コロナで日本の株式市場はどうなるか

【*この記事はあくまで私の私見です。投資は自己責任で行ってください。また責任は負いかねますのでご了承ください*】


現在日本の株式市場、アメリカの市場、世界の市場ともにとんでもないことになっている。
思い出してみれば、リーマンショックの時も東日本大震災の時もよく覚えている。ただ、リーマンショックの時は私もある程度想像がついた。そろそろ来る頃だなぁと思ってやっぱりきた。

今この記事を書いている時点で日本の日経平均株価= 16,500円だ。ついこの間まで23,000円だったのに。わずか10日間で株価は30%下がったことになる。

皆さんの興味は次のことでしょう

・一体いくらまで下がるのか、そしていつが底なのか

・今は株を買うべきか買わないべきか。買った方が良いものはあるか

これらを中心に述べたいと思う。
そして、あまりに難しい事は私にはわからないし、この記事を読んでいる方もわかりづらいと思うからできるだけ簡単に。

・一体いくらまで下がるのか、そしていつが底なのか

私は今回のコロナウィルスが一時的なものではなく、あと数ヶ月は続くものだと思っている。そして数ヶ月後には特効薬が開発され、ウィルス騒動自身はとりあえず一旦は落ち着くものだと考えている。

 しかしながら、株価について言えば、少なくとも日本は6月ごろが底だと考えている。それは東京オリンピックとの関連だ。このままだと東京オリンピックが開催が困難である。大手広告代理店には、東京オリンピックが中止になった場合についてのシミュレーションが現在進んでいる。

一説には、トランプ大統領が日本への入国を禁止を発令した後に、日本の総理大臣が東京オリンピックの中止を宣言することになっているとも噂をされている(真偽不明)。

真偽はともかく、日本にとって大きな影響が東京オリンピックの中止である。

この場合において、日本の株価は5月から6月が最低となる。ひどい場合には13,000円もあり得る。

気をつけなければならないのは、アメリカの景気後退である。今まで日本の株価が下がる時は必ず円高になっていた。しかし現在は1ドル110円と分かるように、円安になっているのだ。これは、投資家が現金を求めて株式や債券など、いろいろなものを売りまくってドルを買っているからだ。いくら中国が強くなったといっても、全世界のGDPの半分はアメリカが未だ握っている。つまり、アメリカ景気が悪くなれば日本や世界は確実に景気が悪くなる。

しかも今回の景気減退は、私たち普通の人が景気の減退を実感する位の不安感を与えているということだ。今までのリーマンショックなどは一部の投資家だけが影響を受け(ているように見え)、例えば普通の学生とか主婦には関係ない数字の下落に過ぎなかった。今回は我々庶民にもわかりやすく不況になっており、精神的な実感としてとても身近であることだ。これが売りに売りを呼んでいる。不況になる心構えや環境は既にできてしまっているのだ。

もしも東京オリンピックが中止となった場合、まず外国人は日本に来なくなる。それにもかかわらず、京都や東京ではこれからホテルが続々とオープンする。これら全てが不良債権化して地価が下がり、期待していた経済効果が全て失われてしまったらどうなるか。不況は目に見える形で航空、観光業界から始まる。
現在、ホテルはピークの20%から30%位と言う売上である。今までの不況ではそんなことはなかった。売り上げは徐々に下がっていって最終的に倒産していたのだ。しかし、今回はそんな時間的余裕がないのだ。

 通常一般的な事業者はおおむね2ヶ月から3ヶ月分の運転資金を持っている。しかし売上が突如ゼロとなると言う事はそもそも想定すらしていないのだ。そこが今回の不況の怖さである。ジリ貧でなく突発的な倒産は周りに与える影響は大きい。
そのことを充分頭に入れてもらいたい。

・今は株を買うべきか買わないべきか。買った方が良いものはあるか

そして2つ目だが、こんな世の中でも買った方が良い商品があるかと言えば答えは「ある」のだ。
一例を挙げたら申し訳ないが、投資信託の中で日経平均ブルベアというのがある。これは特殊な商品であり、日経平均が上がった時はその数倍上がり、下がった時はその数倍下がると言う金融商品である。証券会社のウェブサイトでチャートをよく見て欲しい。特にブルというのを見て欲しい。チャートをここに載せられないのが申し訳ないが、ある商品は2ヶ月で10,000円から1500円まで下がった。別に下落率85%である。逆を言えば、今のこのタイミングでこの商品を買えば元に戻ったときには数倍になるということである。もちろんこのブル、ベアの商品に関しては商品の特徴があり、元値まで戻らないと言うことがあるので、そこはよく研究してもらいたい。

いつの世の中も、みんなが売っているときに買い、みんなが買っているときに売ると言うのが儲ける鉄則である。

私は、今回の不況の底は6月ごろと見込んでいるが、場合によったらもっと遅くなるかもしれない。今のタイミングでもしもウィルスの特効薬が出たり劇的に状況が良くなれば不況は一時的なものとして株価は元に戻るだろう。
しかし、この状況があと数ヶ月以上続いた場合、元に戻る体力はどの国にももう残っていない。したがって本格的な不況になる。この場合は企業倒産が相次ぎ、底は9月から12月となるだろう。こうなるともう数年は戻らないと思う。

この辺は賭けになってしまうと思うが、私は少なくとも6月ごろまで状況を見て、私の思っている通りならばそこで株を仕入れたいと思う。ただ、あくまで株式は自己責任。十分に気をつけてもらいたい。


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