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【少年期】不当な暴力から逃れた方法・イジメ、ダメ、ゼッタイ!②

これまでのお話
【少年期】不当な暴力から逃れた方法・イジメ、ダメ、ゼッタイ!①
https://note.com/inusukekick/n/n27f4836f6aa3

受験終了、そして反撃開始

簡潔に表現すると「落ちた」。担任の先生にもその旨を伝え、クラスにも知れ渡った。
ある日の帰りの会で自分の後ろの席に座る同級生が悪意を込めて「中学でもよろしくな」と言ってきたことに突如激しい怒りを覚えた。
「お前たちが、そんなことを言うか。絶対にこんな環境に反逆してやる」
そして、頭を後ろからこづかれる。
いつもなら抵抗せず嫌がるか愛想笑いをするだけだったが、半ばヤケになっていた為、ためらわずに席を立ちあがり上履き袋(少し頑丈)で相手の顔面を2.3発叩きつけたところ泣いてしまった。
あっけない勝利にいじめっ子も案外もろいものだと感じた。
勿論、担任が駆けつけるがいつも私がやられ役なので私は軽く注意されるだけで済んだ。

反逆のオタク?

あっけない勝利の翌日、いじめっ子からグラウンド裏につれていかれリベンジマッチ。何人か野次馬がいたが構わず今回は徒手で挑む。
昨日は後ろからの攻撃に反応できなかったが、面と向かえば怖くない。
何しろ昨日、負かした相手だから。初めての本格的な?ケンカだが闘争心で心が少しハイになっていた。

相手は自分より体格も優れており頑丈だった。顔面へのパンチを上段受けでかわす。一発喰らってしまったがアドレナリンが全開のため怯まない。
新しく覚えたローキックで攻撃し相手の足を止め夢中で放った掌底打ちが相手の顎にクリーンヒットし戦意を喪失させた。
自分がこんなにも闘争心に溢れるパーソナリティだとは思いもしなかった。
どちらかというと文化系でオタクに近い人種だ。
何人かその様子を目撃していたため、それ以降は理不尽な暴力はなくなった。

小学校卒業

その後、何度かケンカをしたが決して弱いものいじめではなく過去の自分みたく不当な暴力を受けている同級生を助けるためだ。
(あまり治安が良くない地域であった)
正義感を振りかざしながらも反面は闘争というものに酔っていたのも事実だ。気弱だった性格が変化しいつしか好戦的なものへと変わっていった。

小学校を無事卒業し、春休みは闘い方の勉強に余念がなかった。
住んでいた地区が当時、治安があまり良くなく、中学校もご多分に漏れずな感じだった。そのため、闘う準備が必要だった。
しかし、当時はそれすらも少し楽しみにしている自分もいた。

中学デビュー前夜

ここからイケイケ中学生活が始まる?
この新しい戦場でどんな闘いが待っているのか?
言えることは自分の運命に嘆かずに1㎜でも前に進むしかない。
自分の欲しいものは自分の手で取りに行くしかないと感じた小学時代。

中学武闘派編に続く


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