いつでも、どこでも、何度でも卓越した成果をあげる 再現性の塊
この本は、ビジネスの現場で必要な「再現性」について、具体的な事例やノウハウを紹介しています。著者は、キーエンス出身のコンサルタントであり、前作『付加価値のつくりかた』でベストセラーになった人物です。この本では、前作で解説した「付加価値」を継続的に提供するためには、人の心を捉えるニーズの見抜き方やイノベーションを生む商品企画やコンサルティングセールスの技術を身につける必要があると説いています。また、仕事の成果を高めるためには、「再現性の塊」になることが重要であると主張しています。「再現性の塊」とは、いつでも、どこでも、何度でも卓越した成果をあげることができる人材のことです。この本は、そのような人材になるための方法を、6つの章に分けてわかりやすく解説しています。
この本の特徴は、著者自身の豊富な経験や実績に基づいた実践的な内容であることです。著者は、キーエンスで多くの顧客との技術支援やシステム制作サポートを行ったほか、独立後は年商10億円~2000億円規模の企業の経営戦略コンサルティングを行ってきました。その中で、自らが体験した事例や成功事例を多数紹介しており、読者にとって参考になるでしょう。また、本書では、キーエンスの商品企画やニーズの捉え方についても詳しく解説しており、キーエンスのファンや関心のある人にとっては興味深い内容となっています。