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フィンランド独立記念日
今年もこの日がやってきました。フィンランドの独立記念日。
今までなら、政治家等が夫婦で集まる大集会があり、ドレスも話題になるのですが、今年はどうでしょうか。朝のセレモニーでは、屋外で男声合唱がありました。政治にかかわるせいか?朝方は男性多めです。
私の中で強い思い出になっているのは、建国、いや独立100年の祝祭の事。2017年、もう4年前のこと。
センマリットがパーティで歌いました。
先生が半分を占める合唱団が、国の祝祭で歌っちゃう国です。
私はこれをパリで見ていました。
もう一つ歌った彼らの大ヒット。
ラップの大ヒット曲。当時の。
フィンランドと日本、あるいはフィンランド人と日本人は似ていることが多い、と言われます。面積は同じくらい小さい、人口はまるで違う。
特にその背景にあるものは全然違うと思います。
日本は長い歴史を持った国。公的な言語はひとつのみ。
フィンランドは、独立を自ら望んだ国。私にとっては「勝ち取ったイメージ」はあまりないのは、当時のヨーロッパで小国の独立が続いており、ブームみたいな感じでもあったからでしょうか。長年スエーデンの一部であったのが、独立の前にはロシアのもとにありました。詳しい歴史はご確認いただくとして、長い間、言語の強制がなかったのが、ここで「ロシア語」を押し付けられそうな流れが出てきました。
スエーデンには戻れない。ロシアでもない。
ならばフィンランドで行こう。
そんな言葉があります。
独立をひっぱっていったのは、スエーデン語地区の人々。中にはフィンランド語を話す人もあったでしょう。またドイツからの参加者もありました。
フィンランドの公的な言葉はフィンランド語とスエーデン語です。
1917年の独立後には、国内で仲間内の戦争もおこりました。雇い主側の白、労働側の赤。
ソ連に二度侵入され、土地を明け渡し、さらに負債を負わされてもいます。
むちゃくちゃざくっというと、こういう国。
だから現在も、国を守るために兵役があるのだろうと思います。
似てるね、といっても、うっかり全面的に同意はできない理由はたくさんあると思っています。
おや、今日はマイナス気温が一桁になってしまいました。
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