見出し画像

日本歯周病学会学術大会に参加してきました!プチ報告

5月24日と25日に春季日本歯周病学会学術大会に参加してきました!
福島県郡山市のビッグパレットふくしまにて行われました。
皆さんに役立ちそうなお話をシェアします🌸

ホームページより引用

日本歯周病学会は、毎回テーマが決められてそのテーマに関連した研究発表が1日中行われる、歯周病研究者にとっては一大イベント!なんです。
年に2回、春と秋に開催され、次回は10月に札幌であるそうですよ~
(私はたぶん行けない、、残念。)
今回初めての参加だったのですが、ほぼ人間の歯周病研究についてですが、ちらほら動物の研究もありました!🐶🐱
動物の研究は、人間と動物の相互感染の研究だったり、ワンちゃんの歯周病対策品への応用を目指して、マウスや細胞などで歯に良い成分の研究をしているものなどがありました。

そのなかでおすすめなのが、「市民公開講座」です。
学会は基本、参加費を支払った方しか行けないのですが、こちらは事前申し込み不要で、入場無料で市民の方どなたでもご参加いただけます。
今回の内容は、「歯科医療は健康寿命の延伸に貢献する」というタイトルで、歯科認定医の先生がご講演されていました。

なかなかキャッチーなポスター・チラシw

おすすめポイントは
①歯科の専門用語を使わずにお話してくださるので聞きやすい
②はじめての発見がある、かも?!
③歯科と健康の関係がわかる

という点です。
今回のお話しの中で出てきたことは、

・歯垢1mg=1億個以上の細菌がいる
・生活習慣から虫歯(う蝕)、歯周病などから生活習慣病になり、さらに重篤な病気にもつながる(=メタボリック・ドミノという概念)

https://kandashika.jp/5432/より抜粋


・歯周病は糖尿病と相互に関連があり、糖尿病の人は歯周病になりやすい、歯周病の人は糖尿病になりやすい。
・歯周病は誤嚥性肺炎、糖尿病、心臓血管系の疾患(心臓弁膜症など)、菌血症(歯茎の毛細血管が傷ついてそこから歯周病菌が入り込み、血に菌が混ざってしまう病気)と関連がある。

等のお話を事例を交えながらしていただきました。
ペットにも同じことが言える部分もあると思いますので、ペットの健康のみならず、自分の健康にも気を付けなきゃ、と改めて歯周病って怖いなと思いました。。

アメリカでは
Healthy Gums for Happy Heart(健康な口は健康な心臓)
Floss or Die?(フロスするか、死ぬか?)

ということわざ?があるようです。衝撃ですよね、、

市民講座では、他にも歯周病と全身疾患との関連などの身近な歯周病のお話をしていただけるので、ぜひ皆さんもご自身の県内で開催の際は行かれてみてはいかがでしょうか!
次回は北海道札幌市のコンベンションセンターで開催だそうです!

次回大会のチラシ

ここまで見ていただいてありがとうございました🦷✨
では~

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?