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中小企業診断士がファミリー旅行について考えてみた

夏休みの企画

夏休みにどこか連れて行けと家族から言われています。

これまでに連れて行ったところと違うところという話になるので、選択肢がかなり狭まっていますし、大阪から遠くなっています。

現在は富山(黒部ダム)が第一候補ではあるのですが、どうしてもアクセスや混雑のこともあるので、遠くなるほど難しいですね。

ファミリーは忙しい

ウチは子供が小学校6年生と4年生です。

中学受験はしませんが、塾にも行っていますし、夏期講習があったり、地域のイベントがあったり、妻の実家に帰省したり、noteを書きながら調べてみたら、土日も含めて、スケジュールが全部埋まっていたりします。

もう8月31日しか選択肢がないぐらいの状態だったりします。
準備不足と言われたら、その通りなんですが、診断士関連でも日程は抑えられているので、結局は一緒だったと思います。

8月は価格が高いので避けているという強がりをしておきます。

ファミリーだけをターゲットにするのは難しい

経営の目線でターゲットとして考えると、ファミリー層は比較的お金を出しやすいと考えています。

結婚している層の方が年収は高いので、旅行に予算を使えるのは間違いないです。生活費もかかるのはありますが、年収を見れば余裕があります。

令和5年度 年次経済財政報告より抜粋

また、ファミリーの方が旅行する目的が出てきます。特に教育目的、体験目的は顕著です。自分のためじゃない方が財布の紐は緩くなりますし。

ただ、一方でスケジュールは非常に難しいです。子供が学校に行くようになれば、土日祝しか基本的には確保できません。

ファミリーターゲットで、土日祝に稼ぎきるならいいですが、なかなかそこまで単価を上げるのは難しいです。

1週間の内、3日営業稼働、2日を休みにしても、2日はどうしても稼げないタイミングが出てきます。観光でファミリーをターゲットにするのは結構ハードルが高いです。

ファミリーをターゲットにするときは・・・

ファミリーを狙いながらの経営方法についていくつか考えてみました。

  1. 海外旅行(インバウンド)のファミリーを狙う

  2. ファミリー向けはオプションとして分離する

  3. ファミリー向け商品の単価を上げる

  4. 平日の特別商品を作る

宿泊業は価格設定だけで対応できるので、あまり難しくありません。問題は体験型のサービスですよね。

今回候補にしている黒部ダムも体験型ですが、設備を見に行くので、あんまり問題にはなりません。人手が掛かるサービスは波による影響が激しいので難しいですね。

この辺りは事業計画を作れば、ある程度は読めてきますが、できる限り人手がかからないサービスにすることが重要ですね。

ガイド・インストラクター系は特に稼ぐタイミングが難しいので、単価を上げるしかないんでしょうね。
もちろん、利用率が下がってしまうので、エンタメ性をアップすることも必要になってきますし。広報面にも力を入れないといけないです。

単価の設定

支援している案件でも単価の設定はいつも出てくる内容です。

結論は単価については上げざるを得ません。

基本的に私が関与する会社は昔の感覚でやっています。だから業績が悪くなって、私が関与するんだと思いますが・・・

原材料や人件費が上がっている中でも、昔ながらの価格でやっているので儲けが残りません。

特に観光業はちょっとぐらい高くても問題ありません。

姫路城の値上げが話題になっていますが、遅すぎるという話です。高すぎて、混雑が減るなら願ったり叶ったりです。

松本城に行った時も人が多すぎでしたし。単価を3倍にして、客数が半分になるほうが経済的にはプラスです。

実際のところは観光だったり、BtoBに関してはそこそこ単価を上げてもお客さんはほとんど減らないですしね。

最後に

こんなに単価を上げたらっていう話をしながら、自分が泊まるときには東横インなどのビジネスホテルの添い寝無料プランを使っていたりします。

そんなタイプでも体験型にはかなりお金をかけてしまうのが、家族旅行の面白いところだと思います。

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