見出し画像

ビジネスとワイン

ずっとワインの仕事をしてきたせいか、ワイン無しには世の中のビジネスがまわらないように思う。だか現実はそうではない。ワインの国民一人あたりの消費量は年間やっと3Lくらいだ。ワインボトル4本分。心筋梗塞で飲酒制限が入っても、計算上はその10倍を優に超える量を飲んでる身にはにわかに信じがたい。おそらく年に1杯(例えば出席した結婚式で出た)位の方がかなりのマジョリティなのだろう。

それでもなにかとグローバル化している現代。ビジネスでの食事の場にもワインが必須になってきた。いま担当している講座ではビジネスでのワインのお困りを解決、そして楽しめるようになる秘訣をお伝えしている。今週のクラスでは7大ブドウ品種を覚えれば大体のシチュエーションは乗り切れちゃうという内容。ちょっと乱暴かもしれないが、筆者がワインに出会ったカリフォルニアでは当たり前。皆、ブドウ品種でワインを選ぶ、というか大半のレストランではブドウ品種しか書いてない。一方日本ではどうか。グラスワインならたいがいフランス産赤ワインだ。これでは名前から味を想像するのは至難の業である。結局頼んでみて「ああ、こんな感じか。次からはやっぱりビールにしよ」ということになる。そんな方に伝えたい。品種の違いはそのまま味タイプの違いだ。例えば猛暑の時で爽やかな味わいがほしいなら、ソーヴィニョンブランという品種を使ったものに限る。レアのステーキならカベルネソーヴィニョン。実にシンプルな選び方だ。

もちろん同じぶどう品種で栽培される場所によって変わる。生まれと育ちってやつだ。これについては2週間後9/3のクラスで触れる。今から楽しみだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?