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中小企業診断士が考える道の駅のホームページ

道の駅の基本的な情報

道の駅の状況

道の駅は1993年に正式登録が開始されて、令和6年2月16日現在で1,213か所となっています。
ちなみに日本全体での自治体数が1,741か所です。

都心部は道の駅がありませんので、ほぼ1自治体、1道の駅というぐらいの状況です。ただし、南房総市や高山市、郡上市のように1自治体に8つも道の駅があるところもあるので、一概には言えませんが。

道の駅の法律的なルール

道の駅は国土交通省が管轄しています。ここが一つのポイントです。

また、登録要件としては規模の大きい駐車場・トイレ・ベビーコーナー・電話が24時間利用可能であることが重要なポイントです。

ただ、それ以外の縛りはあまりないので、基本的にはかなり自由に運用できるな施設となっています。
(実際はトイレの維持管理が非常に大変なのですが。)

道の駅の運営

道の駅の運営者は色々です。NPO法人だったり、一般の企業が運営受託している場合も多いです。

ただし、運営者が地方の一般企業なので、組織も小さく、人的余力、財務余力がない場合もありますし、運営が赤字となるような場合もあります。

運営受託費だけでは収益にはならず、売店や飲食店といった収益施設を合わせて出すことで、収益を確保している場合も多いです。

上記の環境の中で、新型コロナの影響は大きくなっています。特に道の駅は街から遠いので、公共交通機関やホテルの支援が中心だった全国旅行支援では道の駅への還元は大きくありません。

運営が厳しい状態の道の駅は実際のところ、多数出ていると思われます。

道の駅のホームページはどうすればいい?

道の駅に求めるものは?

道の駅に行こうという「目的地」になることができているところもたくさんあります。

大阪近郊だと『道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク 大沢』は有名です。

私も一度行ったことがありますが、まぁ大きいです。物販だけでなく、遊園地、温泉に加えて、ホテルまで用意されています。

もちろんWEBページも用意されています。ただ、道の駅のHPってこれでいいのかなというのは疑問だったりします。

そもそも個人的には、道の駅は『目的地』を狙うものではなくて、『休憩所』が正しいと考えています。

休憩をしてもらって、そのタイミングでお腹を満たし、お土産を買って、スイーツを楽しんでもらい、収益化することが有効なはずです。

そのため、WEBについては近隣施設だったり、道の駅の位置を一目でわかるようにすることが大切なのかと思います。

道の駅の差別化

道の駅は基本マグネットになる観光資源の近くに作られている場合がほとんどです。

神社や高速のインターチェンジ、滝や海なんかもあります。

結局、観光資源のアピールが一番大事になるんだと思います。もちろん物販で呼べるところもあるでしょうけど、そんなに運営力が高いところは少ないですし。施設もそこまで作られていないのがほとんどです。

あとは短時間での利用が中心になるので、一押しで販売したいもの、マグネット以外のインスタ映えをするものをアピールすることが必要になります。

特に、短時間で準備できて、持ち帰りできる商品は超重要です。バス旅行なんかもありますしね。そうなるとWEBだけじゃなくて商品開発にも繋がってくるのですが・・・

道の駅のWEBページに乗せないといけない情報

WEBページ運営としてはQ&Aを充実させることも重要です。どうしても人的資源がないので、問い合わせの労力をWEBで対応させることが有効です。

トイレ情報、駐車場の台数、ロッカーの有無なども見えるようにしておくことで、従業員さんの負担を減らすことができます。

また、電話などで問い合わせをするのが苦手な人、リスクを避ける人が多くなっている中で、WEBで情報がわからないだけで利用をやめてしまう人も増えていたりします。

あとは写真で情報を載せるようにしていくことも大事ですね。インスタに誘導する流れ作りも、運営を楽にするテクニックになりますね。

最後に

道の駅のWEBページは改善できていないところが多かったりします。古いままのページも多いですし。

実は、私は今年になってから道の駅のWEBページ制作支援をしました。記載しているポイントも、WEB作成支援の中で気づいたところだったりします。

結果、アクセス数は良好ですし、狙い通りの流れになっていたりします。

道の駅のWEBページ制作、運営、経営全般でお悩みの際には、気軽にお問い合わせください。「noteを見た」と言って頂ければ、価格も頑張ります。


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