見出し画像

過去の私からの手紙

4年前の今頃、母と四国を旅行した際に「坂の上の雲ミュージアム」で自分宛の手紙を書いた。すっかり忘れていたが、先日、タイムカプセルのように過去の自分からその手紙が届いた。その連絡を母から聞いたとき、とてもわくわくしたが、一方で書いてある内容は大方想像はできた。

何故なら私が住んでる一人暮らしの家ではなく実家に届いたから。4年後には結婚して住所が変わってるはずだから実家宛にしようという魂胆がみえみえなのだ。

つまり4年前の私は4年後は当然結婚していることを前提とした上でメッセージを残していた。その証拠に手紙の最後に「4年後結婚もせずに一人暮らししてたらやべえぞ!」と書かれていた。

現実の4年後はそのやべぇ状態だ。
何なら同行者の母が書いた母宛の手紙もまた「4年後は子どもたちは結婚し、孫もいるかもしれませんね。」と記してあった。おそらく私が30歳になる直前に書いた手紙だったことで母も私も焦りがあったのだろう。結婚がすべてではないが、なんかもういろいろすんませんね。

4年後の私は苗字も変わらず4年前と同じ家に住み、同じ職場で働いている。じゃあ私自身変わったことは何だろう。

色々考えてみたが、かなしいかな、即答できるものがなかった。しかし、変わらないものは沢山思いつく。そのひとつにteamnacsが好きだということ。次々にくる不採用通知を眺めて病んでいた就職浪人時代にnacsを知ってから、5人の面白さとかっこよさに一気にハマった。「早く社会人になって5人の舞台を観に行ったり聖地巡りに北海道へ旅行したりできるよう頑張らねば」nacsの映像をみて現実逃避をしつつ、自分を奮い起たせていたのだと思う。

昨晩3年ぶりのnacs公演を観に行ってきた。先が見えない現実に立ち向かうには十分なほどのエネルギーをもらえた。生の舞台の力はすさまじく良かった。

初めてあんなに近い席で観劇できて知ったのだが、やっぱりリーダーって頭大きいのね。今回はリーダーばかりみてしまったよ。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?