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コントラーダ・バルバベッキ、マグマのためのブドウの収穫

今年の収穫は、例年よりもずっと緊張しているかもしれない。このCovid19流行下、近隣の市がロックダウンになり、ある意味、神経をすり減らしました。ブドウの収穫作業を止めることがないように、従業員のPCR検査や抗体検査、さまざまな器具や装備など、ワイナリーの皆が健康に働けるためのできる限りの処置をして、もう数日で今年のブドウの収穫を完了します。やっとここまで来たという感覚です。

10月23日、雲ひとつない晴天。数日前には冷え込みましたが、ここ数日は昼の太陽のせいか、やや暖かい。大気は適度に乾燥し、カリッとしたような感触(夫フランクは「Croccante」と表現しますが)。やぎ座の実。

私は、日ごろはワイナリーで様々なワイン造りに関わる事務&財務を行っているわけですが、ブドウの収穫中は、いつもの仕事とともに、畑からセラーに運ばれて来たブドウを選別する作業に従事しています。ブドウ房のひとつひとつの状況を確認していると、今年の畑の状況が見えてくるようで、その一年の成果に一喜一憂しながら、黙々と作業をすすめます。

写真は選別される前のブドウ(作業中の写真などは、たぶん会社のSNSで発信されると思いますので、そちらをご覧ください)です。

選別台の上を、ほとんど選別の必要のない、完璧に熟した美しいブドウが通っていく姿をみるのは、なんとも充実した感覚です。

お昼ご飯の後のわずかな時間でこれを書いています。マグマのためのブドウはほぼ選別を終え、現在は他のワインのためのブドウの到着を待っているところ。

もうそろそろ次が到着しそうです。とりいそぎ。


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