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脳脊髄液減少症と分かるまで①

二人目のこども、桃萌子(ももこ)を生んだのは2022年の3月4日です。
この産後からあらゆる症状が出始めました。
そこから約半年経った頃、ももこを母に預けられるようになり、
わたしはやっと、病院へ行き始めました。
当時のわたしの主訴は、体を起こすと首が痛くなり頭痛が始まる、
そして全身の倦怠感と不安感、不眠症です。
それが横になると楽になります。
この時、ふと脳脊髄液減少症の可能性が頭をよぎりました。
産後、一時期この症状になったからです。
でも産院の先生はしばらくすれば治ると言っていたし・・・
わたしはこの事実に目を向けることが怖かったのです。
きっと違う、わたしは違うんだと言い聞かせていました。
脳脊髄液減少症のことを調べれば調べるほど、怖くなっていたからです。
違う違う、わたしは違うと気持ちが逃げ回っていました。
そうだ、きっと違う病気だ、そうだそうだ!
きっと何か・・・そう、頚椎症とかなにかその辺りの・・・
片頭痛の可能性だって。。。

わたしは元々10代〜20代の頃、緊張性頭痛や片頭痛の症状があり
ずっと治療をしていました。
その頃、通院していた小田原にある頭痛外来専門のM病院へ行ってみる
ことにしました。
先生は現在も現役でいらっしゃいました。
変わらず優しく迎え入れてくれたことを思い出します。

症状を伝え、頭のMRIと首のレントゲンを撮りました。
そして以前かかっていた時のカルテを見ながら、ストレートネックも少しあり
緊張性頭痛の治療をすることとなったのです。
この時処方されたお薬は、頭痛の予防薬であるミグシス錠5mgと
頭痛の気配がした時にすぐに飲むエレトリプタン錠20mgです。
この頃、片頭痛の予防が期待できる新薬が出始めていて、
エムガルティという注射の話をされました。
しばらく投薬で様子を見て、改善しない場合はエムガルティを試してみようと
思い、この日は帰宅しました。
けれども首の痛みや頭痛はなかなか改善しません。
毎朝起きて、体を起こし30分もすると症状が出始めます。
お薬を飲んで症状を抑える日々。
今考えると、とんでもなく回り道をして自分の首を絞めている行為だと
思います。
でもこの時は、育児の方が最優先ということもあり、気持ちに余裕もなく、
もちろん体にも余裕がなく、自分の本当の気持ちに向き合うことが
出来ませんでした。
しばらくの間、この病院に通院することとなります。






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