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【稿本】検査値を生かす4つのステップ

検査値を生かす4つのステップ

なぜ検査値を確認する必要があるのか?

薬の影響によって白血球や血小板が減少することがある。有害事象を予防したり、適正使用のために臨床検査値を確認することは重要である。

薬による検査値への影響はどのようなものがあるか?

AST、ALTはあまり上昇せずALP、γGTPが大きく上昇している場合、胆汁うっ滞型肝障害が疑われ、その原因の多くは薬剤性である。

白血球や血小板が低下している場合は必ず薬剤性を考慮する。血小板10万/ul程度になれば患者の服用している薬の中に血小板減少を起こす可能性のある薬がないか探る必要がある。

BUN/Cr比は脱水の指標として見ることができる。通常10程度で高いほど脱水や心不全などによって循環血流量が減少していると考えられる。

明日からどのように行動するか?

白血球、Hb、血小板、BUN、SCr、Na、K、Ca、AST、ALT、γGTPは毎回チェックする。


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