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今こそ変革のとき

2022.1.15
『ビーチバレーボール国際大会でのキャンセル申請・不適切処理に関する処分について』2022.1.13 JVA理事会での決議内容を受けて私が考えていることを書き綴ります。
ビーチバレーボール国際大会でのキャンセル申請不適切処理に対する第三者委員会の調査結果について排球ぶろぐさんが非常に分かりやすく説明してくださっているので引用します。

本件について私が思うところ

本件に関して思うことはJVAという組織団体が体質、風土を変えるのは今のタイミングだということです。
事件に関与した当該業務執行理事は解職、そして各委員会を解任という懲戒勧告処分となりました。これ以外にも事件に関与した役員および事実を知りながら隠蔽しようとしていた役員にも処分が下されるとのことです。
これにより業務執行理事が数名不在となり、専門委員会の統括責任者も数名不在となる訳ですが、その代行人事に理解できないことが起こっています。事件発生当時、ビーチバレーボール事業本部本部長を務めていた役員が、代行役としてビーチバレーボール事業本部長を務めることになったのです。
隠蔽の事実を共有され認識していていた当該役員は、偽造に関与していないという理由で本件に関する処分は厳重注意のみ。JVAにはコンプライアンス委員会への内部通知機能があるので速やかに報告する立場にありながら行動せず、共有された隠蔽の事実を正すことができなかった人物なのです。
皆さんが当該役員の立場だったとしたら、この人事を受けられますか?
また皆さんが人選する立場だったとしたら、このような人選をしますか?

私には理解ができませんでした。
これはビーチバレーボール事業本部を含むJVAの各委員会の役職が固定化されていたことによる弊害から発想された人事だと考えます。
それも原因と考えますが、何より隠蔽の事実を知っていた人物が同じ役職に就くという人事に至ったJVAの人選と機能に疑いを持ちます。
もう随分前からJVAは組織としての機能を失い、現場の意見を聞こうともせず、業務執行理事のやりたいことだけをやらされている団体なのではないかと感じています。
本件に関わる各種メディア記事においても関係者からの取材で理事の選任について書かれていたり、組織の風土にも触れられています。
私たちバレーボールに関わる全ての人たちは組織の現状をどのように見て、どのような感想を持っているのでしょうか。
JVAはバレーボールという競技を通じて社会的責任がある競技団体であり、同時にスポーツ・コンテンツホルダーとしての責任もあります。
学閥や競技の実績だけの役員選任で競技界隈を隅々まで見渡せるでしょうか。年功序列という旧態依然のシステムのままで発展的なアイデアは発想されるのでしょうか。これまでも外部から様々な意見を頂戴しているにも関わらず、それを受け入れず、自分たちだけの殻に閉じこもってきた組織は、今やるべきことを見出し、本当に、本気で取り組むことができるでしょうか。
このままの現状ではJVAは変わらない。
バレーボールという競技を支えてくれない。
支えられない。
もうすでに支えられないのではないか。
私はこう考えています。
このタイミングで大きく変革しなければ次は100年後くらいまで、この旧態依然が続くのではないでしょうか。100年周期で変容してきたスポーツの歴史上、そう考えずにはいられません。私たちの時代に変革の兆しを残すことでバレーボールの未来が明るく素晴らしくなっていくこと切望しています。

JVAに求めること

JVAにはまずバレーボールに関わる人たちの意見を聞いてもらいたいです。今の組織がどう思われているのか自分たちを見直してもらいたいです。今回の私文書偽造自分たちの過ちを自分たちで正すことができなかったという組織が機能していない事実を世間に露呈しているんです。組織団体の機能をここまで大きく失っている以上、コンプライアンスの遵守ガバナンス体制の構築という言葉だけでは世間の誰も信用してくれないのです。
人というのは簡単には変わりません。人を変えようとしてもとてつもなく膨大な時間と労力を要します。しかし、今やるべきことに取り組めるシステム(組織)は作れます。そして自浄作用のある組織になることが最良なんです。本当にそれができる人がJVAには必要なんです。果たしてJVAはこのことに気付いているのでしょうか。私は不安です。本年4月までの代行人事を見るだけで、そのことに気付けていないのではないかと思います。

色んなことに興味あるバレーボールの人たち

本件が発生して、2022.01.13のJVA理事会が開催され、その報告をJVAトピックスで観覧してから、TwitterやSNSで様々な意見が投稿されています。私も発信しています。当日の夜、私が開いた『早起きしたいから少しだけ…JVAのお話しを。』というタイトルのTwitter Spaces(音声メディア)には100名以上のリスナーさんが集まってくださいました。

私のような一般人のルームにもタイトルだけで興味を示して集まる方が100名以上いる訳です。Spacesでも話題になりましたが、今後JVAに求めること、組織運営について、バレーボールのコンテンツ力などについて、これからnoteにまとめて発信していきたいと考えています。

バレーボールの未来のために

ここまで書くために色んな事柄に目を通して自分の考えを整理してきましたが、やはり自分ひとりでは力不足であることを再確認できました。
ひとりひとりの力は小さいですが、それも多く集まれば世論を動かす原動力にもなると思います。これから先の未来のために、みんなの意見を集めて受け入れて、頭ごなしに否定せず、私たちバレーボールの人の意見として表現してみませんか。みんなの力を集結してJVAに届くように行動してみませんか。微力ながら行動していきたいと考えていますので応援よろしくお願い致します。

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