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「笑うサム・アルトマン」でググるとフェイク動画が最前列にずらり!
OpenArtというとんでもなくクオリティが低いくせに本人と特定できるほど似ている画像を生成してしまうAIの生成した画像がずらりとGoogle画像検索で表示されてしまう問題が指摘されています。
If you search "Sam Altman laughing" on Google, these are the first images what you get 🤣
— AshutoshShrivastava (@ai_for_success) June 12, 2024
AI has already taken over the internet. pic.twitter.com/eSmy6EKQGC
「サム アルトマン 笑っている」と検索すると、最初にこれらの画像が表示されます AIはすでにインターネットを席巻しています。
なぜこのOpenArtと言う名前の画像生成AIのSEO対策は非常に優れてるのでしょうか?それには理由があり後ほど解説します。それにしてもフェイク画像を生成するのも問題ですがその質の悪さもすごいです。
![](https://assets.st-note.com/img/1718255481682-N8Gt65kF5F.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1718255480542-6dipKXWPmU.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1718255479502-pkjuZko4G8.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1718255482851-6ZOKf4CGSO.png?width=800)
OpenArtとは一体何者!?
OpenArtはサンフランシスコに拠点を置くスタートアップ企業で、元Google社員によって設立されました。このプラットフォームは、AIアート愛好家やクリエイター向けに設計されており、主にジェネレーティブアートの生成をサポートしています。OpenArtは、多様なモデルとツールを提供し、ユーザーがテキストプロンプトからアートを生成したり、画像を編集したりすることができる機能を備えています。
OpenArtのサービスは、一般的なAIアート生成プラットフォームとは異なり、高解像度の画像生成や様々なアートスタイルの模倣、モデルのカスタマイズなど、プロフェッショナルからアマチュアまで幅広いユーザーのニーズに応えるものです。また、同社はユーザー教育にも力を入れており、プロンプト作成のガイドやモデル訓練に関するリソースも提供しています。
OpenArtの生成した画像がGoogle画像検索の上位に表示されることが問題視されているのは、これらの画像がフェイク情報として扱われる可能性があるためです。ユーザーが生成したコンテンツが他のユーザーによって容易にアクセスされることが懸念されています。
OpenArtは無料で利用できます
GoogleかDiscordでログインすればすぐに使い始める事ができます。
この様なチュートリアルが表示されるのでnextを押して進んでいきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1718256593592-biqrUxMkqh.png?width=800)
登録前に有料サブスクを勧める下記の様な画面になりますが、一番左の無料版を選択してもある程度の生成はできます。無料アカウントであれば生成画像のカスタマイズが9枚までに限定されます。
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「笑うサム・アルトマン」を実際に生成してみた!
Google 画像検索でラインナップされたみたいに札束山と一緒には生成されてはおらず、多少は生成クオリティが上がっていますがそれにしても酷いもんです。
![](https://assets.st-note.com/img/1718256522332-h5IIIm31YW.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1718257051691-nMthtZ3kZ7.png?width=800)
笑うマーク・ザッカーバーグも生成してみた
一律に見にくいのですが、サム・アルトマン同様、誰が見ても本人と特定できるほどにています。
![](https://assets.st-note.com/img/1718257247066-slilvNZuWw.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1718257115665-iFXdasK2ux.png?width=800)
なぜかイーロン・マスクを生成すると顔にペイントされる
なぜか、「笑うイーロン・マスク」のプロンプトの場合のみ顔にペイントが施されてしまいます。これは、Google GEMINIをworkレイシストAIと呼んで激怒した事件があったために施された対策なのでしょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1718257271939-5MTZJ28cZa.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1718257286001-F2IbOaltEZ.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1718257303601-7ZhBAVARWb.jpg?width=800)
顔のペイントはフォトショ加工で消せますけどね
Midjourneyでもイーロン・マスクの顔は非常に似て生成されますので、イーロン・マスクはすでに肖像権を無視したフリー素材としてミーム界で認識されているため無礼講状態にあるのかも知れません。フォトショ加工済みの画像を下に貼っておきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1718257809913-hT4gu0WqbK.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1718257821517-MzItwa2F3N.jpg?width=800)
Google GEMINIの生成画像がイーロン・マスクをカンカンに怒らせた件は下記のNoteで詳しく解説していますので合わせてご覧ください。
フェイク生成AIはもはや止める事ができない
OpenAIが安全面を精査中につき、一般リリースを見送り中の動画生成AI Sora、もしくはマルチモーダルバージョンのGPT-4oなどが丹念に安全確認している中、有働無象のAIスタートアップはガンガン安全面や著作権・肖像権をガン無視して開発を進めていますのでフェイク生成はもはや止める事ができないでしょう。下記は、数日前のWWDCでiPhoneのSiriとChatGPTが連動するという発表を受けて本家の動画を、サム・アルトマンに変更したミーム動画です。
“Come here and look at this! Elon has dropped suit against Op…” pic.twitter.com/EeaA8Ao1ZR
— Alvaro Cintas (@dr_cintas) June 11, 2024
元動画はこちらからご覧ください。
When you ask a founder what their moat is pic.twitter.com/HQuYjJkOQO
— Jason Levin (@iamjasonlevin) June 11, 2024
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