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OpenAI、GoogleとMicrosoftと共にイニシアティブを発表

4時間前にOpenAI公式でFrontier Model Forumを発表しました。

Frontier Model Forumの設立について

OpenAIは、GoogleとMicrosoftと共に、フロンティアモデルフォーラムという新しいイニシアチブを発表しました。このイニシアチブは、大規模な自然言語処理モデル(GPT-3など)の開発と運用に関するベストプラクティスやガイドラインを共有するためのオープンなプラットフォームです。このイニシアチブには、他にもIBM、Hugging Face、Allen Institute for AIなどの企業や研究機関が参加しています。

フロンティアモデルフォーラムの目指すもの

フロンティアモデルフォーラムは、フロンティアAIモデルの安全で責任ある開発を推進することを目指しています。具体的には、AI安全性研究の進展、フロンティアモデルのベストプラクティスの特定、政策立案者や業界との情報共有の促進などが目標となっています。

フロンティアモデルとは、現存する最も先進的なモデルを超える大規模な機械学習モデルで、幅広いタスクを実行できるものを指します。メンバーシップは、フロンティアモデルの開発と展開を行い、フロンティアモデルの安全性への強いコミットメントを示し、フォーラムの努力を進めるために共同イニシアチブに参加し、イニシアチブの開発と機能を支援する意志がある組織に開放されています。

Llama 2とxAIについて

Llama 2は、META(旧Facebook)が開発したジェネレイティブAIです。一方、xAIはイーロン・マスクが最近開発チームを立ち上げたAIで、宇宙の神秘を解き明かし火星移住を計画するためのAIとされています。

これらのAIは、現時点ではフロンティアモデルフォーラムの参加者リストには含まれていませんが、将来的に参加する可能性はあります。

各国政府や多国間イニシアチブとの連携

Frontier Model Forumは、各国政府や多国間イニシアチブとの連携を積極的に模索しています。具体的には、G7の広島プロセス、OECDのAIリスクや規格、社会影響に関する作業、そしてUS-EU Trade and Technology Councilなどの既存の政府や多国間のイニシアチブを支援し、それらにフィードバックを提供することを目指しています。

また、フォーラムは、各国政府や関連ステークホルダーとの間でAIの安全性とリスクに関する情報を共有するための信頼性のある、安全なメカニズムを確立することを目指しています。これは、サイバーセキュリティなどの分野での責任ある開示のベストプラクティスに従う形で行われます。

したがって、Frontier Model Forumは、AIの安全性と責任ある開発に関する議論と行動のためのクロス組織的なプラットフォームとして機能することを目指しています。


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