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健康経営の継続フォロー

健康経営の継続フォロー(3回目以降)

健康経営エキスパートアドバイザーは、1回目の訪問でヒアリングシートに沿って診断し、2回目の訪問で健康経営診断報告書をもとに、課題と対策案を提示し支援計画を策定します。3回目以降の訪問では策定された計画に基づいて、具体的なサポートをしていきます。同じ専門家が支援する方がスムーズですが、健康経営の取り組みは多岐にわたっており課題の内容によっては1人の専門家では対応しきれないこともありますので、産業医、労働衛生コンサルタントや社会保険労務士といった他の専門家と連携してチームとして機能することが重要です。

健康経営年間スケジュール

3回目以降では具体的な取り組みをサポートしますが、健康経営を戦略的かつ継続的に推進していくためには、健康経営年間スケジュールを作成することが効果的です。企業の担当者の方は、2回目の訪問での健康経営診断報告書をもとに明確になった課題と優先順位から、3回目訪問時を目安に早い段階で年間スケジュールを作成しましょう。50人以上の事業場では(安全)衛生委員会が開催されていると思いますので、健康経営の年間スケジュールを衛生委員会の年間計画に盛り込むことがおすすめです。衛生委員会は労使の話し合いの場でもあり、経営者の考えや進捗状況なども全社的に伝わりやすく、健康経営計画の遂行が大幅に容易になります。50人未満の事業場で衛生委員会が開催されていない場合も(安全)衛生推進者を中心に年間スケジュールに則って実行していくことは大変有効です。

また年間スケジュールと並行して具体的な取り組みを実践していくことが大切です。年間スケジュールは考え抜いた計画であることが理想ですが、まずは小さな実行からスモールチェンジの成果を早めに勝ち取ること、効果が出なかったことを見定めて修正していくことが長期的な視点から大切です。楽しみながらPDCAを回していきましょう。

継続支援報告書

健康経営エキスパートアドバイザーによる3回目以降の訪問では「継続支援報告書」を活用してサポートします。大枠は次の4つから構成されます。

計画と実績
次のアクション
その他(特記事項)
総括

1の計画では健康経営診断報告書の支援概要をさらに具体的かつ詳細に記載します。実績は実際に取り組んだ内容を記入します。2は、計画と実績(取り組み)の差異にもとづき次回の訪問の支援計画について記載します。3は、上記1,2の補足や別途記載すべき事項などについて記載します。4は、訪問の最終回にこれまでの取り組みの具体的な内容、目標達成状況、今後の課題について記載します。訪問が継続の場合は1,2に記載を集約し4は空欄となります。

企業と担当者に親身に寄り添う健康経営エキスパートアドバイザーと一緒に健康経営の取り組みとPDCAを推進していきましょう!

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