スラロームマニアに行くぞ!
1月14日にスラロームマニアに参加します。
略してスラマニ、バイクのライディングスクールです。
バイクに乗り始めた直後から気になっていて、いつか参加したいと思っていました。
参加者のブログを読んだりYoutubeをチェックしながらも、まだ自分は参加できるレベルじゃないと先延ばしにしてきたスクールです。
今回は参加を決めたのは、自信があるからではなくいつまでも先延ばししたら一生参加せずに終わりそうだからです。
まずは体験!技量不足は承知の上でのチャレンジです。
バイクスクールの話をすると「そんなのあるんだ?」というリアクションが多いんですが、あちこちにちゃんとあるんです。
県警主催の「安全運転講習会」がメジャーどころだと思います。
初心者を対象にバイク操作の基礎を教えてくれる。
8の字、千鳥、Uターン、スラローム等、教習所よりも高いレベルで実践します。
初心者向けと言っても侮れません。
何年も走ってるライダーでも、最初からこの初級を難なくこなせる人は少ないと思います。
何度も繰り返しやってクリアする感じになるはず。
基礎はなかなか奥深いようです。
ぼくは長野・千葉・東京・神奈川でしつこく行きましたが、県警によって講習の内容が違っていて面白いですよ。
個人的なおすすめは千葉。
幕張の試験場は広いのでのびのび走れます。
一日の最後に女性白バイ隊員と試験場のコースで追いかけっこできます。
女性ライダーが増えてきたのもあってか女性白バイ隊員が講師のケース多し。
次にもっと積極的にバイクを走らせることに興味が出てくる人達がいます。
そういう人達を対象にしたスクールもちゃんとあります。
多くはパイロンを使ってカリキュラムを作り「正しく」走ることを教えてくれる。
8の字や各種スラローム、その他のスクール独自のトレーニングがあって、大抵は仕上げにコーススラローム(以降コースラ)を走ります。
このレベルは初級を脱却した人達と驚くほど上手な人が混在します。
ここで悩ましいのが一部の上級者の存在です。
スーパー上手いので難易度の高い技を目の前であっさりやってのける。
こちらとしては、目の前にお手本があるわけですから同じ技ができるようになりたい。
多少の無理をしてでもチャレンジするのは普通のことだと思います。
ガシャンガシャンとバイクを倒すのはこのレベルからですね。
バイクにバンパーを付けてる車両も目立ちます。
バンパーとはいわゆるエンジンガードのことで、転倒を覚悟して練習に来てるということ。
傷だらけのバンパーが付いてる車両を見ると、相当な熟練者だなと思っちゃう。
自分より上手い人が沢山いるのに「これで充分」とは思えないので、この辺りからじわじわと沼に入っていきます。
スクールだからいろいろ教えてくれますが、理屈で分かってもなかなかね、行うは難し。
一方でこの時点で頭打ちする原因は案外「恐怖心」だったりして何かの拍子にすっと出来るようになったりもします。
絶望したり歓喜したりの繰り返し、なかなかディープな沼なのです。
Q. 並んでるパイロンを避けて通るだけなのに上手い下手があるのか?
スラロームが好きだと言うとこれをよく訊かれます。
たぶん教習所みたいな、そろりそろり通過するイメージを持ってるんだと思います。
コースラなんて知ってる人が少数派でしょうから仕方ありません。
A. めっちゃあります。
説明が難しいですが見れば一目瞭然に分かります。
上手い人はスムーズで速い。
スクールは競走が目的じゃないけど「正しく」乗れている結果は「速さ」として現れます。
たとえ抜きん出て速くなくてもちゃんと分かります。
ぼく程度の技量で上手い下手の話はおこがましいですが、みんなそれぞれテーマを持って練習しているので、自分に出来ること出来ないことを知ってます。
だから出来ないところをクリアしてる人を見れば一発で分かるわけです。
その人は自分よりも技量が上なんだという非常に明快な図式。
コースラが上手いというのは、いろんな技を連続&複合で出し続けて破綻しないということ。
スラロームマニアはそういう練習ジャンキーな人達が集まるスクールです(ぼくはそういう認識です)。
初級だろうが上級だろうが根っこは同じで、自分より上手な人が沢山いれば刺激を受けます。
向上心をビンビン刺激されるような環境は一人では作れないですよね。
ぼくはわりと練習する機会を作るようにしてます。
でも何に取り組むべきか、何が足りないのか、どれぐらいやれば目標に到達するのか、そういうのは一人では分かりません。
そろそろ年齢も年齢だし、2024年はラストスパートのつもりでスキルアップしたい。
そんな思いもあって思い切って参加することを決めました。
いろいろと不安ではあるけど、すごく楽しみでもあるのです。
上手くても上手くなくてもコースラはおもしろいですよ。
めちゃくちゃスポーツなんです。
走れば大汗かくし息も上がります。
外からは分からないけど、自分の中ではスクワットと反復横跳びを延々とやってる感じです。
ここ数年来、練習会を通してスラローム仲間がじわじわと増えてます。
お互いに撮った動画を見せ合ってああだこうだ言いながらやってます。
今年はもっとコースラ布教活動に熱を入れて仲間を増やしたいし、同時にスキルアップも果たして人に教えられるような腕前になりたいものです。
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