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大惨事❗️ 自然は甘くない……

開いていただき、ありがとうございます。
どうも、あきひさです。

近頃、少しずつ暖かくなってきていますね。仕事をしていると、日中は長袖シャツ一枚で過ごすことが多くなってきて、「今日は暑いね〜」と思う日が増えつつあります。

さて、今回の話題は先週に予告していたのですが、今はそれどころじゃありません。

稲は順調に育ってきています。小さな芽が出て、すくすくと育って、背丈を伸ばしてきています。今はだいたい3センチくらいでしょうか。これからが楽しみですね♪

楽しみ……だったんですけど、

うわぁーーー‼️

や、やられたッ! スクスクと育っていた僕の大事な苗が掘り起こされているではありませんか!?

緊急事態、発生ッ❗️
ネズミ襲来ッ‼️

朝、見に行った時には、写真のように苗箱の土を掘り起こされて、スクスク育っていた苗が敷布団のように広げられていました。

まだまだ肌寒い季節。野ネズミたちも寒さから凌ぐために、良い場所を探していたんでしょうね。丁度、トンネルハウスの中は、外よりも暖かくなっていましたから、外敵にも襲われずに安心して眠れる場所だったのでしょう。

だが! 許せぬ……‼️

人が大事に大事に育てていた苗を……、家族に手伝ってもらって種まきした苗を………、よくも………

それに、去年は、なんとも無かっただけに、こんなにも荒らされて………、めちゃくちゃショックです……。

ちなみに、荒らされてしまった苗箱は田植え機では使えません。一部は使えるかもしれませんが、ともかく、荒らされた分だけ、今年の苗が減ってしまい、今年の田んぼに十分に植えられないかもしれません。

とにかく、今はネズミ対策に取り組もうと思います。

第一弾! 木酢液!

木を焼いた際に抽出できる「木酢液」は、独特の強い香りがするため、鼻が強い獣への忌避剤として売られています。
土壌改良剤としても使われるため、自然に優しい液体です。

さぁ、木酢液を2倍くらいに薄めてトンネルハウス周辺に撒いてみましょう。
木酢の独特の酸っぱい?香ばしい?キツイ香りが漂ってきました。これなら、鼻が効くネズミも嫌がって近寄ってこないでしょう。今夜は大丈夫なはず。

結果

うわぁーーー‼️

あ、荒らされてる……。木酢の匂いはキツイのに、結果は、なんと、全くの効果なし‼️

野ネズミは賢いですから……、一度、大丈夫だと思った所からは簡単には離れません。多少、臭いがキツイ程度、問題ないのでしょう。

ちなみに、苗のための保温シートを剥がした時、シュタタと小さな影が僕の足元を通って逃げていきました。
追って踏みつけてやろうとしましたが、畦道にある穴に逃げられ、始末できませんでした……。すばしっこいやつめ……(^_^#)ビキビキ

ともかく、ネズミ対策第一弾の木酢液は効果なし。………ということで。

ネズミ対策 第二弾❗️
超音波装置! 

コウモリとかモグラとかには有名な話ですが、夜行性の動物は、基本的に目があまり良くありません。主に鼻や耳などからの情報を頼りに動いています。

なので、そんな獣たちから嫌がられる音域の音を発せられる超音波装置なら、きっと休みに来たネズミたちが驚いて逃げていくはず。

単一乾電池4本で動く、この装置を、いざ、トンネルハウスの中へ設置!

時折、小さく「きぃーーッ!きぃーーーッ!」と不快な音がハウスの外まで聞こえてきました。

近所に住むお爺さんに、その音を聞いてもらいましたが、「よく分からないから大丈夫じゃない?」と返答をいただいたので、近所迷惑にはならないでしょう。

これならいける! さぁ、次の日が楽しみだ。


結果


うわぁー………❗️

こっちが3日目の写真。酷い……あまりにも酷い

超音波、全く効果なし。理由は前述の通り。ネズミは賢く、大胆でした。
湿った土の上、暴れたように掘り返されて、苗達は無残な姿に変わってしまった。

もう……嫌……。ここまで効果が無いと、諦めたくなる気持ちが強くなってきますが、このまま放置してしまえば、僕の稲作りは失敗に終わってしまいます。
獣は容赦なく、僕たち農家の血と汗と涙の結晶を荒らし、踏み躙ってきます。

だから、自然は難しい。だから、農業は難しい。

農家さんには、こんなリスクを背負って、毎年美味しいお米や野菜を作っているのだと、この記事を読んでいる皆さまにも実感してほしいですね……。

けれども、まだ諦める訳にはいきません。少ないながらも、僕のお米で日々の生活を営んでいる人がいますから、彼らには、ちゃんと僕のお米を食べて健康でいてほしい。
まだ、何か策があるはず。

そう思って、知り合いの農家さんに相談した結果。アゼ波板なら、いけるかも、と知り、直ぐ様実践!

ネズミ対策、第三弾❗️
アゼ波シート!

普段、田んぼの畦(アゼ)の崩壊を防止するためにある、このアゼ波シート。お隣の篠山市の田んぼには、几帳面にアゼ波シートを張って、アゼの崩壊を防ぐと共に、水持ちを良くしています。

そんなアゼ波シート。表面がツルツルのプラスチックになっており、ネズミの鋭い爪が引っかからず、アゼ波シートを登ることができません。

つまり、このアゼ波シートをトンネルハウスの周りに建てれば、最近通い詰めていたネズミたちでも、アゼ波シートを越えられずに引き返していくはず。

ということで、いざ実践❗️

20メートルロール2個。ギリギリ設置できました。アゼ波シート用の杭もしっかり嵌って、風が吹いても簡単には吹き飛ばせません。

アゼ波シートを直角にすることで、ネズミが走ってきても登れないようになっています。
ついでに、トンネルの中にあった保温シートも片付けました。もう霜が降りる季節ではありませんからね。必要ないなら早めに片付けておきましょう。

これで、もう大丈夫……なはず。
この状態でも侵入を許して、また苗を荒らされることになれば……、あとは、苗をお引越しするしかありません。

大変な作業だ。出来ればやりたくない。お茶屋のアルバイトだってあるのに……。

願いを掛けて。
これで、ちゃんと諦めてくれますように。

結果は明日‼️

今回はここまで。過去一で長い記事だったかもしれません。
最後までん読んでいただき、ありがとうございました。次回もよろしくお願いします。

以上、あきひさでした。

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