【10X薬局業務】麻薬小売業者間の麻薬譲受（譲渡）確認書をGoogleスプレッドシートで省力化
あーめんどくさい
どうしたんだい？
麻薬小売業者間譲渡をするときの麻薬譲受確認書や麻薬譲渡確認書を作成するのが手間でね。どうにかならないかなと思っているんだ
なるほど…県が作成した雛形はWordやPDFだから、いちいち入力したり手書きをしないといけないから時間がかかるよね。そこでGoogleスプレッドシートで雛形を作成してみたよ
Googleスプレッドシートにすると何かメリットはあるのかい？
関数が使えるのが最大のメリットだね。店舗名をプルダウンで選べば住所が自動入力されたり、シート間のデータが同期されるから麻薬譲受確認書と麻薬譲渡確認書を同時に作成できるんだ。それに、スプレッドシートを共有しておけば、譲渡先の店舗でも確認書がほぼ自動で完成するよ。
それは助かるね。譲渡の依頼が来たとき、手作業が本当に面倒だったから助かるよ。
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麻薬小売業者間の麻薬譲受・譲渡の概要
麻薬は医療現場において重要な役割を果たしますが、その取り扱いには厳重な管理が求められます。特に、麻薬小売業者間での譲受・譲渡においては、法的な規制を遵守することが不可欠です。
麻薬小売業者間の麻薬譲受・譲渡の条件
他の申請者が在庫不足のため、麻薬処方せんに基づいて調剤ができない場合。
麻薬卸売業者から譲り受けた麻薬を、譲受けの日から90日以上保管している場合。または、麻薬卸売業者から譲り受けた麻薬の一部を、法第24条第11項または第12項に基づいて譲り渡した場合で、その残りの部分が譲渡の日から90日以上経過している場合。
麻薬譲受・譲渡の手順
譲受側（麻薬を受けとる側）
麻薬処方せんの写しを準備
麻薬譲受確認書を作成する
麻薬処方せんの写しと麻薬譲受確認書を譲渡側に渡す
麻薬譲渡確認書を受けとる
麻薬譲渡確認書は２年間保存する
麻薬帳簿に記載する
譲り受けた麻薬については，麻薬卸売業者から譲り受けた麻薬と区別して保管する等，識別ができる状態にする
譲渡側（麻薬を渡す側）
麻薬譲渡確認書を作成する
麻薬処方せんの写しと麻薬譲受確認書を受けとる
麻薬譲受確認書は２年間保存する
麻薬帳簿に記載する
麻薬譲受（譲渡）確認書の備考欄の記載
規則第9条の2第1項第1号イ又はロのいずれに該当する譲渡・譲受か？
製品番号
規則第9条の2第1項第1号【イ】又は【ロ】について
【イ】急な麻薬需要に対応できない状況を想定
・共同申請した他の麻薬小売業者の在庫が不足している場合
・その不足のために麻薬処方せんによる調剤ができない場合
・不足分を補足する必要があると認められるとき
【ロ】長期保管している麻薬の有効活用を目的
・麻薬卸売業者から譲り受けた麻薬で、譲受日から90日を経過したものを保管している場合
・麻薬卸売業者から譲り受けた麻薬の一部を法的に認められた方法で譲り渡した後の残りの部分で、譲受日から90日を経過したものを保管している場合
麻薬帳簿の備考欄の記載
譲渡・譲受の相手方の名称
規則第9条の2第1項第1号イ又はロのいずれに該当する譲渡・譲受か
製品番号
Googleスプレッドシートを使った麻薬譲受（譲渡）確認書の作成
↓↓下記のリンクをクリックするとコピーが作成されます(PC)
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1ARfeMR2rnFR4yAX7wjNTlj3GEXMKbr1JC2-o2GG2YQg/copy?usp=sharing
Googleスプレッドシートの編集方法｜コピーを作成すると編集できます。PCの場合はリンクをクリックするだけでコピーが作成できます。スマホやタブレットの場合は画面上の「︙」からコピーを作成することで編集できます。原本に影響がでるので編集リクエストはご遠慮ください。
書類は麻薬譲受確認書のシートで作成してください。麻薬譲渡確認書にシートには麻薬譲受確認書シートで作成した内容が同期されます。IMPORTRANGE 関数を使って同期しているので、麻薬譲渡確認書のシートで編集しないでください。
名称はプルダウンから店舗を選択すると所在地が自動的に入力されます。その他の項目はできるだけプルダウンから入力できるようにしていますが、そのまま入力することも可能です。斜線は画像挿入しています。適当に大きさを変えて用紙に合わせてください。
まとめ
Googleスプレッドシートの関数を活用して、麻薬譲受（譲渡）確認書を効率的に作成する方法を考えました。IMPORTRANGE関数やVLOOKUP関数、プルダウン機能など、基本的な機能を活用しています。このファイルは徳島県の雛形を参考に作成しているため、各自の都道府県の様式に合わせて調整し、使用することをおすすめします。
参考資料
▼麻薬譲受証の作成はこちら
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