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骨格調整

今回は

「骨格調整」

について書いてみます。

医師
医業類似行為行為者
  あんまマッサージ指圧師
  鍼灸師
  柔道整復師
  理学療法士

  その他医療国家資格取得者

いくつかの手技療法を
駆使して
骨格調整を試みます。

骨格に生じる問題
①骨折
 ②脱臼
 ③捻挫

上述に付随する問題
 ❶軟部組織損傷
   皮膚、皮下組織、筋肉、靭帯など
 ❷神経損傷
 ❸血管損傷

医療現場では、
骨の異常検査、
筋肉靭帯の異常検査、
神経血管の異常検査
検査結果から症状を特定し、
治療を開始します。

治療の優先順位

「生命に与える影響の度合い」

①骨折
   →骨の連続性を保持するための治療法

②脱臼
   →関節の構造を保持するための治療法

③捻挫
   →関節の支持性を保持するための治療法

以上、ベーシックな治療法とされるもの。

ここから
手技療法が
多方面に
枝分かれしております。

人間は
大小200本以上の骨によって
構成されている。

だから、
骨格調整は
骨の数だけ
数多くのテクニックが存在している。

現代医学による
骨格調整テクニックが
この世の全てではない。

古代医学においても
骨格調整をした
歴史的事実が
資料として残されている。

医学の父とされる
「ヒポクラテス」
この方の骨格調整の絵画も
実在している。

これは人類の歴史の中に
骨格調整そのものが
治療の一部として
存在していたという証である
と思われます。

日本においては、
加持祈祷の部類から
中国大陸から伝播した
治療技術が
混ざりながら
独自の進化を遂げて、
今風の「ガラパゴス化」した
治療体系が培われていた。

南蛮文化の到来により、
西洋医学が
日本国内を席巻し、
従来の治療法を
全て否定する方向に
時代が進み、
過去の遺物的治療として
廃れてきた為、
現在のような
医業類似行為(医師以外の治療)
として取り扱われて久しい。

しかし、
西洋医学の中にある
骨格調整には、
東洋医学の
骨格調整法を
複製したような技術が
たくさん存在するのも
事実である。

約130年前に誕生した
オステオパシー療法、
カイロプラクティック療法
においては
その創始者達が
東洋医学を手本にした
形跡がある
技術も存在する。

日本国内においても
柔術の活法
 (整体術、整骨術)、
中国武術の活法
 (気術、経絡法、罨法、鍼灸法など)
昔から存在していたが、
その技の数たるや
現在の西洋医学の
骨格調整のテクニックを
凌駕している。

いろいろな流派の
古流活法を辿ると
人間の手の無限の可能性を
感じてしまうでしょう。

日本国内には、
あまねくキラ星の如く
病院、
歯科医院、
整骨院(接骨院)、
鍼灸院、
マッサージ院
整体院、
リラクゼーションサロン、
エステ、
ヒーリング、
その他サロン
が存在し、
ユーザーの選択肢が増えて
良い環境と思われるでしょうが、
それ以上に、
消費生活センターに
苦情が殺到している
事実があります。

病院
  →医療過誤
歯科医院
  →過剰請求
整骨院
  →不正請求
整体
  →無資格診療過誤
サロン
  →誇大広告問題

これら以上の問題も
指摘されております。

ただし、
骨格調整法については、

「動かせる専門家」

「動かせない専門家」

に分かれております。

動かせる専門家
人間の構造を理解し、
触診能力が高く、
メスの様な鋭い技術を
習得しております。

動かせない専門家
慰安行為
リラックス
専門としており、
タッチの柔らかさを追求して、
脳内ホルモンを利用した技術を
習得しております。

どっちにも一長一短がありますが、
患者さんのウケが良い方が、
流行となっている傾向にあります。

「患者さんに
  ウケることが、
   イコール
    素晴らしい
     骨格調整法である。」

というのが、

「世の中のセオリー」

しかし、
プロの目からすれば、

「ウケでは、
  治療にはならない」

事実を
知っています。

雑誌に取り上げられたから、
メディアに取り上げられたから、
といって
それが
一番新しくて
効果的な治療法である。
とは言えない。

内視鏡手術がウケているから、
全ての手術が
内視鏡でクリア出来ることはない。

内視鏡はあくまでも道具、
それを使い熟す人がプロ!

最近のニュースで
某大学病院で発生した
内視鏡手術による医療事故は、
これはミス!

プロのミスなのか?
アマのミスなのか?
誰にも分からない。

医師にだって
手術のプロとアマが存在し、
全ての医師も
最初は手術のアマから
スタートしている。

骨格調整だって
同じようなもので
医療類似行為者の
技術レベルによって、
神ワザから下手クソまである。

患者さんのウケを
目的にした場合、
骨格調整は治療ではなく、

「"癒し"よりも
  "サービス"であろう。」

最近、
サービスの一環として
メニュー表示されている
お店が多いことで、
サービスのイメージが
強い傾向にあるのは、
残念としか思えません。

本来の姿とは
かけ離れた方向に
向かっているのは、

「営利目的の為には
  手段を選ばない業界が
   参入した事が原因です。」

医療医業従事者は、
職人気質が多いので、
営業活動自体が苦手です。

そこに
サービス業界が
目をつけ参入し、
業界の収益が
横流しされ、
漏れ出す事態を
引き起こし、
食べて行けない
専門家が増え、
彼らを雇用して
更に
シェア拡大を狙って、
健康産業としての
影響力を
増している。

だから
職人気質の人は
更に
減少して、
治療技術を
習得、開発、進化させる
後継者も
減少している。

「無資格者業者の増加」

「健康保険の財政悪化」

大問題!

職人気質の
医療医業従事者が
これ以上、
生活苦に陥って、
社会福祉のレベル低下
医療格差が拡大しないことを
希望します。

あくまでも

「骨格調整は
  治療技術の一つである」

と言いたいな。

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