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第22回 ガンプラ以外のプラモデルに興味がある人ない人

こんにちは、Akidouです。
実は隔週ペースで配信しているこのnoteですが、前回すっかり忘れておりました(笑)
ということで投稿としては約1カ月振りとなります。

さて、タイトルの通り、ガンプラや他のプラモデルの事について、つらつらと書いていこうと思います。

「ガンプラ以外作ればいいのに」「ガンプラ以外を薦めてくれるな」という方にはぜひ読んでいただきたい内容です^^

結局は「人それぞれ好き嫌いがありますよ」っていうお話です。


プラモデルの分類は「ガンプラ」か「ガンプラ以外」!?

いきなり某人気ホストの名台詞みたいな見出しですが(笑)、この分類の人はたくさんいると思います。

このタイプの人はおそらく「ガンプラ以外は興味がない」という人ではないでしょうか?

実際にはプラモデルの分類としては、この分類は間違っていて、正しくはガンプラも「キャラクターロボット(アニメロボなど)」の部類に含まれるので、プラモデルの分類としては「ロボット」「戦車」「車」「バイク」・・・というのが正しいですね。

では、どうして「ガンプラ以外は興味がない」という人がたくさんいるのでしょうか?プラモデルを作る同じモデラーとしては、理解出来そうで理解できない難しいところです。。。
戦車も車もバイクもお城も、素敵な完成品はどれも目を奪われるもので、どのジャンルでも共通な「作る楽しみ」「飾る楽しみ」「見る楽しみ」というものは同じはずです。

それなのに他のアニメのロボットプラモデルも作ってみたらいいのに、ガンプラばっかりの人を見てるとだんだん「あ、こいつらは本当のプラモデル好きではない」という気持ちが芽生えてきて、ついSNSなどで言い合いになったりする人もいます。


でも、例えば「ガンプラ」を「ラーメン」で例えてみましょう。


世の中には「ラーメン」「蕎麦」「うどん」「パスタ」「フォー」など、色々な麺類があります。
ラーメンが大好きな友だちに蕎麦を誘ってもうどんを誘ってもパスタを誘っても、全然乗り気になってくれません。なぜか?

だって「ラーメン」が好きなんですから当然です。

でもそんな友だちに対して「あいつは本当の麺類好きではない」なんて思いますか?たぶん極少数以外は思わないと思います。
そう思う人はおそらく無類の「麺類好き」であり、この世にあるどんな麺類でも調べつくして食して、という事が至高の時であり、その為に毎日が存在していると言える人でしょう。

たぶんほとんどの人は「ラーメンも好き」「蕎麦も好き」「うどんも好き」「パスタも好き」「フォーも好き」と「も」が付いている気がします。
僕もそうですから。
そういう人は先述したラーメン好きな友だちの事を「あいつは本当の麺類好きではない」なんてことは思わず、「あーラーメンも確かに美味い。あいつはラーメンが好きなんだな」と思うのではないでしょうか?

話は戻って、プラモデルも同じで、「プラモデル好き」というよりも「戦車のプラモも好き」「車のプラモも好き」「バイクのプラモも好き」のような場合、ガンプラだけを好きな人に対して「あいつは本当のプラモデル好きではない」と思うのは少し違う気がします。
「あーガンプラも確かに楽しいしカッコイイし。この人はそんなガンプラが好きなんだなぁ」と思うほうが自然な気がしませんか?

それでも「ガンプラ以外も作ったらいいのに」と思う人は、きっと他のプラモデルの魅力も理解していて、それらをきっとガンプラが好きな人なら理解してもらえる、知ってもらったらきっと喜んでもらえると思って薦めているのだと思います。

そんな僕はガンプラ以外のロボットプラモデルも好きで、いろんなアニメのプラモデルも作りたいと思っています。
もちろん、戦車や飛行機なども作りたいと思っていますし、プラモ屋さんに行ったら一通り見て周ります。

では、それぞれどんな魅力があるのか。ちょっと考えてみたいと思います。


ガンプラ以外のロボットプラモデルの魅力って何だろう?

ガンプラ以外のロボットプラモデルはたくさんあります。

「新世紀エヴァンゲリオン」や「聖戦士ダンバイン」、「重戦機エルガイム」や「機動警察パトレイバー」などなど。

結局、これらのプラモデルが好きな理由は簡単

「そのアニメが好きだから」

これに尽きます。

つまり、ガンプラ以外のプラモデルに興味がない人は、ガンダム以外のアニメを観たことがない、興味がない、ということではないでしょうか?

逆に「ガンプラ」は何故そこまで魅力があるのか?

まずそこを考えてみると面白くなりそうです。


ガンダムシリーズが長寿シリーズである

1つめはこれ。

数あるロボットアニメの中で、これ程までに人気のアニメは無いのでは?と思うぐらい人気の作品が「機動戦士ガンダム」シリーズです。

他のロボットアニメと違い、40代~50代、30代、~20代とそれぞれの世代でそれぞれのガンダム作品が放送されてきました。

40代~50代は「機動戦士ガンダム」を始めとする「宇宙世紀」シリーズ。
30代は「機動戦士ガンダムSEED」などの「平成ガンダム」シリーズ。
~20代は「ビルドファイターズ」などの「ビルド」シリーズ。

それぞれの世代でそれぞれのガンダム作品に興味を持ち、当然どの世代も「ガンプラ」に興味を持ち、そのガンプラをきっかけに他の作品にも興味を持ち、別の作品を観るきっかけとなる。

これが出来るのは長い歴史をもつ「ガンダム」作品であるからこそです。

つまりガンプラというのは、興味を持つトリガーである「ガンダム作品」がどの世代でも放送されているという事が大きいわけです。

こればかりは他のロボットアニメで同じ効果を出すことは難しく、敢えて挙げるなら「エヴァンゲリオン」ぐらいが平成~令和を跨いでいる作品ではないでしょうか?


ガンプラの種類が豊富過ぎる

2つめはコレ。

ガンプラには1/144や1/00、1/60など、たくさんの種類が発売されています。

中には自分が好きな機体が出ていることだって当然あり、それを作ることがモデラーとしての「喜び」に繋がります。

他のロボットアニメのプラモデルはどうでしょう?

どの作品もほとんどが1度きりのキット化で、しかも1作品につきリリースされている機体も限られています。

この部分で例外を出すなら「マクロス」シリーズや「ボトムズ」シリーズが言えますね。

やはりバンダイの凄さと言うか、ガンプラの人気の理由が分かります。


ではガンプラ以外のロボットプラモデルの魅力って?

これらを踏まえて、ガンプラ以外のロボットプラモデルの魅力とはなんでしょうか?

1つ目は「アニメのロボットが手元にある喜び」です。

誰もが「あのロボットが手元にプラモデルとして手に入る」という喜びがプラモデルの魅力です。それはガンプラも同じでしょう。


2つ目は「造形の違い」です。

ガンダム以外のロボットアニメはそれぞれの作品で機体に特徴があります。

エヴァンゲリオンならスタイリッシュな見た目、ダンバインなら昆虫のような見た目、ボトムズならむせる・・・ような雰囲気。

様々な特徴を立体で楽しめるのはプラモデルの魅力と言えます。

結局、ガンプラも他のロボットプラモデルも魅力は大きく変わらず、その好き嫌いは作品が好きか嫌いかで分かれるのかも知れませんね。


スケールモデルの魅力とは何だろう?

続いて、戦車や飛行機、車などのいわゆる「スケールモデル」と呼ばれるジャンルの魅力は何なのでしょう?

実は僕もここはまだ模索中なので、正しい解答は分かりません。

でも、スケールモデルは「リアルに存在する」もののプラモデルです。

先述した「アニメ作品が好き」ということと同じ理由で「戦車が好き」「バイクが好き」ということであれば、それはロボットプラモデル好きと同じ理由になります。
実際、僕もバイクが好き(過去にSR400乗ってました)ですし、いろんなバイクを飾ってみたいという気持ちは若干あります。

他にも「イメージを落とし込みやすい」というものがありそうです。

例えばウェザリングなどの汚し技術も、ガンプラなどはあくまで「架空の兵器」ですが、戦車や飛行機はその用途、環境、状況などを理解した上でプラモデルに落とし込むことが可能です。

そういった再現を好む方はスケールモデルの扉を開けやすいのかも知れませんね。


まとめるとプラモデルっていいよねって話

まぁ結局結論としてはここに至るわけですが(笑)

プラモデルのジャンルはたくさんありますが、ほとんどのモデラーの方が「未開のジャンル」というものを持っているはずです。

よく聞く話ですが、ガンプラモデラーがガンプラを離れてスケールモデルに移り、しばらくしてガンプラに戻るとめちゃくちゃ上手く作れるようになるというように、他のジャンルには他のジャンルの技術、特徴、見せ方などがあります。

ガンプラしか認めない!という方もいれば、ガンプラだけなんて損してる!と思う方もいると思います。

でも、みんなプラモデルに魅了された者同士なので、互いの作品や好きなジャンルを理解しようとすることはすごく良い事だと思います。

なのでSNSなどでケンカしないようにプラモデルを楽しみましょうね!(笑)


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