単語力。それに伴う読解スピードも遅かったので、向上させる必要がありました。

・単語力
IELTSの長文はアカデミックな内容ということもあり、見た事もない単語が並んでいて、読み進められない…問題なんて解けたもんじゃない…という状況でした。
そのため、3ヶ月間はとにかく単語学習に力を注ぐことを決意。
使用した単語帳はこちら↓

左ページのIELTS頻出トピックのPassageを使用してShadowingを行いました。トピックの関連語も覚えられたので、語彙の幅は広がりました。復習はあの有名なフラッシュカード「Anki」で。

・読解スピード
読解スピード向上にもShadowingが効くと聞いたので、公式問題集のListeningセッションPart3を用いて行いました。Listeningのスピードで文章を読めたら、本番の試験でも十分時間は足ります。
このトレーニングの結果、本番では時間内にReadingを解き終えることができました。TOEICでは「最後の2行!高速ぬり絵大会!」だった私にとっては快挙です。笑

4-3 Writing (目標:5.5→結果:6.0)

・MODEL ANSWERを写経、分析:2ヶ月
・上と同じ問題を自分で書く、DeepLとGrammarlyで添削:2週間
・公式問題集(添削方法は同上):2周

Writing対策で直面した課題は、書き方がわからない解答が正しいかわからない解答時間が足りないの3点。

・書き方がわからない
対策としては、MODEL ANSEWERの写経に尽きます。写した答えを分析して、着眼点・構成の確認、使えるフレーズや単語の洗い出しという単純な作業ですが、要領は掴めました。
使用したMODEL ANSWERはこちらのシリーズ↓

・解答が正しいかわからない
当初はオンライン添削サービスに課金しようかとも思いましたが、めんどくささが勝ってしまい、完全独学の道を決めました。笑
私の個人的な意見ですが、Band 6.0くらいまでならDeepL先生とGrammarly先生で十分かなと思います。添削方法はいたってシンプル。

1. Grammarlyで文法とスペルミスを検索、校正
2. DeepLにコピペして翻訳、日本語で読んで不自然なところはないか確認

・解答時間が足りない
これは慣れるしかありませんでした。とにかく自分で書く、書く、書く。試験前3日間は添削せず、時間内に書くだけの練習をしました。

4-4 Speaking (目標:5.5→結果:5.5)

・YouTubeで目標Bandの模擬試験を見る
・Part1の頻出トピック暗記:1ヶ月
・DMM英会話:1ヶ月

短期間でのSpeaking力向上は目指さず、今の力を最大限発揮する方法を考えました。目標とするゴールの姿を把握すること、そしてそれに近づくトレーニングをすること、この2点だけ。

・ゴールを把握する
結局どのくらい話せたらいいの?という疑問を明らかにしてからトレーニングに進む方が効率的だと思ったので、YouTubeに投稿されている、Bandスコア毎の模擬面接風景を参考にゴールを定めました。

1. 私もこの程度なら話せるかも!というレベルの動画を見つける
2. その一つ上のBandスコアを取得した受験者の話し方を目指す

ちなみに私はこの方を師匠とさせていただきました!!(笑顔が可愛い笑)

・トレーニング
日常会話はある程度できましたが、自分の考えをまとめて話したり、文法や単語を意識して使ったり、ということは苦手だったので問題形式に慣れるトレーニングを行いました。

・DMM英会話のIELTS Speaking対策のレッスンを受講
・レッスンで言えなかったことをまとめて自分の声で録音
・時間がある時に音声を聴きながらシャドーイング

実際のところ、まだまだトレーニング不足でしたので、ここは伸び代が大いにあると思っています。

5. まとめ

初めてIELTSを受験する方は、何から手をつけたらいいのか分からないのでは、と思います。私も勉強を始めた頃は、攻略のTipsばかりを漁ってしまい、ブログやYouTubeを見ては様々な意見に翻弄されていました。

しかし、IELTSの目的は受験者の英語力を測ること。どれだけテンプレートを覚えているかとか、どれだけ格好良く話せるかとか、そんな小手先のスキルを見るものではないことが勉強するうちに分かってきました。もちろん、もっと上のスコアを目指す方にとってはそういったテクニックも必要かもしれません。ただ、私のようなビギナーは、基礎を固めることがスコアアップの近道なのでは?と考えた3ヶ月間でした。

0.5刻みでしかスコアが設定されていないIELTS。伸びが実感しにくいとも言われますが、これが上がった時には必ず力がついていることの証明にもなると思うので、地道に頑張りたいと思います!

次なる目標は8月にoverall 6.5(各セクションBand 6.0以上)!!!
応援よろしくお願いします!!!

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