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ロイターにリークされたOpenAI初のデベロッパー向けカンファレンスの内容

OpenAIは11月6日に初のデベロッパー向けカンファレンスを開催しますが、早速その内容がロイターの以下の記事でリークされました。

計画に詳しい情報源がロイターに語ったところによれば、アップデートにはAIモデルを使用するための開発者ツールへのメモリストレージの追加が含まれており、これによりアプリケーション製作者のコストを理論的には最大20倍削減することが可能になり、OpenAIの強力なモデルの使用コストが急速に積み重なるパートナーの主な懸念を解消することとなります。パートナーは、AIソフトウェアを開発し販売することによって持続可能なビジネスを築こうとしています。

このOpenAI初となるデベロッパー向けカンファレンスは以下のYoutubeでライブ配信されます。

リークされた内容は以下の通り。

  1. APIコスト削減:
    Zun。11月6日の発表に関連して、OpenAIはAPIのコストを削減するための大規模なアップデートを計画していると報告されています。これは、開発者がOpenAIの人工知能モデルを基にソフトウェアアプリケーションをより安価かつ迅速に構築できるようにすることを目的としています​​。

    6月のアップデートでは、最も人気のある埋め込みモデルであるtext-embedding-ada-002の価格が1kトークンあたり$0.0001に削減され、これは75%のコスト削減を意味しています​1​。さらに、GPT-3.5 TurboおよびGPT-4モデルのAPIに対するアップデートも大幅なコスト削減をしています​が、デベロッパー向けカンファレンスでさらなるコスト削減が発表されます。

  2. GPT-4V API:
    GPT-4VはOpenAIによって導入された注目すべきアップデートで、画像入力および音声会話機能が組み込まれています。この新機能により、開発者とユーザーは画像や音声を使用してモデルと対話できるようになり、AIが実行できるタスクの範囲が広がります​​。

    2023年9月25日のGPT-4Vのローンチは、その機能と潜在的な使用例で大きな注目を集めました​。GPT-4Vの画像解析機能は特に注目に値し、アップロードされた画像を使用して新しいタスクを実行できるようになっています​。

  3. ステートフルAPI(会話履歴記録):
    いわゆるステートフルAPIの計画リリースは、問い合わせの会話履歴を保持することによってアプリケーションの作成をより経済的にすることを目的としています。このアップデートは、開発プロセス中に会話履歴を保持するコストを削減し、開発者にとっての財政的なプレッシャーを軽減することが期待されています。このアップデートにより、開発者は会話履歴を削減されたコストで保持できるようになり、これは特に機能やユーザーエクスペリエンスの向上に会話履歴が必要なアプリケーションを開発する際に有益です​。

これらのアップデートは、OpenAIが開発者フレンドリーなエコシステムを育むという広範な目的に沿って、サービスの手頃な価格、機能、およびユーザーフレンドリーさを向上させるための継続的な努力を示しています。


11月6日のデベロッパー向けカンファレンスについては別のNoteにまとめていますので合わせてご覧ください↓


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