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ペロい昔のチープな思い出

缶ジュースがまだ100円で買えた少年時代

まだ近所のおばあちゃんが営んでいるような駄菓子屋さんがいくつかあり、
放課後に小銭を握りしめて友達と買いに行ったものだ。

うまい棒、蒲焼さん太郎、コーラや果物の味がする小さな四角い餅(名称不明)など数多に存在し、今でもショッピングモールの一角に駄菓子屋さん風の店があることが多い。

粉っぽい思い出

思い出深い記憶の一つは粉末ジュースをみんなで大量に購入し公園の水飲み場を占拠、水を含んだお口に粉をサッと入れればデリシャスなジュースの出来上がり!缶ジュースなんて高くて買えなかったからね笑

あのペロい思い出が今でも忘れられない

小学校3年生のある日、友達二人と放課後に集まり駄菓子屋さんへ行くことに。その時、三人の所持金が合わせて30円ほど。それでもうまい棒なら一人一本食べられる。
しかし、友達の一人がある駄菓子を手に取り「これが食べたいんじゃ」と主張する。


ここここここここれは!?シャーベットペロ?
棒のついた飴にシュワシュワする粉をつけて味わうという摩訶不思議なお菓子だ。「た、食べてみたい!」「でも、三人の小遣いでは一つしか買えない。。」やはりうまい棒で我慢するしかないのか?

悪魔的思想降臨
「三人で一緒に食べればいいんジャマイカ??」

悩める我々は禁断の悪魔的思想の境地にたどり着いたのだった。
野郎同士で一つの飴をシェアするなんて正気の沙汰じゃない。
よほど中のいいアベックでもない限りやらないだろう。
サタンでも呼び出すのかというレベルだ。
しかし、我々のシャーベットペロをペロペロしたい欲求は止まらないのだ!

購入そしてサタン召喚(実食)

意を決した少年たちは悪魔が好む禁断のシャーベットペロを購入し近くの公園へ走った。公園へ向かったのは購入後に少しばかり理性が戻り、悪魔に精神を乗っ取られない方法を思いついたからだ。
その方法とはA君ペロペロした後、水でシャーベットペロを水で洗ってからB君がペロペロするという方法だ!三人寄れば文殊の知恵とは昔の賢人はよく言ったものだ。ジャンケンでペロる順番を決め禁断の儀式が始まった!
まずは一人目が開封し粉をつけずに口に含む、そして粉をつけて口に入れると、、、
「うめぇー!!」と叫ぶ。あぁサタンが降臨した、、、水で飴を洗い二人目が粉をつけてペロりだす。
「シュワシュワ~~~」理性を失くした魔獣と化す。

そして私の番だ

悪魔化した二人を目の当たりにしながらも洗われた魔界の食べ物シャーベットペロが差し出された。
精神をしっかり保たなければ私も魔の物と化してしまう。
しかし一刻も早くペロりたい気持ちがあるのも事実だ。
恐る恐る魔界の食べ物を口に含むと、、
「くぁwせdrftgyふじこlp」シュワシュワする新食感な悪魔的美味を感じ、
悪魔的な能力を身に付けた。
そしてテコンドーの世界へ足を踏み入れるのであった。

終劇

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