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19捨てる忘れる

受験勉強と受験は違います。スポーツでも練習と試合は違います。受験勉強は受験勉強、受験は受験。練習は練習、試合は試合。受験や試合で自分の力を発揮する為に受験勉強や練習をします。

演技レッスンも同じで、演技レッスンと現場は違います。演技レッスンは演技レッスン、現場は現場です。現場で自分の力を発揮するならレッスンでやってきたことに囚われないことです。現場には現場の臨み方があります。撮影本番には撮影本番、舞台本番には舞台本番の臨み方があります。現場への臨み方も俳優それぞれの臨み方があり一人ひとり違います。

今できる演技は今しかできない、演技は即興、が現場での観心動の演技に繋がります。 

私の捨てる忘れるとは、開き直るや今に集中することです。他に、解放する、殻を破るなどでしょうか。演技レッスンで、自分なりの捨てることと忘れることとはどういうことかをレッスンしましょう。

《※俳優への参考》
捨てる、の分かりやすい映像ですが、グレイテストショーマンのメイキング映像で、

「This is me ビハインドストーリー」
https://youtu.be/lWtOVl5Cv00?si=1VgLWfttf4S98nZW

ワークショップセッションの様子の映像があります。レティ役の俳優が譜面の前で歌っていますが、囚われている何かを捨て始め、その場にいる仲間の顔を見始めます。そしてじっとしていられなくなり譜面の前から離れます。譜面の前で歌うことを“捨てます”。仲間たちと共感し、身体が自然に動き、手拍子をし、踊りだします。予想していなかった表現がどんどん生まれていきます。ヒュー・ジャックマンも感極まります。そして皆が一体感に包まれます。映像を見ていても引き込まれてしまいます。

参考にして頂きたい、捨てる、のわかりやすい映像です。歌という表現ですが、表現で言えば演技も同じ。捨てて、忘れて、解放して、殻を破り、恥をかき、自分の中の常識を覆し、ありのままの自分を表現しましょう。

ありのままの自分で化学反応し合い、観客を感動の渦に巻き込みましょう。

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