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広島で始まる新たなるGround Zero

安全な環境でAIの故障モードを実験するためには、エアギャップのあるデータセンターが不可欠となります。AIマンハッタン計画が叫ばれている今、過去のマンハッタン計画の実験場となった被災地(Ground Zero)にそのデータセンターを作るべきではないかと思い執筆しました。

広島G7サミット

今年5月19日からG7サミットが広島で開催されます。この地は、過去にマンハッタン計画の結果として生じた大規模な破壊の象徴であり、今日、我々は新たな科学的挑戦、人工知能(AI)の安全性に直面しています。AIの使用基準について話し合い、共通の理解と目標を形成する事が期待されています。

AIの進化は止まらず、その影響は日々増大しています。しかし、その影響は必ずしもポジティブなものだけではありません。AIの誤用や不適切な使用は、社会に深刻なリスクをもたらす可能性があります。そのため、AIの安全性に対する取り組みが急務となっています。

AIのマンハッタン計画:広島と長崎からの教訓

ひとつ前の記事で、AIに対してマンハッタン計画規模の取り組みが必要と言う記事の紹介をしました。

広島と長崎は、マンハッタン計画による破壊の象徴であり、その地でAIの安全性についての取り組みを進めることは、過去の教訓を未来の技術に適用する象徴的な意味を持つと考えました。これらの都市は、科学技術の力がもたらす可能性とリスクを体現しています。そこで、その拠点となるべき場所は、広島と長崎では無いかと思いました。

広島にエアギャップのあるデータセンターを設立

上記の記事では故障モードを実験するためには、エアギャップのあるデータセンターが不可欠という事を書きました。G7サミットの広島開催を機に、広島にエアギャップのあるデータセンターが設立できないかと考えました。

エアギャップとは、物理的にネットワークから切り離された状態を指し、これにより外部からの不正アクセスを防ぐことができます。AIの故障モードを実験するためのこのようなデータセンターは、AIの安全性に対する重要な取り組みの一部となるでしょう。

エアギャップのあるデータセンター設立ワークフロー

広島にそのようなデータセンターを設立するための基本的なワークフローは以下になります。

  1. 場所の選定:適切な場所を選ぶことは、データセンターの設立において重要なステップです。広島は、その歴史的な背景から象徴的な意味を持つでしょう。

  2. 設計と建設:データセンターの設計と建設は、専門的な知識と技術を必要とします。エアギャップのあるデータセンターは、物理的にネットワークから切り離されている必要があります。

  3. セキュリティ対策:データセンターは、物理的なセキュリティ対策とサイバーセキュリティ対策の両方を必要とします。これには、建物のセキュリティ、ネットワークのセキュリティ、そしてデータのセキュリティが含まれます。

  4. AIシステムの導入:データセンターが設立されたら、AIシステムを導入します。これには、AIモデルの設計と訓練、そしてテストが含まれます。

  5. 故障モードの実験:AIシステムが導入されたら、故障モードの実験を開始します。これには、モデルを限界まで追い込んで、欺瞞や権力追求など、潜在的に危険な創発行動を探ることが含まれます。

  6. 結果の分析と改善:実験の結果を分析し、AIシステムの安全性を改善するための措置を講じます。

広島が平和のためにAIをつかう

このようなデータセンターの設立は、AIの安全性に対する取り組みの一部であると同時に、広島がAIの研究と開発の中心地となるための一歩ともなるでしょう。これは、広島が科学技術の力を利用して、過去の破壊から未来の可能性へと進化する象徴となるかもしれません。

データセンターの名前はGround Zero

新生マンハッタン計画は、想像を絶する破壊を防ぐだけでなく、予測困難な破壊を防ぐことも目標にしなければならないと同時に、過去のマンハッタン計画の被災地もアップデートされるべきかなと思ったしだいです。そこで、このデータセンターの名前をGround Zeroとしたらどうかなと思いました。

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