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トースト革命

朝はパンである。何十年も変わらずだ。妻がパン作りを極めたのでなおさらだ。ただパンは焼きたてが重要で、それを閉じ込めるべく冷凍するのだが、解凍してトーストしても再現性に欠ける。電子レンジで軽く温めてから霧を吹いたり工夫してはいるのだが。妻の作るバゲット、この焼きたてを再現したいのだ。

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トースターを買おう。そう思った。立ち寄った雑貨店にディスプレイされていたデザインが気に入りなんとなくパンフレットを持ち帰ったのだ。ただトースターとしては恐ろしく高い。普通の3個分だ。高い買い物は徹底比較検討。これを座右の銘に生きてきた。早速ネットで情報集めに入る。

高いトースターのなかでも群を抜いて高く、人気も最高峰なBa社のは最初から対象外だ。天邪鬼なAB型。みんなが褒めているものは斜に構えてしまう。同じ理由で我が家では掃除機はイギリスのあのブランドは対象外だ。とはいいながらも、車はトヨタ、ピアノはヤマハなのだが…

パンを焼く。それだけのために各社様々なアプローチと知恵を凝らしている。スチームを発生させて食感を保つ、オーブンのように熱風を庫内に回して熱効率を上げる、グラファイトや遠赤外線ヒーターの高火力で。これほどの家電に対する情熱は日本ならではなのだろう。スペック的にはグラファイトヒーター採用のA社に惹かれた。

ピアノ選びの時には叶わなかったが、やはり実物を見て決めたい。通勤電車の歌詞にのせたCMの量販店に行く。A社のものは庫内サイズが思ったより小さく落選。他ブランドもこの機能が付いてれば、こちらには無いなどと決めかねた。結局トースターを買おうとしたきっかけとなった、雑貨店にしかないブルーノブランドに落ち着いたのだ。在来型ヒーターながら高火力、スチームも熱風モードも付いている。そして秀逸なデザイン。

自宅に届くと早速の試し焼きだ。このために晩ごはんをパン食に変更してもらっている。冷凍パン調理に推奨の熱風(コンベクション)モードで3分。レトロな音色のベルが焼き上がりを知らせる。驚いた。パンを手にした感じがまるで違うのだ。それはまさしくオーブンから出した焼きたての感覚。口に運ぶと耳は音が出るほどのサクッとした食感にしっとりとした白い部分。そして広がる小麦と酵母の香り。正直これほどの違いは期待していなかった。まさに焼きたてパンを再現できたのだ。次いで軽く電子レンジて温めてからのスチームモード。これは焦げ目を付けた時の風味が素晴らしい。

朝の楽しみが一つ増えた。そして今日はボージョレヌーボーの解禁日。夜は付属のレシピ本に載っていたカマンベールフォンデュと楽しんでみたい。

ボージョレヌーボーは日付が変わるやいなや試飲しました。コメントはこちらよりご覧ください。

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